劇場公開日 2024年11月29日

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正体のレビュー・感想・評価

全761件中、1~20件目を表示

4.0殺伐とした時代にも光輝く

2025年2月7日
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ychiren

4.5彼の正体を知った時涙が止まらなかった

2024年12月3日
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泣ける

すごく良かった。横浜流星が良すぎた。
顔が綺麗な俳優さんって、その美しさが時にノイズになってしまったり、見た目の印象で何やっても同じ役に見えてしまったりすることが多いんだけども、横浜流星さんは役のたびに印象が変わって見える。
今作でもその役の人物を生きていて、鏑木という人物にしか見えなかった。
流浪の月の、あのクソ男と同一人物とは思えない。笑
横浜さんは役作りがストイックとテレビで聞いたことがあったけど、本当に深くまで掘り下げて演技されてるんだろうな…。

今回周りの俳優さんももれなく良くて、山田孝之さんは目の揺らぎだけで感情を表す演技は流石の一言だったし、吉岡里帆さんも過去一良かった。

話の内容は王道系の逃亡劇といえばそれまでだし、いやそんなんで逃げ切れる?とか、さすがにそれじゃ綺麗な顔は隠せないよ…。とか思ったりもしたけども、テンポがすごく良かったのと、蛇足もなく終わったのが良かった。
最後の畳み掛けのクライマックスは釘付けになったし、鏑木の逃げた理由がすごく刺さって、あのシーンは涙が止まらなかった。

正しいことを正しいと認められる、正義を信じることができる世の中で生きていきたいな。
そういう世界であってほしい。

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AZU

5.0横浜流星渾身の一作誕生!!今年一番のオススメの映画です♪

2024年11月30日
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興奮

知的

染井為人の同名ベストセラー小説を、「新聞記者」「余命10年」の藤井道人監督が映画化。主演は2025年のNHK大河ドラマの主役にも抜擢され、今ノリに乗っている俳優横浜流星さん。これは、期待大で映画館へ足を運びましたよ。

イケメンすぎたり、個性が立ちすぎている俳優さんって、役の幅が狭まるというか、どんな役でもこなす演技派で認識されることは少し難しい気がします。どうしても端正すぎるお顔に目がいってしまうのです…。しかし横浜流星さんはこの作品で、そういった壁をひとつ乗り越えた気がしました。「5つの顔を持つ」逃亡犯という難しい役柄を、見事に丁寧に演じきっていたと思います。最初からラストまで、少しも見逃すことができない、渾身の演技に大注目です🧐その他、重要な役を演じていた、刑事役の山田孝之さん、吉岡里帆さん、とてもよかったです。久しぶりにおふざけなしの真面目なおふたりの演技にもう釘付けでした。お笑い封印です🥸SixTONESの森本慎太郎くん、いい味出してました。映画のいいスパイスになっていたと思います。私は原作を読んでいませんが、原作とは違うというラストにも大注目です。希望があります。

究極のところ、
おい!責任者(松重豊)でてこい!!てな話ですが、ネタバレになるので、やめておきます。本作はぜひ劇場でじっくり味わって欲しい、2024年通してイチオシの映画でございます。ここにきて本年度アカデミー賞有力候補が現れました。横浜流星くん、そろそろ主演男優賞とらせてあげたいなぁ、なんて個人的には思っちゃいますがどうなることでしょう。とりあえずもう一回じっくり観に行きます。そして、原作も読んでみたいと思います。

