劇場公開日 2024年11月29日

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正体のレビュー・感想・評価

全775件中、1~20件目を表示

4.0殺伐とした時代にも光輝く

2025年2月7日
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ychiren

4.5彼の正体を知った時涙が止まらなかった

2024年12月3日
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泣ける

すごく良かった。横浜流星が良すぎた。
顔が綺麗な俳優さんって、その美しさが時にノイズになってしまったり、見た目の印象で何やっても同じ役に見えてしまったりすることが多いんだけども、横浜流星さんは役のたびに印象が変わって見える。
今作でもその役の人物を生きていて、鏑木という人物にしか見えなかった。
流浪の月の、あのクソ男と同一人物とは思えない。笑
横浜さんは役作りがストイックとテレビで聞いたことがあったけど、本当に深くまで掘り下げて演技されてるんだろうな…。

今回周りの俳優さんももれなく良くて、山田孝之さんは目の揺らぎだけで感情を表す演技は流石の一言だったし、吉岡里帆さんも過去一良かった。

話の内容は王道系の逃亡劇といえばそれまでだし、いやそんなんで逃げ切れる?とか、さすがにそれじゃ綺麗な顔は隠せないよ…。とか思ったりもしたけども、テンポがすごく良かったのと、蛇足もなく終わったのが良かった。
最後の畳み掛けのクライマックスは釘付けになったし、鏑木の逃げた理由がすごく刺さって、あのシーンは涙が止まらなかった。

正しいことを正しいと認められる、正義を信じることができる世の中で生きていきたいな。
そういう世界であってほしい。

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AZU

5.0横浜流星渾身の一作誕生!!今年一番のオススメの映画です♪

2024年11月30日
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興奮

知的

染井為人の同名ベストセラー小説を、「新聞記者」「余命10年」の藤井道人監督が映画化。主演は2025年のNHK大河ドラマの主役にも抜擢され、今ノリに乗っている俳優横浜流星さん。これは、期待大で映画館へ足を運びましたよ。

イケメンすぎたり、個性が立ちすぎている俳優さんって、役の幅が狭まるというか、どんな役でもこなす演技派で認識されることは少し難しい気がします。どうしても端正すぎるお顔に目がいってしまうのです…。しかし横浜流星さんはこの作品で、そういった壁をひとつ乗り越えた気がしました。「5つの顔を持つ」逃亡犯という難しい役柄を、見事に丁寧に演じきっていたと思います。最初からラストまで、少しも見逃すことができない、渾身の演技に大注目です🧐その他、重要な役を演じていた、刑事役の山田孝之さん、吉岡里帆さん、とてもよかったです。久しぶりにおふざけなしの真面目なおふたりの演技にもう釘付けでした。お笑い封印です🥸SixTONESの森本慎太郎くん、いい味出してました。映画のいいスパイスになっていたと思います。私は原作を読んでいませんが、原作とは違うというラストにも大注目です。希望があります。

究極のところ、
おい!責任者(松重豊)でてこい!!てな話ですが、ネタバレになるので、やめておきます。本作はぜひ劇場でじっくり味わって欲しい、2024年通してイチオシの映画でございます。ここにきて本年度アカデミー賞有力候補が現れました。横浜流星くん、そろそろ主演男優賞とらせてあげたいなぁ、なんて個人的には思っちゃいますがどうなることでしょう。とりあえずもう一回じっくり観に行きます。そして、原作も読んでみたいと思います。

