国宝のレビュー・感想・評価
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素晴らしい映画を観ました
もう何と言って良いのか・・
吉沢亮が魂を込めて舞っている姿に涙があふれたしとにかく全部に見入ってしまった。
配役も良かった。
渡辺謙がしっかり固めているし寺島しのぶも流石でしたが私は三浦貴大が良かったです。
出番こそそんなに多くはないけれど重要なシーンに出てきて自然な感じが好きでした。
横浜流星はアカデミー賞とってるし主役級なのにこれは吉沢亮。
これもまたいい。流星君好きですね笑
話の展開も早すぎてえ?え?とはなったし突っ込むところも多いけど逆にそれが良かった。
と良いことだらけの映画です。
歌舞伎も全然わからないけど引き込まれましたし歌舞伎に興味出てくる人も多いと思います。
歌舞伎を観てみたくなった!!
原作未読ですが、めちゃくちゃ良かったです!
とにかく画がずっと美しかったです。
そして、俳優さん達が全員良すぎでした。
前半の高畑充希の切ないキクちゃん想いのシーンとか、
子供時代のキクちゃん達の稽古シーンの汗ばむ身体とか、死に際の渡辺謙とか、最高でした。
歌舞伎とか全く知らないですが、とにかく世襲の世界らしい。よくわからん庶民の僕からしたら、安易に否定してしまいそうになる。生まれよりも実力でのし上がるのがカッコいいっしょ!みたいな。映画内ではちょいそうゆう要素で引っ張ってるとこがあるけど、そうゆうことでもないかなと。
国宝観たら、演技というのは身体を全部使っての表現で、それは顔の造形も含めてのことで、やはり醜男にはあの美しさは出せないという身も蓋もなさがあって。それを守るための世襲なら、遺伝すら芸の道具にするという、世襲ってワードから印象されるダサみとは反対の芸への純粋さがあるのかもと思いました。
とにかく、物語も最高でした。
男の嫉妬も、芸への純粋さも、全部感動でした。横浜流星の曽根崎心中のとこの足出したとこ泣きまくりました。
ちょい物足りなかったのは、みんな結局いいやつ過ぎる。あんなけ嫉妬とか煽られて、好きな女はいなくなり、もっとドロドロエグくなるだろうに、そのドロドロ部分は、8年とか2年とか時間が吹っ飛んでしまうので、割と綺麗なとこしかこっちは観てない気がする。
僕の性格がクソだからでしょうか。
どーでもいいんですが、神社でやった悪魔との取引、、あの時代にあの神社で願うときに、「悪魔」って単語だすかな?ってちょっと気になった。
どーでもいい②
今日、べらぼうで横浜流星が、「お初の徳兵衛です!」って言ってて、さっき映画でやってたやつやん!って嬉しくなりました。
光る君へとべらぼうに出てる人ばっかり出てて、結局NHK大河最強だなって思いました。
横浜流星大好きですが、おしろい塗ったときの顔は吉沢亮の方が綺麗だと思いました。
とにかく、美しい物が好きな全ての人にオススメです。
見応えあり!題材、キャスティング、映像美に大満足!
学生時分に 養成所出身の役者さんに魅せられて 歌舞伎ファンになった自分にとっては、色々と思うところがあるテーマだった。
才能、意欲、努力、美貌、従順さ、人気よりも「血筋」や「格」がモノ言う梨園の世界。
かと言って「家柄」が素晴らしいだけでは務まらないのが歌舞伎役者である。
とは言っても、やはり地位や環境に恵まれた「名家」が名優を育んでいると感じるし、使命を全うしようと命を削る「世継ぎ」が生まれてきてくれたからこそ守られている伝統文化だと、最近はひしひしと感じるようになった。
役者が紆余曲折、試行錯誤している間に、観客だって年を重ねる。考えや感じ方も変わる。
深く刻まれた皺に入り込んだ白粉の老大家に感じる美しさと色気。凄み。散り際の美学が 少しでも理解できるこの年代になって、この映画が観れたことは幸いだった。
進む方向は同じでも立場や力量の違う役者2人の苦悩や思惑をドラマティックに描き、明確な「序列」によってバランスを保つ特殊な業界事情についてや 役者の生き様を約3時間にまとめ上げたのは見事だと思った。原作を読んで もっと理解を深めたいし、歌舞伎にもっと足を運びたくなった。
感動しました
壮絶で美しい…
半次郎の代役で震えるキクオの『お前の血が欲しい…守ってくれる血が欲しい…』
『逃げるんちゃうで』キクオの熱演を見ることができなくなるシュン坊
悪魔と取引きしてでもガムシャラに歌舞伎を突き詰めていくキクオ改め3代目花井半次郎
最後の娘の『悪魔に感謝だね…』の皮肉混じりの言葉が沁みてくる。
少年期から壮年期を3時間かけて描いているので、なかなか語り尽くせないけど、とにかく吉沢亮と横浜流星は凄かった。
最後の吉沢亮の舞いは本当に美しかった…。
長さを感じない
俳優、美術、音楽…全てが完璧にはまっていた。
今村以来、いや黒澤以来?
