盤上の向日葵のレビュー・感想・評価
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若手とベテランという新旧の組み合わせに引き付けられる
若手とベテランという新旧の組み合わせによる名作、秀作はこれまでにも数多く作られてきました。三船敏郎と志村喬(「野良犬」など)、ポール・ニューマンとトム・クルーズ(「ハスラー2」)、モーガン・フリーマンとブラッド・ピット(「セブン」)、レオナルド・ディカプリオとロバート・デ・ニーロ(「ボーイス・ライフ」)、松坂桃李と役所広司(「孤狼の血」)など枚挙に暇がありませんが、世代や境遇の違う二人(師弟)のぶつかり合いや刺激し合う関係性が物語を引っ張っていく展開は、観客を引き付ける大きな映画的要因のひとつです。
「盤上の向日葵」は、「孤狼の血」などの作家・柚月裕子さんの同名小説を、坂口健太郎さんと渡辺謙さんという初顔合わせで映画化した心を震わせられるヒューマンミステリーです。昭和から平成へと続く激動の時代を背景にして、過酷な人生を生きる天才棋士・上条桂介の光と闇をドラマチックに描いていきますが、ある事件を発端に、被害者や容疑者の過去や謎、血筋をめぐる業が次第に明らかになっていく物語展開は、名作「砂の器」(1974)を彷彿とさせ、現代版的な側面も持っていると言えるでしょう。
上条が自らの宿命のようなものを背負い、“生き切ろう”“生き直そう”とする姿が観る者の心に強いメッセージを突き付けます。
将棋侍ケン・ワタナビ〜〜〜な映画だった!
原作未読、将棋知識なし、前情報なし、坂口健太郎目当てで観に行ったら思ったよりヘビーで鑑賞後引きずる内容の映画でした。渡辺謙出るのは知ってたけど他出演者も豪華で実力派多くて圧巻の演技でした!特に渡辺謙!!国宝でもさすがだと思ったけどこの映画でも俳優魂見せつけられた。日本を代表する世界に誇るケン・ワタナビ〜🇯🇵最後は将棋侍だったね⚔️私の中の助演男優賞は小日向文世さん。全然小日向じゃなくて大日向で優しい温かい人柄の役が本当にピッタリでした。泣けた。坂口健太郎も良い俳優に成長したな〜。タラレバ娘のkey君役してたの懐かしい。将棋好きな方が見たら色々な見方が出来てもっと楽しいのかも?将棋は頭が良くないと出来ない事がわかった!
不運にもほどがある
盤上の向日葵
家で1日配信見るのもいいが、ほとんど見てしまい
映画情報見ると、今は次々 いい作品が作られていてびっくり‼️ 見る決定のポイントは、主演俳優と
原作者。盤上の向日葵は、柚月裕子さん原作、坂口健太郎君主演➕サザンの主題歌 が決定打!見るまでは落ち着かなかった。
坂口がとても良かった。なぜかこの人は
見ていても暗くならない。サザンの曲も心に残り
柚月裕子さんには、ますます興味をもった。
女性の方が骨太の作品を作るとゆうが、確かに!
観客が少なかったのは、なぜだろう?
配給会社が松竹、、、
古き日本から、アップデートしていない感は
拭えない。
爆弾は、とくに若い男性に支持されてる気がする。
本物の演技者である佐藤二郎さん効果かな。
映画を支えるのは、男性監督と男性ファンかも
しれない。
将棋も藤井くんの時代ですものね。敢えて ぶつけてきた感はあります。
でも、最後 私も主人公に生き切って欲しいと
心から願った。
いまいち感動しきれず…
原作未読、ドラマ版見ずに今回映画版で初めて鑑賞。
予告の段階で面白そう思っていたが、なかなかスケジュールが合わなくて漸く見れました。
レビューでも多く言われている「砂の器」風のストーリー。
身元不明の白骨遺体が見つかり、白骨遺体には世界で7組?しかない駒が一緒に見つかり……、というところから1人の容疑者が浮上。その容疑者の過去を紐解いていく…
という話だったけど、遺留品から直ぐに容疑者が浮上、トントン拍子に進んでいく捜査、明かさていく過去。他の容疑者も出ずに進んでいく展開にミステリーとは??となってしまった。
また、将棋について知識0だったので将棋のシーンは面白さが分からず…あとよく出る鬼殺しという指し方も分からず…せめてそこだけでも分かるようにしてくれたら良いのになって思いました。
真剣勝負シーンも、主人公にどう影響させたのかそういうのも入れても良かったかな。
主人公上條と東明の師弟関係も、うーん……こういまいちな感じで、実の父親が東名でもないし、殺しを依頼するのもな。プロになれ、っていうのにバレたらご法度の犯罪を依頼するなんて…
原作は良さそうなので、原作読んでみたいと思います。
俳優陣の演技は良かったです!
「原作のよさ」と「俳優のよさ」は伝わるが...
「孤狼の血」が大好きだという知人が面白かったと薦めてくれて観ました。
主演二人はもちろんのこと、とにかく音尾さんが素晴らしかったです。
音尾さんということを忘れてしまうくらいに上条でした。
ただ、「映像」「映画」としての完成度については疑問符です。
好みの問題ですが、とにかくBGMのコレジャナイ感に没入できず、心も冷めていきました。
タイミング?音量?BGMの多さ?への違和感がすごかったです。
冒頭、新人王のトーナメント戦の演出がアニメ的な分かりやすさの演出で、日テレドラマ感を感じた後、昭和の骨太な物語が始まり、ちぐはぐな印象。
佐々木蔵之介さんの昭和の刑事な演技もとてもいいのに、画面が明るく、画角や動きが単調で編集で演技の迫力が薄まっているように感じました。
物語自体には、もっとポテンシャルがあって、もっといい作品になったのでは?と残念な想いです。
俳優さんの演技自体と、それぞれのキャラクター、ストーリーはとてもいいと感じました。
ミステリーとしては途中で流れが分かってしまい、人間を描くにしては映像で薄味に仕上がっていて、NHKのドラマ版ではどう仕上がっているのか、比べてみたいと思いました。
孤独で、救いようのない物語
親は選べない
駒を打つ音
主役渡辺謙
原作が好きだったので、本作を観るか観ないか悩みました。
観なければよかったと思ってます。
原作未読なら、それはそれで映画として楽しめると思います。
基本…原作と映画は別物だと思っていますので、原作厨にはどちらかというと賛同できないのですが(汗)
原作の上条と東明の将棋の場面の鬼気迫る感じが全く感じられず。
上条の生い立ちの不幸物語が長く…そこは小日向さんとのところで回収させたらよかったのに。
むしろ、上条と東明の最後のシーンをメインに据えていたらと残念でならない。そこを丁寧に描けたら、主演渡辺謙にはならなかったのではないかと思う。
笹井蔵之介はうるさい…こんなに下手な役者じゃないと思うんだけど、使い方が下手?
いろいろ思うところありました。
でも、原作未読なら楽しめますよ。
賭け将棋シーンも見物
"3人の父親"
昭和の香り
うーん、重い映画だけど深くない
見応えありました
サザンの主題歌が、染みた 色んな意味で置き換えられる
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