今年★5をつけた作品は、本作品を入れてここまで4本。

「あまろっく」
「ゲゲゲの鬼太郎 真生版」
「キングダム 大将軍の帰還」
「正体」

今年もあとひと月で終わりですね。
いい映画に出会えて幸せです🤭

映画って
ほんとにいいでものですね💕
(水野晴郎風に)
知らんね…😅

さよなら、さよなら、さよなら🎬
(淀川長治風に)
これも、しらんかね…🙄

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ななやお

4.0原作をブラッシュアップした映像化作品の成功例

2024年11月30日
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ニコ

4.5生き直す、逃亡者

2024年11月15日
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 「青の帰り道」の気持ちのすれ違い、「新聞記者」の組織の冷酷さ、「余命十年」のまっすぐなあたたかみ…挙げ出すときりがない。つくづく、藤井監督の魅力の結晶が凝縮された作品だった。
 なりふり構わず脱獄し、居場所や風貌を変え、逃亡を続ける主人公。逃亡ものは、追う者と追われる者の攻防戦となりやすい。ところが本作は、逃亡者をあっさりと視界から追いやる者、得体が知れず恐れる者に加え、「なぜ逃げるのだろう」と立ち止まる者が現れることで、前のめりになりがちな観る者をとどめ、ゆっくりと揺さぶりを掛ける。
 養護施設で育ち、高校生で拘束された彼は、逃亡してはじめて、世の中を知る。建設現場のパートは、さだめしホラー。接触する若者とシンクロし、彼の底知れぬ闇に触れたようで、身が凍る思いをした。一方で彼は、初めてお酒というものを飲み、友達になろうと誘われる稀有な体験もする。
 そこから一変、下請けライターとなった彼は、透明感を増していた。もがきつつ闇から浮上した彼は、「信じる」と言ってくれる存在に出会い、スポンジが水を吸うように、瑞々しい感情を次々におぼえていく。ああ、まるで小さな子どもが成長し、さまざまな体験を経て感情を豊かにしていくようだ、と思い、引き攣りこわばった心が、少し緩んだ。
 さらに雪深い街に流れ着き、介護職に就いた彼は、周りに慕われ、頼られる存在になる。彼に憧れを抱く彼女は、かつて真逆の感情を持っていた。そんな皮肉に打ちのめされるのは、日々のニュースを聞き流し、眺めているだけになりがちな、私たち自身でもあるかもしれない。
 一方、感情を全く出さずに押し殺し、執拗に彼を追う刑事(山田孝之)も強烈だ。主人公や彼に関わる人々が揺れ動く中で、刑事だけはぶれることなく対峙し続ける。本作の軸となっている彼が、ふっと感情をにじませる瞬間が忘れがたい。
 ラスト、彼と最も心を通わせたであろうライターの表情が、大きく映し出される。静寂の中、彼女の表情が少しずつ、そして大きく変化する、そのうねり。いくらでも盛り上げようがあるくだりで、あえての描写はさすが!と、心の中で快哉した。
 熱にうかされたのち、少しずつ日常に戻りながら本作を思い返すたび、近しい人の「正体」、さらには自分自身の「正体」について、ふと考えずにはいられない。

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cma

3.5横浜流星の多彩な魅力

2024年12月29日
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横浜流星が色々なタイプの人物に変装して逃げるという設定を活かして、演技力を発揮している作品で、彼の佇まいが最大に見どころになった作品だ。いきなり、口の中を傷つけるシーンから始まり痛々しいのだが、作品全体の読後感は痛々しさより、人の優しさが沁みるみたいな感じになる。この辺りは藤井道人監督の持ち味という感じだろうか。
横浜流星演じる主人公は、本当に人を殺したのか? 彼の正体はなんなのか?という点をミステリーとして引っぱる構成ではあるのだが、彼と接する人々がみんな割といい人なので、ミステリーやサスペンス要素はそれほど強くない。むしろ、ヒューマンドラマ的な要素の方が強い。結構、すぐにみんな主人公のことを信頼してくれるのだ。
それは、少し甘いのでは、と思わなくもないのだけど、良くも悪くも藤井監督の持ち味はそこにこそあるとは思う。人を信じるのが難しい時代なので、映画の中でくらいその甘さが成立してもいいかなという気分にはなる。