映画という芸術
3時間という長めの映画だったが、美しい男たちが演じる麗しい歌舞伎で、この作品自体が一つの芸術として完成されていた。
歌舞伎はさっぱり何言っているか分からないので、字幕版で観て大正解だった。作品を100%で楽しめた。
結構アップのシーンが多いので、主演の吉沢亮と横浜流星がいかに整ったお顔立ちかを再確認して、この映画の芸術点を高めていると感じた。
ストーリーとしては、血筋の横浜流星、芸の吉沢亮。相棒からライバル、恋敵、そして盟友、親友、最大の理解者へ。女関係もあるけど、この作品は2人の絆が主軸。
淡々と物語は進んでいくので、人の人生を俯瞰して見ている気持ちになる。映画を観る人それぞれで感じ方は異なる気はする。美術館で、絵画を観るような感覚。
少し残念だと感じた点は2点。
一つ目は、吉沢亮の目が若過ぎて、最後年齢がわからなくなる。娘役と同世代にしか見えない。(役者を変えずに演じているから仕方ないことなんだけど)
二つ目は高畑充希と森七菜が顔の系統似ていて、一瞬どっちがどっちだ!?となるので、もう少し違う系統の方だと良かったような。これが、敢えて高畑充希と似た俳優を使っている(吉沢亮が初恋の人に似た人を選んだ)のであればある意味大正解。
家だとダラダラ観ていろんなところ見逃してしまいそうなので、映画館で真剣に観て良かった。
拍子木の音
血脈の苦しみと天涯孤独の苦しみ。
狭い歌舞伎界の中でふたつの星が才能をぶつけ合って戦い、そして心を寄せ合う。
今をときめく吉沢亮と横浜流星の演技が圧巻。
これだけの女形を演じる為にどれほどの努力を重ねたのだろうか。
これでもかとふたりに苦難が降り注ぎ翻弄される。当方としては横浜流星の宿命がより辛く感じた。
見どころは娘道明寺などの舞台本番シーン。
舞台上で通い合う目線、衣ずれの音、舞台上から見た客席。幕前の表情や本番前の通路を早足で歩くシーンなど舞台裏を覗いている気分も味わえる。
映画としてはやや長尺か。
冒頭の抗争シーンは迫力満点で、古き日本映画を思い起こさせられた。
ふたりが大人になってからは表情のアップのシーンが多く、少し表現の繊細さが欲しいかと思った。
観劇はその場の臨場感や役者の迫力を間近に感じそれは良いものだが、日本の歌舞伎はその中でも独特の光を放つ。見ている間は歌舞伎の格調高い日本文化をとても誇らしく思った。
最近観た映画の中でダントツ1位‼️
キラキラ
最近、ジークアクスにハマってるせいか、キラキラを求め身勝手な行動をする喜久雄がマチュに見えて仕方なかった
真面目にレビューすると、この映画は歌舞伎をあまり知らない人のほうが楽しめるのではないかなと思った。
曽根崎心中はストーリーにかなり関係するので、あらすじを調べてから観に行った方がいいが、歌舞伎に馴染みがあるとそのフィルターを通して見てしまうので、そんな甘くない、歌舞伎はこんなんじゃないと本当の歌舞伎と照らし合わせて粗を探すような見方になってしまうと思う。
歌舞伎を知っている人からすれば色々ツッコみたい部分(舞台上で頷き合うところとか)はあるだろうが、これは"歌舞伎"ではなく"映画"なので、そこは差し引いてみてほしいと思う。
そして、凄いと思ったのが吉沢亮の演技力。
ずっと喜久雄の影がありながらもギラついてる少し嫌な雰囲気が凄くこの映画を引っ張っていた気がした。
あと凄くきれいなところが喜久雄が客に殴られたあと屋上で鬱々としてるシーンで、喜久雄の背中と持ってるウイスキーの瓶が背後の街明かりで照らされて、光の輪郭を帯びていて、それがとても綺麗で好きなシーンだった。
