劇場公開日 2024年11月29日

正体のレビュー・感想・評価

全648件中、101~120件目を表示

3.5信じることの勇気

2024年12月29日
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泣ける

怖い

凶悪な殺人事件で死刑囚となった男が脱走。追う警察と、何も知らずに彼と接触した人々との交流を描きながら、彼の本当の目的が明らかになり…といった物語。

これは強いメッセージ性のある作品ですね。

結末というか真実は、まぁこういうことなんでしょうというのは大体読めてしまいますが、逃走中に出会った人々との関りや、まわりの情報に振り回されず、自身が直に触れた上での思いを大切にしなければならないと考えさせられるのが主軸でしょうか。

そして、組織の黒い部分も嫌と言う程…。彼らからすれば大切なのは体裁ということなのでしょうか。実際に現実でもこんなことあるんでしょうから辛いです。

その他にも、映画作品として逃走劇は非常に見応えがあって手に汗握るし、疑心暗鬼になる人々の細かな所作に心臓が鳴ってしまう。でも、結局パパの件や如何にも怪しそうだったアイツとかは結局どうなったの?

さておき、全体を通して深く考えさせられるし、テンポも良く演者の皆さんの素晴らしい演技で最初から最後までとても面白い作品だった。

…でも、でもですよ?

「住む場所が見つかるまで、うちにいても良いよ!」
「…恋人はいるんですか?好きな人とかいるんですか/////」

…こんな展開って、彼がイケメn…いや、何でもないです。

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MAR

3.5佳作 ほどよいエンタメ映画 見ても後悔することはない

2024年12月29日
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興奮

ストーリーはよく言えば王道、悪く言えばベタ
途中で今後の展開がわかってしまうと思うが、そこそこハラハラできる。
個人的には本当の犯人かどうかもうちょっと引き伸ばした方が良かったと思う。最後の最後でギリギリわかる感じで。

あそこまで取り囲んで逃した警察が無能すぎる点やまともな身分証もなしに普通の会社に入り込めるなどツッコミどころは多少あるがそこまで致命的に気になるほどではない

演技は良かった。全く気になるところはなかった

若干支援者との絆を回想するくだりがしつこかった
ヨルシカの主題歌はsuisさんの声が良かった

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リニア

4.0その“正体”。

2024年12月28日
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凶悪な殺人事件の犯人として逮捕され無実を訴えながらも、死刑判決を受けた青年が脱獄した。彼は何故逃げたのか。そしてどこへ向かっているのか。いくつもの顔を使い分け潜伏先を変えながら逃げ続ける鏑木と彼を追う刑事。そして彼と関わった人達のいくつもの証言を軸にしたとても見応えのある人間ドラマでした。

この“正体”にはいくつもの意味がある。今逃げ回っている青年の正体、一家惨殺事件の犯人の正体、そして自分の隣にいる誰かの正体。日本にも指名手配されながらも逃げ続けている凶悪犯が何人もいる。誰もが交番横に貼られたその顔写真を何度も目にしたことがあるはずだ。でも実際その人物が自分のとても近いところで生活していたとしても、その正体に気付くのは至難の技だと思う。誰だって自分の近くにそんな人がいるはずがないと思っている。その人間の心理をうまく突いたストーリーで、ラストも良かった。

出演者はなんで森本慎太郎がキャスティングされているんだろうと正直不思議だったけど、めちゃくちゃ役柄に合っていた。横浜流星は近年難しい役に挑戦している印象でめっちゃ応援してます。

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はるたろう

5.0感動えぐかった!!!!!

2024年12月28日
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るんるん

4.0横浜流星はいい!

2024年12月28日
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泣ける

興奮

幸せ

レ・ミゼラブルを彷彿とさせるような逃走劇。
ジャン・バルジャン横浜流星もジャベール山田孝之も熱演だった。
横浜流星はスポーツ万能な好青年キャラから一歩抜け出した演技力を見せつけてくれました。

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もると

1.5これが日本映画の限界か

2024年12月28日
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寝られる

このテーマを選ぶ際に想起されよう冤罪事件は山ほどあるのに、あまりに稚拙な発想。「信じる」というテーマを築くというのに、リアリティのない各人物設定とエピソードを積み重ね、登場人物の生育歴に対する無知で鈍感で無神経な偏見。メガネを取ったら実は美少女、かのような安易に万能な主人公。山田孝之はなぜこの映画に出たのだろう、、、他にも当代を代表すると言われる人気俳優を集めて、これが日本映画の限界なのかと暗澹たる気持ちになった。俳優たちの熱演が悲しみを増す。

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パンドラ

4.0お話はベタな作りですが、人物像や情景を丁寧に作ってあり非常に良かっ...