今年★5をつけた作品は、本作品を入れてここまで4本。

「あまろっく」
「ゲゲゲの鬼太郎 真生版」
「キングダム 大将軍の帰還」
「正体」

今年もあとひと月で終わりですね。
いい映画に出会えて幸せです🤭

映画って
ほんとにいいでものですね💕
(水野晴郎風に)
知らんね…😅

さよなら、さよなら、さよなら🎬
(淀川長治風に)
これも、しらんかね…🙄

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ななやお

4.0原作をブラッシュアップした映像化作品の成功例

2024年11月30日
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ニコ

4.5生き直す、逃亡者

2024年11月15日
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 「青の帰り道」の気持ちのすれ違い、「新聞記者」の組織の冷酷さ、「余命十年」のまっすぐなあたたかみ…挙げ出すときりがない。つくづく、藤井監督の魅力の結晶が凝縮された作品だった。
 なりふり構わず脱獄し、居場所や風貌を変え、逃亡を続ける主人公。逃亡ものは、追う者と追われる者の攻防戦となりやすい。ところが本作は、逃亡者をあっさりと視界から追いやる者、得体が知れず恐れる者に加え、「なぜ逃げるのだろう」と立ち止まる者が現れることで、前のめりになりがちな観る者をとどめ、ゆっくりと揺さぶりを掛ける。
 養護施設で育ち、高校生で拘束された彼は、逃亡してはじめて、世の中を知る。建設現場のパートは、さだめしホラー。接触する若者とシンクロし、彼の底知れぬ闇に触れたようで、身が凍る思いをした。一方で彼は、初めてお酒というものを飲み、友達になろうと誘われる稀有な体験もする。
 そこから一変、下請けライターとなった彼は、透明感を増していた。もがきつつ闇から浮上した彼は、「信じる」と言ってくれる存在に出会い、スポンジが水を吸うように、瑞々しい感情を次々におぼえていく。ああ、まるで小さな子どもが成長し、さまざまな体験を経て感情を豊かにしていくようだ、と思い、引き攣りこわばった心が、少し緩んだ。
 さらに雪深い街に流れ着き、介護職に就いた彼は、周りに慕われ、頼られる存在になる。彼に憧れを抱く彼女は、かつて真逆の感情を持っていた。そんな皮肉に打ちのめされるのは、日々のニュースを聞き流し、眺めているだけになりがちな、私たち自身でもあるかもしれない。
 一方、感情を全く出さずに押し殺し、執拗に彼を追う刑事(山田孝之)も強烈だ。主人公や彼に関わる人々が揺れ動く中で、刑事だけはぶれることなく対峙し続ける。本作の軸となっている彼が、ふっと感情をにじませる瞬間が忘れがたい。
 ラスト、彼と最も心を通わせたであろうライターの表情が、大きく映し出される。静寂の中、彼女の表情が少しずつ、そして大きく変化する、そのうねり。いくらでも盛り上げようがあるくだりで、あえての描写はさすが!と、心の中で快哉した。
 熱にうかされたのち、少しずつ日常に戻りながら本作を思い返すたび、近しい人の「正体」、さらには自分自身の「正体」について、ふと考えずにはいられない。

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cma

3.5横浜流星の多彩な魅力

2024年12月29日
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横浜流星が色々なタイプの人物に変装して逃げるという設定を活かして、演技力を発揮している作品で、彼の佇まいが最大に見どころになった作品だ。いきなり、口の中を傷つけるシーンから始まり痛々しいのだが、作品全体の読後感は痛々しさより、人の優しさが沁みるみたいな感じになる。この辺りは藤井道人監督の持ち味という感じだろうか。
横浜流星演じる主人公は、本当に人を殺したのか? 彼の正体はなんなのか?という点をミステリーとして引っぱる構成ではあるのだが、彼と接する人々がみんな割といい人なので、ミステリーやサスペンス要素はそれほど強くない。むしろ、ヒューマンドラマ的な要素の方が強い。結構、すぐにみんな主人公のことを信頼してくれるのだ。
それは、少し甘いのでは、と思わなくもないのだけど、良くも悪くも藤井監督の持ち味はそこにこそあるとは思う。人を信じるのが難しい時代なので、映画の中でくらいその甘さが成立してもいいかなという気分にはなる。