あと観てる最中「JOIKA 美と狂気のバレリーナ」という「国宝」と同じく、実力はあるが、血のせいで認められず苦悩するバレリーナの映画を思い出した。
全体的に見応えのある映画だったが3時間は流石に余程の映画でないと長い
血と業と
話題になっていたので観てきました。
前知識は歌舞伎の世界の話である事と吉沢亮と横浜流星…以上。
出会ってしまった宿命と、己の業から逃れられずに生きる人間の物語でした。
誰もが他人の人生の責任も肩代わりも出来ないのに、出来る覚悟もないのに、見つけてしまったら手を伸ばさずには居られなかったのでしょうか。
それが「本物の才能と出会う」って事なのか。
己の血を分けた子供(愛弟子)よりも、見つけてしまった原石の方が能力が勝っている…そんな物語は腐るほどありますが、師にとっても、子にとっても、原石にとっても…不幸(波乱)の始まりが予見出来るのに…見つけてしまったら見つける前にはもう戻れないのですね。
見つけられてしまった子供もまた、己の運命を見つけてしまった。逃げる事は出来ない。
果たして其れが幸福な事なのか、不幸な事なのか。
そんなのは自分が死ぬその時まで(若しくは死しても)答えが出るものではないのかもしれません。
それにしても、健康には気を付けましょう。。。
傑作までは行かない
演技が素晴らしい
とにかくスゴイものを見た高揚感
見終わった後、何かこの凄まじかった映画をどう言葉で伝えたら良いのか見つからず
スゴかったとそれ以上は自分の中の言葉では答えられないものがありました
只々称賛したい
二人の主演俳優がホントにこの物語の人物のように苦悩しながら生きているようで
ホントにいたんだと思わせてくれる説得力があり、さらに曽根崎心中で特に感じたのだけど流星くんが、俊介が、お初が
三位一体となってホントに命が尽きてしまうんじゃないかと思えてしまって
ものすごい手に汗握り、目が離せなかった
ボクは歌舞伎を観たことは無いが
こんなに所作や目線で惹かれるものだとは思ってなかった良い発見がありました
喜久雄の少年期役の黒川想矢さん今後活躍しそうな目を引く演技でしたね
このキャストでないと創れない作品
吉沢亮の圧巻の美(覇王別姫のレスリーチャンを見ているよう)、破滅に向かっていく演技がはまる横浜流星、以外のキャスティングもすべてよかった。
女形ができる俳優を2人揃えるだけでも至難の業だろうに…
横浜流星の繊細な演技、すごく印象に残る。「主演は横浜流星でもよかったのでは?」と思ったりもしたが、女形でスクリーンにでてくる吉沢亮を観ると圧巻。
喜久雄役、俊介役ともに同じくらいの器量・演技力がないと作中のライバル関係も成り立たない。
喜久雄が吉沢亮、俊介が横浜流星で適役だと感じた。
そしてラストシーンの後の主題歌が、作品の余韻に浸れる。
作中のストーリーと主題歌がマッチすると、またひとつ作品が大きき見えます。
一人の歌舞伎俳優が国宝になるまでの人生を描く物語を、3時間に納めるために仕方ないけれど、
「8年後」「◯◯◯◯年」など年数表記され、登場人物が知らぬ間にあれよあれよと歳をとり、どんどんストーリーが展開されていくのは、若干、物語の重厚感が薄れた。
原作未読だけれど、原作もそうなのか?
「話題だから」という理由だけで観る人には合う合わないはハッキリ分かれそうだけれど、
間違いなく吉沢亮の(個人的には横浜流星も)、代表作。
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