「醜くも美しい」国宝 redgrampusさんの映画レビュー(感想・評価)
醜くも美しい
映画『国宝』
圧巻の3時間。目が離せませんでした。
「歌舞伎」という特異で閉じた伝統芸能の世界に、人々の運命が呑み込まれていく。凄惨な人間ドラマ。
血を継ぐ者と、才能に恵まれた者の若き魂がぶつかり合い、
やがて人生そのものが「美」に捧げられていく。
誰もが抗えず、流され、当事者にしか見えない「美」が確かに存在する。
伝承される芸の厳しさと、そこに魅せられた人々の儚さが交錯する、
まさに“醜くも美しい”人間の業を描き出した、魂を揺さぶる傑作でした。
歌舞伎を知っている人は私より100倍楽しいのだろうな。という感じの演目が意味深でした。
劇場での鑑賞をおすすめします。
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