「【信じる】ことがテーマの奥深い作品」正体 とろろさんの映画レビュー(感想・評価)
【信じる】ことがテーマの奥深い作品
藤井直人監督と、横浜流星さんが好きなので鑑賞。
藤井監督の作品は「余命10年」や「青春18×2…」を見てきただけなので、こういった社会派の映画は初めて見ました。
結論から言うと素晴らしい作品です。
今、世の中にはSNSを含めたくさんの情報があります。
その中で情報に振り回されるのではなく自分の目で見たもの、心で感じたものを強く信じることが大切だと気付かされました。
その思いが集まって、ラストに向かっていく後半部分は涙なしでは見れません!
逃走を終え、面会室で刑事の又貫(山田孝之さん)と対峙する場面。真実をねじ伏せられた憎い相手であったはずなのに、逆に晴れやかな面持ちで、「生きる」ことの幸せと希望を伝えられ、又貫が心動かされる場面がすごく好きです。
何を持っている、持っていない、そういう部分で人生を判断しがちですが、友達がいるということや、好きな人ができたということ、人生において心が動く経験が財産なんだと感じました。
2時間があっという間の映画です!
キャストの方々の演技はもちろん、迫力もすごいので、ぜひ映画館で没入してご鑑賞ください✨
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