正体のレビュー・感想・評価
全727件中、41~60件目を表示
未来を生きる権利
鑑賞前からキャスト監督のプロモーションの熱量を受けて期待値が高めで鑑賞。
ドキドキハラハラするような手に汗握るシーンもありエンタメとして楽しめるし、鏑木の逃走シーンや警察と対峙するシーンのスローモーションの劇伴や映像のかっこよさにも魅了される。
横浜流星さんの隠しきれない美しさと芝居に圧倒された。彼の芝居を存分に堪能できることは間違いなし。
芯が強くてかっこいい里帆さん、とにかく憎めないピュアで良いやつな慎太郎さん、終始可愛らしい山田杏奈さん、それぞれのキャラクターが魅力的。鏑木に出会って影響されて変わって成長していく様を目撃できたことが自分の励みになった。
さやかの「未来を生きる権利がある」という言葉がとても重くずっしりと響く。信じるって決して簡単なことではない。それでも信じることから始まる世界が希望があるのだと鏑木の生き様を通して、この世界を信じたいと願わずにはいられない。
良かった!
冤罪って、本当に怖い。
酷い話だと思います…。
今は実際に逃亡してもあそこまで出来るかどうかはともかく、エンターテインメントとして飽きさせずに面白かったと思います。(それもこれも名優尽くしだからでしょう)
それにしても憎いのは世の流れだからと忖度する輩。
一握りの警察上層部のそんな思惑で冤罪って生まれるんですよね、過去の実例に沢山ありましたよね。
最後の鏑木のセリフに、何度目かのトドメの涙がこぼれました。
あんな言葉をすっきりした表情で言う人が犯人なワケないじゃーーーーーーん!!
ちなみに、横浜流星は特にご贔屓俳優じゃなかったけど、今の大河ドラマが面白くて、別の顔を観たいと思って観に行きました。
『ゴゴスマ』が出てきて、ワクワクしちゃったし♪
深夜に号泣しました
よくまとまっていて、けっこう面白い
ちょっと小じんまりした映画だった。逃亡劇と聞いていたので、もっと壮大な映画を想像した。
でもよくまとまっていて、けっこう面白い。
それにやはり藤井道人は上手い監督だと思う。
アクションシーンの見せ方がうまいし、シナリオもまとめすぎの感じはあるけどよくまとまっている。だからか、はみ出る怖さがない。
ただ、今回は、山田孝之がよかった。最近あまりいいと思ったことがなかった(「11人の賊軍」でも)ので久々にいい。
この山田孝之で刑事モノ映画を撮ってもらいたいぐらい。(「逃亡者」のトミー・リー・ジョンズみたいに)
横浜流星は、繊細さと若さ(よく化たなと思う)はよく出ていたけど魅力的とまではいかない。
なんとなく「復讐するは我にあり」的なものを想像していたので、ちょっと落胆。
でもよく出てきていて面白かった。
「復讐するは我にあり」と比較されては大抵の映画は負けるよね。
横浜流星さんが最高すぎる
映画館で観たかったのですが、NETFLIX視聴でした。
こんなに泣ける映画だと思わなかったぁ。
横浜流星さんの役に憑依されたかのような演技、ラストに涙なくしては観れませんでした。
山田孝之さん、吉岡里帆さん、森本慎太郎さんも名演技。悲しくて、刹那い映画でした。
ドラマと違って展開早い
wowowのドラマ版(亀梨さん主演)を観ていたので
内容、ラストはわかっていたけど
映画は横浜流星さんということで見に行った。
ドラマ版はさすがに時間が長いので
主役が関わった人たちとのストーリーが
丁寧に描かれていたし、
関わった人たちがどうして主役に
手を差し伸べたのか理解できたけど
映画はわりとさらっとだったので
主役の魅力が伝わりにくいかも?と思った。
でも横浜流星さんの演技は好きだし、
薄汚れてやさぐれた感じ、だけど目的を
果たすためには逃げつづける闘志みたいなものが
目から伝わってきた。
正体
違う結末を期待してしまうのは、自分の性格が歪んでいるから?
