「オムニバスヒューマンサスペンス」正体 映画倫理機構さんの映画レビュー(感想・評価)
オムニバスヒューマンサスペンス
脱獄してからの逃亡劇が、職や居場所を転々としながらオムニバス形式のように進んでいくが、最後はそこで関わった人たちが集結して、それらが一つにまとまる感じ。
脱獄中の主人公(容疑者鏑木敬一)の行動や言動で、次第に人間性が見えてくるので、冤罪なのか、実行犯なのか、考えながら鑑賞すると面白い。
自分が今平和に当たり前のように過ごせている何気ない日常がとても幸せであることを実感するし、すごく前向きになれて、人間の温かさというか、人の素晴らしさを感じられて、「明日からまた頑張ろう」という前向きで温かい気持ちになれる。ドラマ版は観てなくてもストーリーの理解には問題ないです。
ただ、水産加工工場で働いていた期間があまり描かれておらず、その時期の時系列だけがよくわからないのでそこだけモヤモヤする。
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