2024年12月28日
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泣ける

お話はベタな作りですが、人物像や情景を丁寧に作ってあり非常に良かったです!
丁寧な作り込みは、藤井監督の作品ならでは

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nami

3.5迫真の演技に紡がれた真摯な物語

2024年12月28日
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泣ける

興奮

幸せ

さきほどイオンシネマで観てきました。鏑木慶一役の横浜流星の演技力に心を打たれました。ストーリーはシンプルながら、演出と音楽、俳優陣の演技力で逃亡犯の日常に没入させられた感があります。エンディングのヨルシカ太陽もとても美しかった。
最後まで緊迫感の続く中、日常風景の描き方なども温かく、今年最後に見てよかったと思える映画でした。

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しろいろねことら

4.0評判通り、秀作

2024年12月27日
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興奮

逃亡犯から冤罪をテーマにしたストーリーで、見終わってからストーリーを振り返るといろいろ気になる点はあるものの、集中力が切れる事無く、120分映画に没頭する事が出来ました。構成力が素晴らしい映画だと思います。

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kuwa

4.0さすが、映画賞を受賞するだけあって、構成やテンポ、役者の演技など、...

2024年12月27日
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興奮

知的

幸せ

さすが、映画賞を受賞するだけあって、構成やテンポ、役者の演技など、非の打ち所がない。でも、やっぱり鏑木を演じた横浜流星に尽きる。
自分はやってない。そのことを証明するために脱獄し、キーパーソンへの接触を試みる行動力と信念を、ポーカーフェイスから感情むき出しの場面まで、確かな表現力で見せてくれました。
鏑木に絡む3人も、それぞれの視点で見ているけど、一貫しているのは、彼がそんな事をする人ではないという信頼。

満点でないのは、事の発端である「冤罪」の発生根拠が薄いこと。
あれだけ凄惨に血が飛び散った現場から真犯人がその場を立ち去る際、家の中にも外にもゲソコンは残っていただろうし、鎌を抜いた直後に踏み込んだ警察がいるなら、その前後で真犯人らしき不審人物を見ているはず。
また、当時高校生の鏑木が一家を殺害する動機がない。
作品の中で、スマホやLINEらしきものを使っている点からも、裁判員制度の中で裁かれているはずで、いくら警察が証拠を隠蔽・捏造したとしても、本人が強く否定している点からも有罪にまで持っていくには難しいと思うのでは?

ラストは報われるラストでよかった。判決の演出もよかったです。
ヨルシカの曲も、優しい歌声で癒やされました。

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くまねこ

4.0目頭にクる直球

2024年12月27日
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泣ける

悲しい

幸せ

横浜流星いい演技。
まじ隣でポップコーンボリボリ学生野郎どもと共に(多分)目頭を熱くした。
涙が渇くにはエンドロールが足りなかった。
世の報道の何たるや、段々こういう話がタイムリーになってきつつある。

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ハラマスコイ

4.0感動作

2024年12月27日
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泣ける

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み

4.5逃走劇のその先に灯りはあるか… 崇高なまでに純粋無垢な青年の渾身の戦いを描破した、人間讃歌ファンタジー。

2024年12月26日
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亀梨和也が主演したWOWOWのドラマ版を以前に観た。
原作小説は、逃亡死刑囚 鏑木慶一が転々とする潜伏先ごとの章立てになっていて、それぞれの地で出会う人の視点で描かれている。この構成はどちらかと言うと連続ドラマ向きだ。

WOWOWやNHKが短期の連続ドラマ化した小説が後に映画化された例はいくつもあるが、大抵はディテールを描けている分ドラマ版の方が優勢だった気がする。
はたして、本作はどうか。

小寺和久・藤井道人による脚本は、構成の基本は小説のままでありながら、端折るべきところを端折り、括られるところを括り、独自の設定を織り込んだ、脚色の手本のようだ。
そして、それを具現化する藤井道人の卓越した映画術に私はすっかり魅了された。

まず、アバンタイトルが見事。
事情聴取の様子が断片的に映し出される。刑事と対峙したそれぞれの参考人がどういう人物であるかは説明されないが、彼らがこれから始まる物語に重要な立ち位置で関わることを予告し、対面の刑事が「気づかなかったのか、彼の正体」と詰問してタイトルが表示される。
何とも絶妙な導入だ。

また、スリラーとしての緊迫の演出が、最初に脱獄犯だと気づかれる場面でみられる。
主人公だから無実なのだろうと観客の誰もが思っているところに突きつける、この横浜流星の不気味さ。

