劇場公開日 2024年11月29日

「信じることの勇気」正体 MARさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5信じることの勇気

2024年12月29日
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泣ける

怖い

凶悪な殺人事件で死刑囚となった男が脱走。追う警察と、何も知らずに彼と接触した人々との交流を描きながら、彼の本当の目的が明らかになり…といった物語。

これは強いメッセージ性のある作品ですね。

結末というか真実は、まぁこういうことなんでしょうというのは大体読めてしまいますが、逃走中に出会った人々との関りや、まわりの情報に振り回されず、自身が直に触れた上での思いを大切にしなければならないと考えさせられるのが主軸でしょうか。

そして、組織の黒い部分も嫌と言う程…。彼らからすれば大切なのは体裁ということなのでしょうか。実際に現実でもこんなことあるんでしょうから辛いです。

その他にも、映画作品として逃走劇は非常に見応えがあって手に汗握るし、疑心暗鬼になる人々の細かな所作に心臓が鳴ってしまう。でも、結局パパの件や如何にも怪しそうだったアイツとかは結局どうなったの?

さておき、全体を通して深く考えさせられるし、テンポも良く演者の皆さんの素晴らしい演技で最初から最後までとても面白い作品だった。

…でも、でもですよ?

「住む場所が見つかるまで、うちにいても良いよ!」
「…恋人はいるんですか?好きな人とかいるんですか/////」

…こんな展開って、彼がイケメn…いや、何でもないです。

MAR