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杉本穂高

4.5日本アカデミー賞最有力候補作級の横浜流星の演技が光る、地頭が良い死刑囚の決死の逃亡劇。

2024年11月30日
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凶悪な殺人事件の容疑者として逮捕され、死刑判決を受けた主人公が、決死の逃走をするところから始まる映画。
転々と場所を変え潜伏する主人公は、その都度「別人」になりすます。それらの行動は一見すると❝その場しのぎ❞ですが、見えてくるのは主人公の自頭の良さ。それにつれ、主人公の行動における必然性のようなものも見え隠れしてきます。
そして、それぞれの現場で出会った人たちとのやり取りにおいて主人公の人となりも見えてきます。
“5つの顔”を演じ分ける主人公を横浜流星が演じていますが、見事に演じ分けていると思います。強いて言えば、変装のバリエーションにも限界はあって、特にマスコミの現場における潜伏時は、周りの人間が当該「事件」を探っているので「これは瞬時に見破られるのでは?」という疑問はありました。
ただ、これは「人による」というのが正解なのでしょう。実際に「瞬時に見破る人間」も描かれているので、リアリティーは担保されていると言えそうです。
逃亡者をメインに描きながらも、山田孝之が扮する担当刑事も重要な存在になっています。本作で特筆すべきは、バディを組んでいる部下とのやり取りが物語の構成上、非常に上手く機能している点です。
部下の素朴な疑問を通して状況を整理したり、物語のカギを握る担当刑事の葛藤を、部下の行動との対比によって見事に描き切っているのです。
全体の構成は、4つの潜伏先でのシーンは均等ではなく、大胆に物語の重要度で分けているのは観客への配慮として望ましいです。
また説明のあるシーンと自分自身で読み解くシーンが分かれているので、繰り返し見ることで、より深く全容を読み解けるようにもなっています。
演者と制作陣の力強い熱量が感じられ、日本アカデミー賞の行方と共に注目しておきたい作品です。

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細野真宏

3.5ありがとう、横浜流星

2025年8月15日
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彼のいろんな変装が見れて私は大大大満足です。

内容は…ちょっとご都合主義すぎて、作品としてそこまでのクオリティではないと感じてしまったけど、まぁうまくいきすぎなハッピーエンドでもいいじゃない。フィクションなんだもの。

とりあえず、横浜流星の儚さと、吉岡里帆の美しさ、名前わからんけど、介護の女の子の可憐さ。みんな違った良さがあって、内容より造形美の方を気にしちゃいました。キャスティング良かったな〜。見て後悔はなかった。

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rain

3.5正体というタイトルがあまり意味をなさない映画

2025年8月14日
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夢見る電気羊

5.0正体

2025年8月14日
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泣ける

幸せ

驚く

ハラハラドキドキしながら
見てました いい人達も居て
真実は報われる。

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RIRIKA

4.0吉岡里帆かわいい

2025年8月5日
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2025年8月5日
映画 #正体 (2024年)鑑賞

殺人の罪で死刑判決を受けた男が脱走し、正体を隠して潜伏生活を送りながら逃亡する

逃亡中に出会った人たちの取り調べで語られる人物像は残忍な死刑囚とはまるで対照的なものだった

ハッピーエンドでよかったよかった

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とし

3.5「ネットワーク社会における“信用”の危うさ ― 映画『正体』レビュー」

2025年8月1日
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映画『正体』は、人間の多面性と社会に潜む「信じたい欲望」を鋭くえぐるサスペンスであり、経営者という立場から見ると、“信用”と“疑念”のネットワーク構造にこそ、この作品の本質があると感じた。

物語は、一人の男が無差別殺人事件の容疑者として逮捕され、逃亡するところから始まる。彼は整形と偽名を駆使し、さまざまな人々のもとに身を寄せながら、真犯人を追っていく。だが、どこに行っても「過去」が追いかけてくる。それは罪の意識だけでなく、人の噂、メディア、そして“善意”という名の暴力によって構築されたネットワークによるものだ。

経営者の視点で見れば、企業もまた「信用」のネットワークで成り立っている。人材、取引先、顧客――すべての信頼関係が崩れれば、会社は簡単に崩壊する。この作品では、人間関係という見えない“社会のインフラ”が、いかに脆く、また再構築が困難かを痛感させられた。