藤井道人の代名詞的な一本道を空撮で追う俯瞰図もちゃんと見られる。

そして、最後に判決が下される場面の演出が秀逸だ。
藤井道人の類まれな映画的演出力がここに発揮されている。

本作は社会派ミステリーに分類される作品だと思うが、藤井道人監督は一貫してファンタジーの人だと思う。
リアリズムは求めつつリアリティは追求しないのだ。
例えば、こういう殴られ方をすればこんな傷を負うだろうというリアリズムは求めても、この場面で殴るかというリアリティは深追いせず、こういう物語なのだと言い切ってしまう…そんな基本姿勢だ。(例えが悪いか…)
『新聞記者』(’19)をはじめ、藤井道人監督作品は全てそのスタンスで撮られている。

この映画は、鏑木慶一の人助けの背景で見せる社会の不条理が冤罪の惨さに集約していく原作小説から、「人に信じてもらえないこと、信じてもらえること」というテーマを導き出し、横浜流星演じる鏑木慶一を天使の如き存在に位置づけることで、救いの物語に仕立て直している。

吉岡里帆が演じる安藤沙耶香が「あなたを信じる」と言い、鏑木は信じてもらえる喜びを初めて感じる。
そして「信じること」は伝播する。

野々村和也(森本慎太郎)
酒井舞(山田杏奈)
安藤の上司 後藤鉄平(宇野祥平)
安藤の父 安藤淳二(田中哲司)
被害者遺族の井尾由子(原日出子)
出会う場面は描かれていないが出会ったはずの由子の妹 笹原浩子(西田尚美)、、、

さらに、追跡者の刑事 又貫征吾(山田孝之)

組織の一員として不本意な命令に従う刑事の苦悩を寡黙の中ににじませる山田孝之が、素晴らしい。

犯罪が絡む映画だから悪党キャラクターも登場する。三人の俳優がそれぞれ短い出番ながら物語にスパイスを効かせている。
小悪党の駿河太郎
極悪党の山中崇
巨悪党の重松豊

この映画の脚色は、追跡者である刑事 又貫を描いたことと、追い詰められた鏑木の様子をSNSでライブ配信し、多くの人がそれを見ることの2点が、原作を改変した「救いのある物語」を成り立たせ、追跡者である又貫刑事の心を動かす奇跡に説得力をもたらしている。

逃亡劇を終えて、人々が順に鏑木に面会する。
その中には又貫もいた。彼が鏑木になぜ逃げたのかを訊いた、その鏑木の答えが本作のテーマだ。
鏑木に助けられた人々は新たな未来に向かって歩き始める。
もっとも救われたのは又貫だったのかもしれない。

映画独自のこの結末には、涙を禁じ得ない。
改めて、人間讃歌のファンタジーであると強く感じるエンディングだった。

蛇足…
判決が出ている事件を警察が再捜査すると決めた場合、上訴手続きは検察が行うのだろうか、被告側だろうか。
この映画の場合、上訴手続きの期限は逃亡中に切れてしまっているだろうから、刑は確定してると思われるので、再審請求しかないだろう。
検察が再審請求はできないから、被告人(受刑者)側が申請するしかない。被告人に有利な証拠を警察が証人になって提出するという複雑な関係になる。
それとは別に、脱獄は新たな罪として裁かれるのだろうか…。

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kazz

4.5脚本、キャスト全てドラマの上をいく

2024年12月26日
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横浜流星さん、ただのイケメンかと思ったら
迫真の演技で素の純朴な雰囲気も
刑事から逃げる体当たりな演技も
素晴らしかったし、友達になれたかと思った相手が通報している所に居合わせたシーンでは得体の知れない鳥肌ものの恐怖でした。

ドラマバージョンと比べて脚本もうまく短くしながらも
刑事との対立や、苦悩もきちんと盛り込んで
ラストの判決への説得力が増しました。
吉岡里帆との関係も変に恋愛感情より
人としての信頼が強く感じられて話に重みが加わったように思う

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猫柴

2.0役者の演技は5星ですが。作品の出たタイミングが…

2024年12月26日
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悲しい

単純

難しい

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NEGOTO

5.0正体過去1でした(^^)!

2024年12月26日
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泣ける

悲しい

興奮

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ゆっきー

4.0逃亡者

2024年12月25日
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rakugoya1

2.5主役ありきですね

2024年12月25日
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泣ける

横浜流星がどんどん美しくなるさまを見ていたかんじ。悪い意味でなく。思っていたより良い俳優さんだ。

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kurakorin

3.5客観的な正しさと主観的な正しさ

2024年12月25日
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fuku

4.5警察の捜査がポンコツすぎる

2024年12月25日
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死刑判決を受けるまでには、検察や弁護士が色々な事柄を検証して、その上での判決となるはずだけど、この映画を見ていて、死刑判決に至ったところが、どうしても??で、、、
もっともそこを突き詰めると、この映画自体が成り立たなくなってしまうのだろうけど、、そこは置いておいて、映画自体は、最後まで惹きつけられて観ることができました。
5点にしたい所ですが、死刑判決の??があって、0.5点引きました。

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まさ