劇場公開日 2025年8月1日 PROMOTION

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入国審査 : 特集

2025年7月28日更新

【これめっちゃ面白い】映画.com“超良作保証”!
このカップル、空港の入国審査で何時間も尋問される…
何で?次第に2人を引き裂く“疑惑”が浮上し、物語は
「うっわ」と声が出る衝撃展開へ…大鉄板のオススメ作

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鑑賞後、映画館の椅子から動けず「めっちゃ……面白かった……」と語彙力を奪われ、圧倒される作品って、たまにありますよね?(ありますよね!?)

筆者(映画.com編集部員)がそんな体験をしたのは、8月1日に公開される「入国審査」。作品情報をキャッチしたときから「絶対好きなヤツだ!」と即ロックオンしていました。

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で、実際に観たのですが……あるカップルが空港の入国審査で何時間も尋問される、という秀逸な設定からの転がり方、膨らみ方が凄まじくて、気付けば夢中で見入っていました。

この8月、映画.comが“超良作保証”作品として激推ししたい「入国審査」。映画ファンなら絶対に見逃さないで!



【予告編】その答えがあなたの人生を左右する。


【めっちゃ面白かった】でも、何がどう良かったの!?
絶妙な設定、巧すぎる展開、極限の高評価など徹底紹介

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具体的に「何がどう良かったのか」をお伝えしていきますね!


●【“超良作保証”①:“あなたかもしれない”絶妙な設定】
希望に満ちたカップルが、なぜか入国審査で止められ、何時間も“尋問”される…これみんな想像してしまうはず…全旅行者、必見の緊張と興奮――!
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ニューヨークの空港で入国審査を待つ、スペインから移民としてやってきたエレナとパートナーのディエゴ。幸せの絶頂だったはずが、説明もなく別室に連行され、不可解な尋問が始まります。なぜふたりは止められたのか――?

スリリングな密室会話劇が大好物の筆者としては、「ついに入国審査が舞台の映画が出てきたか……!」と、まずはその秀逸な着眼点にテンションが爆上がり。

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入国審査って、ただの移動のために通過する“日常的”な場所でありながら、国境でもあるという“非日常的”な場所でもありますよね。海外旅行などで誰にでも経験がある、あのえもいわれぬ独特の緊張感――“日常に潜む落とし穴”的な妙なリアリティに、思わず共感し、背筋が伸びるはず。


●【“超良作保証”②:巧すぎる展開】
尋問によりまさかの事態…ウソでしょ…パートナーに“信頼関係を揺るがす疑惑”が浮上して…!?  巧妙なツイストにめちゃくちゃ動揺、え、待って待ってこのあとどうなるの!?
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高圧的な審査官、何度も繰り返される質問、息の詰まる密室……ここでの「カップルVS. 超怖いキレキレ審査官」の会話の応酬だけで十分見ごたえがあるのに、本作はここからが超面白かった!

何と尋問のなかで、エレナも知らなかった、ディエゴの“ある疑惑”が浮上するのです!!!(その瞬間のエレナの顔、忘れられません)

エレナは段々とディエゴのことも信じられなくなっていき……この先どうなるの? パートナー間の対立へとツイストしていく展開がすごく巧みで、「脚本の完成度、半端ないな!」と、度肝を抜かれました。


●【“超良作保証”③:極限の高評価】
“絶対的支持”はうちだけじゃないです! “デビュー作”が辛口映画批評サイト100%支持、世界の映画祭でド肝を抜く絶賛の嵐! だからこれ、むっちゃくちゃ面白いんです!
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本作、映画.comがやけに肩をぶん回してオススメしていると思われているかもしれませんが、そもそもが世界で絶賛を浴びた超注目作です。論より証拠のデータがバッチリ揃っているので、以下で紹介させてください。

・撮影期間わずか17日×製作費たったの65万ドル×監督デビュー作×実体験 尖った内容が当然、世界で話題沸騰!

・“突き抜けた面白さ”で、インディペンデント・スピリット賞に3部門ノミネート! そして世界15カ国の映画祭で20受賞、まさに“席巻”!

・劇場公開後、配信サービスで人気爆発&一大ブームを巻き起こす! その年で“最も視聴されたスペイン映画”に!

・辛口映画批評サイト「Rotten Tomatoes」で批評家100%、観客97% “歴史に残る傑作レベル”の高評価!