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杉本穂高

4.5日本アカデミー賞最有力候補作級の横浜流星の演技が光る、地頭が良い死刑囚の決死の逃亡劇。

2024年11月30日
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凶悪な殺人事件の容疑者として逮捕され、死刑判決を受けた主人公が、決死の逃走をするところから始まる映画。
転々と場所を変え潜伏する主人公は、その都度「別人」になりすます。それらの行動は一見すると❝その場しのぎ❞ですが、見えてくるのは主人公の自頭の良さ。それにつれ、主人公の行動における必然性のようなものも見え隠れしてきます。
そして、それぞれの現場で出会った人たちとのやり取りにおいて主人公の人となりも見えてきます。
“5つの顔”を演じ分ける主人公を横浜流星が演じていますが、見事に演じ分けていると思います。強いて言えば、変装のバリエーションにも限界はあって、特にマスコミの現場における潜伏時は、周りの人間が当該「事件」を探っているので「これは瞬時に見破られるのでは?」という疑問はありました。
ただ、これは「人による」というのが正解なのでしょう。実際に「瞬時に見破る人間」も描かれているので、リアリティーは担保されていると言えそうです。
逃亡者をメインに描きながらも、山田孝之が扮する担当刑事も重要な存在になっています。本作で特筆すべきは、バディを組んでいる部下とのやり取りが物語の構成上、非常に上手く機能している点です。
部下の素朴な疑問を通して状況を整理したり、物語のカギを握る担当刑事の葛藤を、部下の行動との対比によって見事に描き切っているのです。
全体の構成は、4つの潜伏先でのシーンは均等ではなく、大胆に物語の重要度で分けているのは観客への配慮として望ましいです。
また説明のあるシーンと自分自身で読み解くシーンが分かれているので、繰り返し見ることで、より深く全容を読み解けるようにもなっています。
演者と制作陣の力強い熱量が感じられ、日本アカデミー賞の行方と共に注目しておきたい作品です。

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細野真宏

4.5最高の2025幕開け

2025年10月17日
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年始一発目に見ることを選んだ自分を本当に称えたいと思った。
物語としても動きがありつつ綺麗に纏まっていたと思う。キャスティングも全てが正解だったと思う。
目の前にいるその人は本当にその人なのか。周りの言う悪は本当に悪なのか。自分の信じたいものを信じれるような人生を送りたいとあらためて感じた。
素敵なものを見させて頂きました。

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るな

3.5意外性。

2025年10月12日
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泣ける

ドキドキ

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映画好きさん

4.5生きていてよかった

2025年10月11日
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鑑賞方法:VOD
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nata

4.5今まで横浜流星に良くも悪くも興味なかったんですが、はじめて良さにや...

2025年9月29日
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泣ける

悲しい

驚く

今まで横浜流星に良くも悪くも興味なかったんですが、はじめて良さにやっと気が付きました
ただのイケメンじゃなかった
しっかり細かいいい演技ができる人だとやっと知りましたすみません
森本慎太郎はただの現地で出会う1人なだけかと思ってたら、気が付く前と気が付いた瞬間の演技の変化にびっくりしました
ドラマ版を観ようと思ってたんですが映画をやるとのことで折角なら初見で観たいなと観に行ってよかったです

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オカダ

4.0やっと見れました!

2025年9月23日
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鑑賞方法:その他

原作、ドラマ版、映画版と、
色々意見が分かれるかと。
エピソードが多くて、でもそのエピソードがないと鏑木がどんな人なのか、他人とどう関わったかが見えてこない。
映画版はここらへんを薄くして、泥臭さを出してた気がします。
もっと深く知りたかったら原作がおすすめ。
でもラストは映画版が1番好きです!

