「眠くなるほど長く感じた。」入国審査 羅生門さんの映画レビュー(感想・評価)
眠くなるほど長く感じた。
冒頭のニュース、トランプ大統領が云々で大体の展開は読めた。邪な、もしくは違法な入国ではないかと疑う入管職員とのやりとりがダラダラと続く。それであのラストは何なんだよ、と思った。国は国民の生命と財産を護ることが、「国民国家」としての使命、そりゃ厳しいのは当たり前でしょう。移民やグリーンカード取得ほどでなくても、観光と偽って入国し、仕事をする人も多く、それを防ぐための入管での攻防は仕方ない。外国人が他国に入国して仕事をし、対価を得て海外に持ち帰ることは、入国した国の富を持ち出すことになりその国の労働者の仕事を賃金を奪う行為だと認識出来ないんでしょうね。何でダメなの?と個人レベルでしか考えないんだろうな。そういう人が観たら、ハラハラドキドキと面白く思えるんだろうなと想像します。「日本人ファースト」に違和感を持つ、反対の人たちの感想を聞いてみたいものです。これが自由の国アメリカの実情です。ラストは映画「卒業」のダスティン・ホフマンとキャサリン・ロスの二人のように、行く末が心配になります。
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uzさんのコメント
2025年8月8日
後になって、本作は「攻防」ですらなかったのだと思い至りました。
映画でなくとも、普通は審査官の意図を推し量って(反撃とまでいかずとも)何かしらの対策を打つものです。
そういった描写もなく、ひたすら防御してるだけだったのが退屈の原因かと…
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