正体のレビュー・感想・評価
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120%楽しめます。泣けます。役者さんが皆さん素晴らしいです。
死刑囚が脱走して、変装しながら、逃げ回り、自ら無実を証明しようとする。出会った人たちが、彼の人柄に触れて、彼を信じて協力するっていうのは、現実には、まずありえないと思います。あるとすれば、後から別件で捕まった犯人が、その事件も自分の犯行と自供して、警察の誤認逮捕が明るみになるケースでしょうか??? ですが、そんなことに関係なく、映画として、作品として、120%楽しめます。そして、最後は、思いっきり泣けます。とてもいい映画と思います。 横浜流星さんが、とにかく素晴らしい。これは、彼じゃないと出来ない役と思います。 脇を固める吉岡里帆さんもかっこいい。山田孝之さんも渋い。ほかの皆さんも良いです。皆さん、渾身の演技で、映画の世界に引き込まれてしまいます。満足度はかなり高いです。
作り込みが甘い
映像クオリティは及第点だと思うけど 細部の作り込みが甘くてそこが気になった 真犯人の証拠が無いって言ってたけど 回想シーン的に足跡や指紋が確実に残るし日本の警察はそこまで無能じゃない 警察上層部が事件解決を急いだ理由も弱い どうせなら真犯人が権力者だとかの方がまだ説得力があった 逃亡先の人間関係の描き方も足りない 特に最後の人達とはそれほどの人間関係を結んでるようには見えなかった 逃亡中の描き方も数ヶ月が一気に飛ぶから その間どうやって暮らせてたのか不明 最初の大阪の人の問題は何も解決してないし 二つ目の痴漢冤罪事件の末路も教えてくれない 総じて作り込みが甘く ご都合展開が多すぎる 二階から飛び降りて道路を逃げて橋から飛び降りるまでをワンカットで撮影してたのは「邦画にしてはやるやん」と思った 正直二時間の映画にするより6話くらいのドラマでやった方がよかったと思う
その名はリチャード・キンブル
藤原道人監督のリズム感あるキレの良い演出と編集。主人公の横浜流星のがんばりが光る秀作となっている。僕ら世代にとっては、アメリカの連続テレビドラマ『逃亡者』を連想してしまう。
観客は目撃する The audience witnesses
原作は未読。 最近、悪役を演じたイメージがなかったので 松重豊さんの上役警官のクズっぷりに 少し驚く。 「踊る~シリーズ」も真っ青の 無能+クズさで、 間違った手を抜いた捜査により、 主人公は人生を捻じ曲げられる。 社会に出る前に、 いわれのない罪で、社会から断絶され、 何もなければ、少しずつ、 色んな経験を積んで行けたのに、 それらをすべて奪われた様を 観客は目撃する。 ドキュメンタリーを思わせるリアルさで、 観客として同時に体験するのだ。 その生い立ちも含めて、 彼は、追われる立場で、 体験を積み重ね、その中で、 その経験を共にした人たちと、 観客と思い出を共有する。 そこには、彼の本当の正体がある。 追う刑事役の山田孝之さんの 組織と事実の板挟みに会う様は 遠からず誰でも覚えのある経験かもしれない。 出会う人たちのリアルさ、 その体温が、目撃をしていく中での 観客にとっての救いになる。 そして、 横浜流星さんの凄まじさ。 彼の表現する悲劇は、 演じるを越えて、胸に突き刺さった。 ぜひこの映画を目撃してほしい。 I haven’t read the original work. Recently, Yutaka Matsushige hasn’t been known for playing villains, so I was a bit taken aback by how utterly despicable his portrayal of the senior police officer was. His character’s incompetence and depravity are so severe that they far surpass anything seen in the "Bayside Shakedown" series. Through his negligent and corner-cutting investigation, the protagonist’s life is completely derailed. Before even entering society, the protagonist is falsely accused of a crime, severed from the world, and robbed of the experiences they would have gradually accumulated over time. The audience bears witness to this tragic theft of what should have been a normal life. With a documentary-like realism, the film immerses the audience, making them feel as if they’re experiencing these events alongside the protagonist. Including his backstory, the protagonist—now on the run—continues to accumulate experiences, sharing those moments with the people he meets and, ultimately, with the audience. It’s through these shared experiences that his true self is revealed. Takayuki Yamada, playing the detective chasing the protagonist, portrays a man caught between the demands of his organization and the truths he uncovers. His struggle may resonate with anyone who’s faced similar conflicts in their own life. The realism and emotional warmth of the people the protagonist encounters serve as a form of solace for the audience as they bear witness to these events. And then there’s Ryusei Yokohama. His performance is extraordinary. The tragedy he conveys goes beyond acting, piercing straight into the heart. This is a film that demands to be witnessed.