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かむこむ

5.0横浜流星の演技力が光る

2025年9月19日
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鑑賞方法:映画館

興奮

ドキドキ

横浜流星が実質1人で複数の人物を演じている。
アクションシーンもあり、かなり見応えのある作品。
原作とは違ったラストにも注目。

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TOMOYA

3.5横浜流星の演技力が光る

2025年9月14日
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鑑賞方法:VOD

横浜流星の演じた主人公はまるで五面相のように次々と異なる顔を見せていき、その見事な演技力によって「本当に同じ人物なのか?」と錯覚するほどの説得力があった。
彼の姿に惹き込まれつつも、物語の根幹にある「誤認逮捕」のテーマが袴田事件を彷彿とさせ、冤罪が人生を狂わせる現実の恐ろしさを突きつけてくる。
主人公が見せる優しさや人間味に「信じたい」という気持ちを抱く一方で、「やはり怪しいのではないか」と疑う気持ちも消えず、心の中に二つの感情が同居する。各章で少しずつ浮かび上がる人物像と、最後に明かされる真実は胸をぐるぐるとかき回し、ヒューマンドラマの温かさと社会派サスペンスの重さがせめぎ合う、余韻の深い作品だった。

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ぽよのすけ

3.5信じたかったんです この世界を 正しいことを正しいって主張すれば ...

2025年9月13日
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鑑賞方法:DVD/BD

信じたかったんです
この世界を

正しいことを正しいって主張すれば
信じてくれる人がいるって

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ボブ

4.5正体とは

2025年9月13日
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映画では正体探しにはなっておらずタイトルから想像する内容とは少し異なる。
現代社会で人が逃亡するのは本当に大変。
不可能とも思える逃亡劇を横浜流星を応援しながらハラハラ見守るサスペンス。

私はサスペンスに弱いので途中はしんどかった。

たまに2時間ドラマのような映画があるけれど、本作はとても映画だった。
良い映画。

鏑木君、医療ドラマなどを観ていたらそもそもあのような事にはならなかったのかも。

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かーな

3.5警察は怖いと思った

2025年9月7日
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驚く

ドキドキ

鏑木は一家の殺人事件の犯人として死刑の判決をうけていた
鏑木は逃亡して、名前などを偽り生活をしながら自分の無罪のための証拠を集めていた
そして、事件の真相にたどり着いたという内容だった
鏑木が逃亡生活をおしていくうえで社会人スキルが上がっていくのをみてすごいなと思いました
社会で生きていくにはそれなりの能力が必要なのだと思いました
鏑木と関わった人が鏑木のことで行動をおこしたのはきっと鏑木の人柄がよかったから周りの人を動かすことができたのだろうと思います
警察は鏑木に対してどのようなことするのか気になりました

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やだ

4.0大筋だけざっくり

2025年9月6日
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ドキドキ

どういう結末なんだろうと見始めだけど、善い結末でよかった、という感想です。細かいところが描かれていないけど、あまり気にならなかった。こういう人が実際にいて悲しんでいる状況があって、そして自分もこうなるかもしれないと思うと怖い。山田孝之がどっちなんだ?と途中までドキドキした。

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シロシロ

4.5演技力が圧巻の名作

2025年9月3日
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泣ける

知的

俳優陣の演技力が圧巻の作品でした。
構成も内容も面白い!
多様なキャラクターが出るものの、ところどころふわっとしている所が玉にキズですが、とても面白かったです。内容も深い作品です。

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77577

1.5ごめんなさい、合わなかった

2025年9月3日
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鑑賞方法:DVD/BD

ドキドキ

 家族に勧められて鑑賞、横浜流星さんはじめ俳優陣の演技は良かったです。冤罪という重いテーマでしていただいたのは良かっですが、私の中ではそこまででした、死刑囚の脱走という時点でかなりの異例の事態そこからどうやって逃走できたのかずっと気になってしかたがなかった、だいたい今時給与どうやって現金化したの?証明書類なしに生活できるの?、追いつめておきながら逃げられる警察の無策っぷりありえないでしょ。死刑囚と親族以外で面会できたっけ?とか、あと警察トップのその後とかも欲しかった。
 次回誰かがこの手のものをやるなら完全ノンフィクションで袴田事件、大川原化工機事件あたりをやってほしいです。

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モチヲ