正体のレビュー・感想・評価
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苦しくて、苦しくて、哀しかっただろう
冤罪で死刑囚となった少年だった鏑木。
独房で自らを傷つけることで脱獄を図り、万博の工場現場作業員、フリーライター、介護職員と姿を変えて計画的な逃走で真相を掴まえようと、もがいて、もがいて、もがきまくる。
ストイックな横浜流星の演技にグイグイひきこまれた。
心に刺さった。
日本アカデミー賞の最優秀主演男優賞を獲って当然と思う。
無実のはずの鏑木が、真実を勝ち取るまでの長い道程は、さぞかし苦しくて、苦しくて、哀しかっただろう。
胸を打つ場面の連続で見応えがあった。
この映画に出会えて良かった!
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正体
ベンゾーの横浜流星の演技力に驚嘆 横浜流星の演技力に驚きました。イ...
演技力の高い俳優陣
逃走する中でいろんな人と出会い、そして別れ、目的のために突き進んで行く鏑木。信じてもらえて心を揺さぶられる場面もあれば、凶悪犯の猟奇的な雰囲気も感じられ、横浜流星の演技力の高さに見事に圧倒された。
結末はなんとなく想像はできたが、カット割や俳優陣の演技が非常に素晴らしい作品でした。
錚々たる面々
事前情報なし。
俳優陣が揃いも揃って豪華でした。
横浜流星の鼻が高い(物理的に)。顔がいい。
ネタバレ↓↓↓
山田孝之しっっぶ…。
石原軍団みたいな渋いおじさんになっていくのかな…。
違うなと分かっていながら冤罪にしやがって…!と怒りが湧いてきたけど、
終盤は上に逆らい冤罪の可能性としっかり言って悪者で終わらずよかった。山田孝之好きだから。
あんなガバガバ捜査で犯人、しかも極刑を言い渡されるなんて胸糞。
序盤の緊迫感から、終盤横浜流星への同情に変わる。
警察への苛立ち、だれも自分のことを信じてくれない恐怖はあるけど、
ラストはハッピーエンドで胸糞じゃない映画でした。
正義を信じる、という良い話系でした。
25.3.15 ネトフリ
心に何か残る
傑作!米国アカデミー賞のアカデミー外国語映画賞に日本から出品してほしい
日本アカデミー賞にノミネートされているので、賞の結果が出る前に急ぎ鑑賞しました。
傑作!
シナリオも役者陣も、すべてが素晴らしい。
最初から最後まで、ずっとスクリーンから目が離せませんでした。
逃亡犯の鏑木君を演じた横浜流星さん、最高の演技をされてました。
唇に逃亡生活の疲れと、悔しさをかみしめて生きるしかない逃亡犯の極限状態が出ていて、
それだけでなく、胸がパンパンになってしまいました。
刑事・又貫を演じた山田孝之さん、終始重くて、すばらしかったです。雑誌記者・沙耶香を演じた吉岡里穂さんもはまり役だったと思います。
家でネットフリックスで見てたんですけど、画質がわるくて「昭和か?!」と言いながら、何度もリロードして、それで最初の部分集中力がそがれてしまったので、これ画質、あえて昭和みたいな画質の粗さにしてただのでしょうか? 結局、画質が治らなかったので。
でも、内容は最高!
このまま米国アカデミー賞国際長編映画賞に日本からノミネートで出した方がいいと思います。出してほしい。日本映画、この作品で世界に勝負してほしい。出してください、お願いします! この作品、世界中の人に知ってほしいです!
一緒にみたうちの者が途中から泣いていて、鼻をグスグスして大変でした。
すごかった!!
逃亡犯というと、オウムの特別手配犯や英国人女性を殺害して逃亡していた若い殺人犯などは、よくテレビ局や雑誌で追跡記事が出ていて、懸賞金がついたり、というのを実際に見ながら生きてきましたけれども、この作品はリアリティがあって、ゾワゾワしました。
WOWOW版を先に見てたから
今 大河べらぼうで 横浜流星は超高評価爆進中なので、
そしてアカデミー賞も今日だし。
(受賞してましたね。横浜流星さんおめでとう)
見てみるかと思い視聴。
もともと 横浜流星みたいなタイプが なんだかホストみたいで苦手だったんだけど、 今の大河が凄く合ってて素晴らしいので なるほど そういう感じの人なのか と勝手に見直したりしてる中です。
かなり ストイックな人なんだなあと思う。
これだけ見たのなら すごく良かった
ってなるんだろうけど
Netflixで見たWOWOW版が かなりいいんですよ。
亀梨 良かったんだよなあ。
原作は 映画の方が近いのだろうか。
そこもよくわからない。
山田孝之や前田公輝とか こんな使い方なの?