横浜流星至高の1本
いや~又素晴らしい作品に出会えました。 最初気にも止めなかったんだけど、死刑囚が脱獄したのTVCMを見て興味が湧き、検索したらなかなか良さげだったので、見に行った大正解でした。 最初、主演の横浜流星さんが登場しても、「あれが彼なの?」と正直違和感ばかり。無論役作りの為だとは分かっていたが余りにも雰囲気が違っていたのでもしかしたらとんでもない映画を見ている気がしていて、どんどん作品の世界に引きずり込まれて行き最後まで飽きることなく観賞出来ました。 オープニングから飛ばしていたのがすごく良かった。春に散るやアキラとあきらも良かったが、間違いなく横浜流星さんの代表作になると思います。 山田孝之さんは今回存在感が半端なかったです。他の映画(十一人の賊軍)とは、又違っていてめちゃくちゃ役にはまっていましたね。 吉岡里帆さんも重要な役どころでしたが、非常に良い演技していたと思います。 物語が進むに連れ、恐らく私だけでなく他の方も最後はこうなって欲しいと思いながら見ていた方結構いらっしゃると思います。そしてラストシーンそうなった瞬間涙が自然と出て来ました。 ものすごく気持ちの良い涙でした。 最近余り良い映画がなかったので久しぶりに興奮してます。 藤井監督はハイペースで作品を作っていても秀作を連発してますね 次回作も楽しみに待っています。
横浜流星の魅力が詰まった映画
既に刑が確定して収監中の死刑囚の逃亡が刑事の失態等、おかしなところがいくつか散見されるが、全体的に通してみれば横浜流星の魅力が詰まった非常に良い映画。 ラストの面会のシーンでの横浜流星のセリフが痺れました。おじさんもちょっとウルっと来ちゃいました。 もう1つの別の冤罪の話は結局どうなったんでしょう?
胸にズシリと来るのは冤罪という苦く哀しいテーマのせいだね
鑑賞中は終始一貫、逃亡する主人公への同情😿と不条理さへの怒り💢を感じつつ見事な演出とイイ役者たちの入魂の演技にグイグイと引きこまれて気付けば2時間経過でした 映画館出た人で鼻ズル涙の女性たちも目撃するもスレっからしの私は最後に少しうるっときたが最後まで泣けなかった おかしいな?涙腺弱い年寄りのはずが?無駄なく隙なく遊びなくストーリーがキチキチに構築されすぎてるせいかな? ひとつ言えるとすれば冤罪や様々な訴訟リスクには絶対巻き込まれたくないが、油断すれば起こりうる、それが誰もが例外なく直面しうる現代、日常に忍び寄るリスクに心から震え上がり肝が冷えたせいかな 観る価値大いにある映画だと思うのでネタバレ注意⚠️ということで以上ここまで😹 酒でも飲みたい気分🍶
心震えた!
すごい! 感動しました!! 最初から最後まで完璧に引き込まれ、普段、静かなところではウトウトするのですが、まったくそれがなかったです。 流星くんの変装と、人の繋がりみたいなところが、ぐっと心に響いて、息するのを忘れるくらい、のめり込みました。 信じる気持ちは強かったです。 皆さん、演技が上手くて最高でした。
冤罪という大義名分で金儲け
Chatgptで本を要約させただけの内容(その後に人の改悪がある)。 演技は素晴らしい。女性向けのサービスシーンもこれだけのイケメンなら美しさすらある。 しかし、内容が薄い。薄い上にありえない顛末ばかり。これだけ内容が薄くひどいと「冤罪」という社会的メッセージを利用した金儲けにしか見えない。もちろん、金儲けは良い。しかし、そこに社会的メッセージがあると思わせて内容を作ることを怠けている。つまり、誠実性に欠けた虚満の映画だ。それでも僕はやっていない。は真実に向けた作品だ。エンタメと言われればそれまでだが、それでもゴールデンスランバーのようなドロドロの黒い影があればよいが「プライド」だけで寃罪させる警察組織というのも、脚本を何も考えず作ったようで笑える。 なぜ公開朝から10件の高評価があるのか。 真実を確かめて欲しい。ここはサクラばかりか、真っ当な評価者がいないか。 どちらかだ。
何処にいても丁寧な人
警察のやり方ありそうで怖い 介護職場人手不足とはいえ働ける ありそうで怖い でも良心もいっぱい解放感を感じながら映画館を出た 内容としてはテレビの2時間ドラマでもありそうな感じではありましたがしかししかし横浜流星が魅せる魅せる これ他の役者じゃこんないい映画にならなかったと思う 最後の最後の主人公の笑顔少年のようでした 高校生の時に時が戻り幸せに歩んで欲しいと願いました
120分間の息つく暇なき脱走劇
