劇場公開日 2024年11月29日

「冤罪の怖さと信じる者の強さを描いた作品」正体 臥龍さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0冤罪の怖さと信じる者の強さを描いた作品

2025年1月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

ネタバレ! クリックして本文を読む
臥龍
みかずきさんのコメント
2025年1月2日

みかずきです
本年も宜しくお願いします

共感ありがとうございます。

仰る様に、本作、袴田事件との類似点があり、再審無罪確定から間もない時期の公開だったので、社会派サスペンスだと想像しましたが、
エンタメ寄りのフィクションでした。冤罪の恐ろしさ、怖さ、冤罪を晴らそうとする主人公の意志と行動力はしっかりと伝わってきました。

但し、袴田事件に象徴されるように、再審開始までに途方もない時間が掛かる再審制度の問題点に対する提起は弱かったです。突っ込み処の一つです。商業映画なので、袴田事件再審無罪確定というタイミングで公開するのは理解できますが、現実社会で結実した袴田事件再審無罪確定の生々しさ、壮絶さの余韻が覚めるまで待って公開した方が本作の良さが引き立ったと思います。

では、また共感作で

ー以上ー

みかずき