とか。
結末への時間的距離が 連ドラより適度だし。
こういうのって 実はWOWOWが先にやってたんだけどどういう訳か それをアマプラやネトフリに流しますになってるのよね。
2時間前後で映画でまとめるか
連ドラでワンクールで10時間前後にするか
ネット配信で6〜話程度でやるか。
そういう選択肢が出て来て、お金の掛け方とかさまざまな垣根もなく万人の見る地上波というハードルもないネット配信の方に徐々にシフトしてる現在の状況
やっぱり サブスクってお金払ってはいるけど、いい分量でやるよなあやめられないなあと思うのだった。
見知らぬ誰かの言葉よりも
Netflixで鑑賞。
原作は未読。
他者を信じる。容易そうでなかなかに難しい。今の世では特に。真実なんてどうでもいいと云うセリフにゾッとした。
だからこそ余計に、鏑木と彼が出会った人々の交流に希望を見出したくなる。彼の真摯さが他者の心を動かしたからだ。
見知らぬ誰かの言葉を信じるよりも、しっかりと自分の目と耳と心で、目の前の人や物事を見るようにしたいと思った。
はじめは、ちょっと。。。。
人にはいくつもの顔がある。
未来を生きる権利
鑑賞前からキャスト監督のプロモーションの熱量を受けて期待値が高めで鑑賞。
ドキドキハラハラするような手に汗握るシーンもありエンタメとして楽しめるし、鏑木の逃走シーンや警察と対峙するシーンのスローモーションの劇伴や映像のかっこよさにも魅了される。
横浜流星さんの隠しきれない美しさと芝居に圧倒された。彼の芝居を存分に堪能できることは間違いなし。
芯が強くてかっこいい里帆さん、とにかく憎めないピュアで良いやつな慎太郎さん、終始可愛らしい山田杏奈さん、それぞれのキャラクターが魅力的。鏑木に出会って影響されて変わって成長していく様を目撃できたことが自分の励みになった。
さやかの「未来を生きる権利がある」という言葉がとても重くずっしりと響く。信じるって決して簡単なことではない。それでも信じることから始まる世界が希望があるのだと鏑木の生き様を通して、この世界を信じたいと願わずにはいられない。
良かった!
冤罪って、本当に怖い。
酷い話だと思います…。
今は実際に逃亡してもあそこまで出来るかどうかはともかく、エンターテインメントとして飽きさせずに面白かったと思います。(それもこれも名優尽くしだからでしょう)
それにしても憎いのは世の流れだからと忖度する輩。
一握りの警察上層部のそんな思惑で冤罪って生まれるんですよね、過去の実例に沢山ありましたよね。
最後の鏑木のセリフに、何度目かのトドメの涙がこぼれました。
あんな言葉をすっきりした表情で言う人が犯人なワケないじゃーーーーーーん!!
ちなみに、横浜流星は特にご贔屓俳優じゃなかったけど、今の大河ドラマが面白くて、別の顔を観たいと思って観に行きました。
『ゴゴスマ』が出てきて、ワクワクしちゃったし♪
深夜に号泣しました
よくまとまっていて、けっこう面白い
ちょっと小じんまりした映画だった。逃亡劇と聞いていたので、もっと壮大な映画を想像した。
でもよくまとまっていて、けっこう面白い。
それにやはり藤井道人は上手い監督だと思う。
アクションシーンの見せ方がうまいし、シナリオもまとめすぎの感じはあるけどよくまとまっている。だからか、はみ出る怖さがない。
ただ、今回は、山田孝之がよかった。最近あまりいいと思ったことがなかった(「11人の賊軍」でも)ので久々にいい。
この山田孝之で刑事モノ映画を撮ってもらいたいぐらい。(「逃亡者」のトミー・リー・ジョンズみたいに)
横浜流星は、繊細さと若さ(よく化たなと思う)はよく出ていたけど魅力的とまではいかない。
なんとなく「復讐するは我にあり」的なものを想像していたので、ちょっと落胆。
でもよく出てきていて面白かった。
「復讐するは我にあり」と比較されては大抵の映画は負けるよね。
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