殺人事件の容疑者として逮捕され死刑判決を受けた男が変装と潜伏を繰り返しながら日本中を巡る指名手配犯の488日間にわたる逃走劇を描きだす。5つの顔をもつ死刑囚の120分間の息つく暇なき脱走劇。まず以前WOWOWドラマの亀梨版240分の鑑賞後に本作品に臨むと、結末が分かったうえでのそれなりの既視感や比較目線でというのは良くも悪くもな部分。全体的に逃亡犯は無実なのか?という練られたミステリーよりもキャスト陣の熱演やフレッシュさの勢いのままに押し倒した余韻をうける。脱獄犯が顔を変えつつ全国各地に潜伏するという妙もコミカライズされながらも緩急があるため前のめりに観れる。まさにパッと観てパッと帰るような観やすさという観点ではバツグン。もちろん日本発クライムスリラーとしての敷居の高さや価値観が内包された題材ではあるため、横浜流星のファンならずとも年末年始白熱できるエンタメ作品には仕上げたとおもえる。
信じる事の大切さ。その覚悟と勇気の結実
こうして冤罪は作られるんだと思った。 人が人を裁くのだから間違うこともあるでしょう。でもこれは間違いでは無く、初めから警察によって決めつけられたのだ。 同時に描かれる痴漢事件を見ても一度受けた有罪判決を覆すのは難しい。でも正しい事を言い続ける事を諦めない。それが真実だから。 ケアセンターで身分を証明する術も無い人が働くなど、都合良くリアリティの無い出来事がいくつか有りますが、そんなことはこの際放おっておきましょう。この作品で描きたい物はそんなことなど関係無いはずです。 その人を知り、その人を信ずる仲間がいる。その数が例えわずかでも、それが真実ならばその声はきっと届くと思いたいのです。 横浜流星くん、それぞれ変わる環境下での表情が良かった。特に拘置所内で関わった人たちとの面会シーンでの穏やかな表情が印象的でした。揺れる内面を上手に表現した演技の刑事役の山田孝之さんは素晴らしい。吉岡里帆さんの信じるをテーマにした演技も見事。そして美しかったです。 人にどう思われようと周りに流されず、正しい事は正しいと思う声が届く社会になればいいと思うのです。 判決後の法廷内に響いた拍手は温かい音がしたに違いありません。 いい映画を見ました
賢い逃亡者
予告編ですっかりハートを盗まれて居たのですが観てみると想像以上の出来栄えでした。 逃走したそれぞれの顔がひとりひとりに共感を与えたのは勿論、不合理な逃走に陥った理由など申し分ない展開… 横浜流星くん、見るたびに演技力を増していたし、物静かな表情で語りかける山田孝之さんの新しい顔が光ってたと思う。そして、たびたび見かける様になった女優の山田杏奈さんも良かったね。今まで気にかけてなかったけど吉岡里帆さんも素敵でした。 追われる立場と追う立場、それぞれの顔が相互に映し出され涙を誘われた場面もありました。
平凡に幸せに暮らしたい
原作やアニメがあったとの事ですが 未読、未視聴です。 レビューが高かったのと 「春に散る」以来 横浜流星さん主演告知を観て 楽しみにしていました 幼少期から施設で育ち 18歳で社会に出るであろう直前に 事件に巻き込まれてしまう。 冤罪を自分の知力のみで 無実を証明しようとする話 逃走中、自分の事だけで 精一杯なはずなのに 周りの人に優しい。 ストーリーが要点のみと思われ 無駄な場面がほとんどなく あっと言う間の120分でした 逃走中に色々な経験… 初めての友達、色々な仕事を経験し 飲酒や居酒屋に行き 知らない食べ物?を食す。 普通に社会に出た時は 当たり前に経験できたはずなのに 山田孝之さん… 演技が素晴らしかった。 終始同じ表情をしているように見えたのに 話が進むにつれ パワハラ上司(松重さん)の指示に 背いて勝手な行動に出ます。 とても存在感がありました。 他にも素敵な役者さんが 出演しています。 是非映画館で観てください
組織の理論の前で個人はどれほど無力なのか
予告編で流れる主題歌が耳から離れないので観に行きました。 イケメン映画かなぁ…と危惧していましたが予想以上に良かったです。 ネタバレになるのであらすじは書けないのですが、なんというか夢物語かもしれないけれど、良い人が良い人過ぎて泣けてきました。 胸くそ悪い(失礼!)この世界でも、一人ひとりの人は心に美しいものを持っていることを、信じたい気持ちになりました。 「Winny」を彷彿させる怖さもありました。 人の人生の時間をこんな理由のために奪ってもよいのか。 良い映画です。 お勧めします。
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