「エクスタシーを見るための超絶しんどい映画」国宝 上田さんの映画レビュー(感想・評価)
エクスタシーを見るための超絶しんどい映画
吉沢亮って凄い役者だったんだな。あんな風に今にも死んでしまいそうな悲しい舞、今にも人生を投げ出してしまいそうな絶望的な笑い方が出来る役者さんだったんだ。希望と絶望の連続で疲れ果て、孤独でも辛くてもまた同じ場所に戻り、求めるものを探し続ける姿を見ているのは本当にしんどかった。やめられないんだよ、わかる、辛い世界なのに戻るチャンスがあったら戻るの、麻薬と同じ。パフォーマー、芸術家、表現者みんなそう。続けていくのは本当に辛いのに、舞台の上に立って100%以上のパフォーマンスが出来た時のエクスタシーを知っているから。これはそのエクスタシーを見るための映画。吉沢亮と横浜流星によって何度も畳みかけてくるそれに心の底から拍手を送りたい。実際一度、映画の中の観客と一緒になって拍手をしそうになってしまった。
平日のレイトショーで若い観客が多かった気がするけど、エンドロールが始まっても一人も立つ人はおらず、終わってもすぐに立ち上がる人は少なかった。そのくらい会場中がエネルギーを消費しながら世界観にしっかりと浸ることが出来たんだと思った。エンドに流れてきた曲が喜久雄の叫びのように聞こえた。
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