本作で注目の映像作家となった、アレハンドロ・ロハス監督(左)&フアン・セバスティアン・バスケス監督(右)
本作で注目の映像作家となった、アレハンドロ・ロハス監督(左)&フアン・セバスティアン・バスケス監督(右)

これらの好成績はひとえに、作品の面白さが圧倒的だったから! まだまだ魅力をお伝えしきれていないので、次の項目では、もっと“中身”を深堀りします!


【もっと深く“面白さ”語りたい!!】実は本当に映画館
で観るべき一作…「音」「ラスト」の衝撃を体感して!

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この「入国審査」、物語が秀逸である以上に、実は究極の“体感映画”なんです。


●【断言:映画館で観るべき】
なぜなら、本作は“音の映画”でもあるから――呼吸、靴音、めくられる書類、全ての音が感情を伝える。これはすごい。音響により、ザワザワが増幅され続ける。
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筆者は映画冒頭では、「このふたり、どうなっちゃうの?」と好奇心半分・恐怖心半分で“覗き見”している気分でした。しかし次第に、他人事のように眺めるムードは霧散し、自分が当事者であるかのように、この出口なき極限シチュエーションに引きずり込まれていきました。

鑑賞中にふと心に浮かんだのは、「この映画は音の映画だ」ということ。呼吸、鼻を啜る音、どこかから聞こえる靴音や話し声。尋問の最中に響き渡る、何かが軋んだり、切断されたりする、くぐもった音――これはのちに、別室の工事の音だとわかりますが、主人公たちの“心の不安”の音にも聞こえる。

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そして審査官が書類をめくる、その音や速度が、審査官の疑念をも表現し、音が何よりも雄弁に感情を伝えている……。極上の音響が揃う映画館で観れば、自宅よりも、感覚が何十倍にも研ぎ澄まされるんです。

さらに震えたのは、本作には、音楽(劇伴)がないんですね。音楽を排してまで、音と演技による心理的効果を信じきった、とてつもなく勇気のある選択に、ひたすら拍手を送りたくなりました。


●【時間が経つごとに面白さが膨れ上がってヤバい(語彙力)】
ひとつの答えで人生が決まる、この“MAX緊張感”…! 超ハイレベルな密室会話劇にゾクゾク大疾走、「素晴らしい映画を観てる」極上の気分に!
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一言一言が運命の分かれ道になり、審査官とカップル、エレナとディエゴの間にあるパワーバランスが一瞬で激変するこのスピード感も、ぜひ味わってほしい見どころです。

初対面の審査官に人生を“査定”され、過去の恋愛などプライベートなことまで暴かれ、真実すらも揺らいでいくこの不条理感。審査官は、取り乱すカップルに、こう言い放つのです。「大人しくしておいた方が身のためよ」「あなたたちはまだ正式に入国していない。この面接で、私の裁量で全てが決まる」と――。

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審査官の威圧的な発言を通して“理解させられる”のは、「ひとつの答えで人生が決まる」という、無情で厳し過ぎる事実。これが本作の監督の実体験をもとにしているというから、恐怖も類まれなるリアリティを帯び、際限なくエスカレートしていきます。

1秒も油断するスキを与えない、超ハイレベルで緻密な密室会話劇×疑心が止まらない心理戦に、「今、素晴らしい映画を観てる……!」という興奮が、筆者の全身をわっと駆けめぐりました。


●【開始から77分。ラストに待ち受けていたのは…】
思わず「うっっっっっっっっっっっっわ」と声が出る衝撃&“最高”の結末! これは…もう…言葉を失う…果たしてあなたは、何を感じる――?
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そんな映画的興奮の先に待ち受けていたのは、思わず「うっっっっっっっっっっっっわ」と声が出る衝撃の結末でした(この「っ」の数、大げさじゃないです)!

具体的に言えないのが歯がゆいですが、個人的には“最高”の結末だと断言できます。設定と展開で観客をぐいぐいと引っ張り、最後にもガッツリとかましてくるので、絶対に映画館でこの衝撃を浴びてほしいです!

そして最後に、旅行に行こうとしている人へ。まさに本作は、ほかでもない“あなた”の映画です。旅行前にパスポートをしっかりチェックして、「入国審査」を見て心づもりをしてから、お出かけください。“あなた”もふとしたことで、こんな極限状況を味わうことになるかもしれません――。

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