正体のレビュー・感想・評価
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女子なら安堵するエンディング ちょっとまとまり過ぎたかなぁ〜
タイミング的にNetflix版と比較してしまうが…
公開前にNetflixで同じ原作の作品が配信されていた。
時間の都合もあるが、それと比べると出会う人数が少なかった。
しかし、その分Netflix版よりも人物の心情に寄り添った描写が多く、Netflix版で不完全燃焼だった部分が解消された気分。
最初の数分の衝撃で、一気に引き込まれてしまった…
藤井流星さんがとにかく素晴らしかったです!
若手俳優さんによくある、「イケメンキラキラ青春/憧れ枠」という印象しか持っていなかったが、ひっくり返った。
あと、森本慎太郎さん。
芸歴は長くとも、比較的若めのアイドルさん。
あの事務所にこんな演技をされる、体を張られる方がいらっしゃるとは…
アイドルという色眼鏡抜きにしても素晴らしかったです。
個人的には横顔を1shotで捉える時の上手下手にすごく泣かされました。
横浜流星が冴えてる
警察がもうちょっとマトモに描かれていれば
黒澤明監督映画…的な…
黒澤明映画の「天国と地獄」の様なヒューマンドラマ。
ただし「天国と地獄」は、犯罪の実行犯として確定で、最初から「冤罪」は
無いということが、この作品とは違う。
決して娯楽映画では終わらない、見終わった後に心に「ズンッ!!」と
重いモノを残して終わる。
つまり、TVドラマの2時間ミステリーの様な、真犯人が逮捕されたから
めでたしめでたし…では終わらないこと。
しかし、大衆はTVドラマで高視聴率を取る、イケメンや美女の俳優を求め
分かりやすい、ハッピーエンドを要求する…
地上波TVドラマの様な、無料で見て楽しむだけでなく、こういった
「重厚なヒューマンドラマ」を、劇場で金を払って、たまには
御観覧ください…
最後はネタバレになるので詳しくは書けませんが、真実のラストは
御自身で確認してください。
勿体ない綻び
面白かった、いい作品だった、、、、、、
もう一歩そのさきまで、つまり今年のベストワンとかDVD絶対に買うとか、そこまではちょっと印象不足だったかもしれません。
でも良かった。「正しいことは正しい」このあたりの横浜流星さんのセリフはグッときました。徹夜明けで観ていたんですが、時間を忘れてました。終わって映画館を出て、今は昼か?と思い出したところです。
横浜さんは「流浪の月」あたりからタダモノではないと思ってましたが、凄い迫力です。スイート若僧とは違いますね。
吉岡里帆さんも、ゴンギツネとかあざといとか、バストが揺れるとか、もうそんな存在ではないです。演技も立派、顔も映画女優でした。
森本さんと山田杏奈さん(わたしがビッグファンの山田愛奈さんと一文字違い。誰だよこいつ?とこれまで思ってました)をちゃんと観たのは初めてでした。ふたりとも良かったです。大好きな山中崇さんは迫力あるし、西田尚美さんも実はファンです。宇野祥平さんも何気に活躍してるし、山田さんは「凶悪」みたいでした。
監督の作品は実は「新聞記者」くらいしか観たことないなぁでしたが、手堅いというか、上手い演出だなと感動しました。
最初の逃げるところ、横浜さん強すぎ、ポリ公弱すぎ。あと、最後はあの笑顔までは演出しないでも良かったんじゃないかと。日本映画の悪いところで、わかりやすく説明する、がありますが、もう少し余韻で終わらせてもいいかなと考えてます。
満足です。
逃げてばっかりでしたけどね
良かった
藤井道人監督の『正体』が問いかけるものとその曖昧さ
映画「正体」では、藤井道人監督の描く警察の姿は、意図的に捜査を行わず、横浜流星演じる青年を犯人に仕立て上げるなど、正義が全く存在しないかのように描かれています。ラストで青年が無罪であることが明らかになるものの、それまでの捜査の意図や展開に疑問が残り、「この物語は何を伝えたかったのか」という思いが拭えません。横浜流星の熱演は印象的でしたが、その力強さがかえってリアリティを損ねたようにも感じられます。
また、藤井監督の作品には一貫して権力批判や社会問題への言及が見られますが、「新聞記者」では韓国人女優を日本人記者役に起用するなど、意図が不明瞭な要素も目立ちます。そのため、社会を憂いているようで、実際には自己満足的な主張に終始している印象を受けます。藤井監督の真意や「正体」とは何なのか――それは、観客の視点をどこへ導きたいのかが曖昧である以上、未だ掴みきれないままです。
出演者全てに賞賛を贈りたい
ハッピーエンドでめでたしめでたし
恵まれない生い立ちの幸薄い男が主人公の映画は感情移入しやすく、ハッピーエンドの結末と相俟ってそれなりに楽しむことはできた。しかし…。これほどひどい冤罪起こり得るのか。映画の中でも取り上げられていたが動機はないし主人公鏑木に非行歴もない(どころか至って善良でおまけに文武両道の高校生)。動機なき犯罪、普段善良な人間の突然の凶行なんて話もあるかもしれないが、精神鑑定やら何やら捜査は慎重に進められる筈。日本の警察酷すぎません?見る側の怒りを増幅させるために警察を理不尽なくらいに愚鈍に、そして主人公を"完全に善良でおまけに優秀でイケメン"な若者にしたのだろうが(日本映画にありがちな設定)その分薄っぺらぺらになってしまった。原作者が国家権力と冤罪に関して語っていると知って、申し訳ないが不快になってしまった。ただのエンターテイメントだというのならば、まだ許せるが、そういう思いがあるならもう少し真面目にストーリーを練って欲しかった。死刑があんなにすぐに確定するわけがない。あり得ない。すべてがあまりに子供騙しじゃないか。(この高評価の方が気になってしまう。ホントか?)
「信じられる人(信じてくれる)を見つけたかった」という幸薄い生い立ちの鏑木の口から最後に明かされる逃亡理由にはとりあえず心打たれたが(?)。
若年層向けの映画に間違って足を運んだって感じかな。
俳優陣の演技は良かったが…残るモヤっと感
公開前に映画賞をとった!というので、かなり期待して見に行った。
結論としては、ストーリーは突っ込みどころあり。だが俳優陣の演技は良かったという感じ。
『信じる』を言葉以外でもっとストーリーでみせて欲しかった。ついつい、イケメンだから信じた風に見えてしまう…。
横浜流星は、必死な芝居に好感が持てた。垣間見える穏やかな表情が、主人公の人柄を表していた。ジャンプ(森本慎太郎)が自分的には良かった。人は犯人と気づいたら、あの空気になると想像できた。女性陣も演技は良かったが、『信じる』のが早いというか疑いや恐怖がない点が気になった…。山田孝之は、もっと前に来るかと思ったがおさえた演技がリアルで良かった。
場面転換があるので中だるみ感はないが、ちょっとモヤッと、でもまあ総合的には面白かったという感想。映画賞取ったことで、自分の中のハードルが上がってしまっていたのかもしれない。
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