また、「逃げる主人公」の視点は、変化の激しい現代において、企業や個人が不安定な立場に置かれたとき、どう立ち回るかを問うているようにも見えた。SNSやメディアといった現代の“ネットワーク”は、一瞬で人を英雄にも犯罪者にも変える。そのスピード感は、営業やマーケティングにも通ずる緊張感がある。

『正体』は、サスペンスとしての完成度はもちろん、経営や人間関係における“ネットワーク”の本質を問う、鋭い問題提起でもある。単なるエンタメにとどまらず、現代社会を生き抜くための教訓すら内包した一本だ。

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林文臣

5.0タイトルなし(ネタバレ)

2025年7月16日
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ゴギー

4.5今更ながら

2025年7月12日
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泣ける

怖い

現代の日本の不条理を具現化した映画。それぞれの立場や職業での自己の確立を積み上げた先に誰かの犠牲や悲しみがあると言う事が改めて認識させられる。上映当時、知人が観た感想では「怖い」と言っていたがその知人が思った怖さとは…?結局その答えは聞いてないが社会と言う中での怖さでは
観る人の観点だと思う。出てくる登場人物の数だけの立場や視点が違うので
自分がどの立ち位置にいるかに寄って解釈が違う。主人公の観点で見るか、それを支える人間の観点で見るか、相対する人間の観点で見るか…時にはニュースで見て一つの話題として捉えて
通常の生活を行っている一般人として観るかは人それぞれ。

世の中には表に出ない不条理がたくさんあり、その裏には他人が感じる不条理を自分の立場によって正しい事と思う人間もいる。もしくは正しいと思わなくとも遂行する人間もいる。題材が強烈なんで映画として出せたが
大なり小なり、人それぞれの人生に似たような事はあると思うので観て良かったと思う。
キャストが良いのかキャストの演じる人物が良いのかわからないくらい、すんなり観れた。この映画に関わった全ての人達に感謝します。

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赤髪

4.0映画館でみればよかったー!

2025年7月10日
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怖い

興奮

幸せ

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M hobby

4.0オムニバスヒューマンサスペンス

2025年7月7日
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泣ける

興奮

幸せ

脱獄してからの逃亡劇が、職や居場所を転々としながらオムニバス形式のように進んでいくが、最後はそこで関わった人たちが集結して、それらが一つにまとまる感じ。
脱獄中の主人公(容疑者鏑木敬一)の行動や言動で、次第に人間性が見えてくるので、冤罪なのか、実行犯なのか、考えながら鑑賞すると面白い。
自分が今平和に当たり前のように過ごせている何気ない日常がとても幸せであることを実感するし、すごく前向きになれて、人間の温かさというか、人の素晴らしさを感じられて、「明日からまた頑張ろう」という前向きで温かい気持ちになれる。ドラマ版は観てなくてもストーリーの理解には問題ないです。
ただ、水産加工工場で働いていた期間があまり描かれておらず、その時期の時系列だけがよくわからないのでそこだけモヤモヤする。

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映画倫理機構

3.0悪くないけど

2025年7月5日
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背中にエンジン

4.0横浜流星、、、覚えておこう

2025年6月28日
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ダビ

3.5信じるものを失っても、信念は手放さない

2025年6月19日
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泣ける

クチコミ:逃げる男の姿に、飲食で生き抜く人間の“孤独と希望”を見ました。正義も信頼も揺らぐ中で、信じられるのは自分の「信念」だけ。それって、店を守る経営者にも重なる。
全てを失いながらも、逃げず、戦う姿に、胸が熱くなりました。派手じゃない。でも、魂を削る静かな戦いで最高でした。

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畠山央至@飲食コンサルティング

4.5逃亡劇

2025年6月15日
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よしこさん思い出して!よしこさんがしっかりしていればこんなことには

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ゆうき