ちょっと期待が大きすぎた・・・・・かな?(2025年3月24日Netflixにて再見)
色々と考えさせられるところの多い作品ではあったが・・・。最後まで見ると分かるのだが性善説の映画。それはそれでいいのだが、何と言うか結論ありきの帰納型の物語は何処か嘘っぽさが出る。うそっぱさを隠しながら進展する物語に嘘っぽさは致命的である。出演している役者たちのレベルがいずれも高かっただけに残念ではある。
【再見後の評価】
ずっと気になっていたうえでの漸くの再見であった。いい作品なのではと言う思いと、どこかしっくりこない思いが交錯し、喉に小骨のひっかる思いをずっと抱いてきた作品。それぞれの俳優陣の演技はやはり素晴らしいのだが、要は映画の全体を組み立てる編集の問題なのではないか?もしくはテーマありきの型に押し込めてしまって映画と言う表現様式をいびつにしてしまった作品なのではないかと思うようになった。どうも原因はこの監督の表現方式に依るようなので、あと何本かはこの監督作品見て判断しようと思う。星の評価は変わらず本作品に関しては★3.5。
意外と単純なサスペンスかと思いきや
死刑囚が逃亡する話。
タイトルから、
死刑囚の本性や人間性の部分が見えてくる
人間ドラマかと思ってたら
意外とシンプルな冤罪モノでした。
このご時世だと
警察や裁判の闇が描かれるような
冤罪ものは結構あって
驚きが少なかったのが正直なところです。
山田孝之演じる刑事の苦悩が
もっと見えればよかったなあと思いました。
と終了15分前まではそういう感想でしたが、
ラスト急な展開で感動作品になりました。
信じてくれる人がいる、
それだけでこの世を諦めない!
自分の人生捨てたもんじゃないなと思える
いい作品でした。
あと、兎にも角にもキャストが豪華です。
芝居も映像も編集も良い
人生ワースト5に入る
途中でジャンプが主人公の利き腕を確認するところ、普通そんなストレートに聞くか?主人公は利き腕を隠すために右利きを装う。そんな必死に正体を隠そうとする人物が、なんで髪で隠れた顔をあんなに簡単にジャンプに確認させたのか。あとその確認中もおしっこちびれちゃうんじゃないかというくらいガタガタ震えながら顔を確認するジャンプ。迫真の演技だが逆に滑稽すぎた。ばれない様にもっと自然に確認しようとするし、その際ももっと平静を装うはず。
そこで俺は見るのをやめた。
人はいざというときのために、日頃から利き手と逆の手を使うことを心掛けなければならない。
逃亡劇・七変化・ピュアストーリー
前評判が良い話題の映画だったので鑑賞。
冤罪の死刑囚が繰り広げる逃亡劇を、藤井監督ならではのピュアストーリーに仕上げた映画という印象。
十八歳で逮捕された死刑囚が、どうしてこんな逃亡がてきる屈強な身体や精神力、高度な知能や社会性を持っているのか(天才的なスパイの才能の持主?)というツッコミどころはさておき。序盤こそ主人公の得体のしれない不気味さを感じさせつつも、次第に分かってきたピュアな主人公の人間性を爆発させて、周囲の人達を味方につけて、感動のハッピーエンドを迎える。そんなエンタメ映画となっていました。
個人的に印象に残ったのは、2階ベランダから車の上に飛び降りてから川に飛び込むまでの逃亡シーンの映像の迫力と、最後の判決が下されて終わるラストシーンの爽やかな終わり方かな。
正直言うと、前評判から設定していた個人的な期待値には正直届かなかった(もう少し人間の暗部を描くような筋書きや人物設定を勝手に期待していた)。
とはいえ、心洗われるようなピュアなエンタメ映画に仕上げてあると思うし、見終わった後は気持ちが晴れる。その点で良作と思いました。
全727件中、41~60件目を表示