あのコはだぁれ?のレビュー・感想・評価
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丁寧でこだわりのある創作
とても丁寧に作り上げられているというのが第一印象。
息つく間を与えない小気味良い展開に、引き込まれて行った自分がいた。伏線の張り方は、監督の拘りに違いないと踏んだ。
現代劇だが、日本の伝統的怪談だと自分は思うところ。敢えてジャパニーズホラーとは、言いたくない逸品。
俺は俺の道を往くぜぇ!!
……な、ホラーでした。
どういうことかと言いますと、ルールは都合によってさっくり無視。『人に死を強制することにより最後の音を録音する』という設定なのに人によっては死にはしない。
舞台は恐らく校則の厳しい高校……なのでしょうね、だって出てくる女の子皆同じ髪型なんですから。
ジャンプスケアは、アリ・アスターファンとしてはあれをジャンプスケアと呼ぶべきなのかと迷う程度のレベルのものが多数。ふと気がつくと呪怨要素あり。登場する男の子の名前が『としお』だったのには吹き出しそうになってしまいました。
PG12もついていない作品ですし、夏休みの初めてのホラー体験にはぴったりだと思います。
そこまで・・・
サスペンス部分は前作で全部やったから今作はホラー100%で良いよね!
ミンナノウタが
サスペンス6:ホラー2:不気味2
とすると
あのこはだあれ
ホラー10
でした(当社調べ)
清水監督「あ~~~俺がやりたかったのこっちです!!😊😊😊でもホラーに謎は憑き物だよね…せや!1作目で全部明かして2作目でホラーに振り切ればエエんや!って思いましてえ」という想いを確かに受け取りましたね。
馬鹿かよ1/3くらい画面見れてねえわ。
清水監督「前作がちょっとハートフルだから今回もハートフルに終わるだろうって気楽に来るやつぜーんぶ殺してやろ🌠」という罠に私も引っ掛かりましたね。エヘヘ馬鹿かよ(泣)
1人でも落ちたら柵付けろよ とか
最後自分じゃなくて高谷さなの名前言えばよかったのでは? とか
他人を瞬間異動させる能力は卑怯 とか
化けて出てきたと思ったら「お花ありがとう」言う茂美ちゃん良い子すぎる とか
いろいろ言いたいことはあるけどもう怖かったからヨシ!!!
前作では終盤しかバケモン出てこなかったのに今回は割とド序盤からアクセル踏んでてサイコー!
お母さんの繰り返し芸も大好きです!クソ怖い!
あとなんだかんだ探偵が逃げ切ってるのもつええ。やはり線引きできる人間が出世すんのよ。あいつが最強では?
あと俺たちの俊夫が染谷将太まで成長したの地味にジン…と来ています。一生小学生のままかと思ってたよ。婚約までするほどに…お前…生き残っとるし…
良いお母さんではなかったのかもしれないですが、ずっと赤ちゃんの喪失を嘆いていて、生きてると信じて病院まで会いに行って(霊体ですが)、最後は娘がすみません私の命を以て殺しときますって感じで責任取ってて、マミー最高愛してる…
まあ現実だったのかは謎ですけど。
この真実では皆無事だったのか分からないという謎っぷりがまた良いですね!
ありがとう清水監督!しばらく許さん。
清水監督と家
久しぶりに清水監督で面白い作品
純粋なジャパニーズホラーの怖さの原点に戻った作品印象を受けた
ドタバタ系の怖がらせ演出に頼る場面も見られたが、基本はドロドロした幽霊の怖さをちゃんと反映させていました。
引っかかったのは主人公のみがバッドエンドになる理由ですが(唯一自分で吹き込んで条件が入ってしまったから?)久しぶりにちゃんと怖いホラー映画を見れたと思います。
過去シーンと現在シーンの光の暗転の使い方が呪怨ぽくてワクワクしました。
家系のホラー映画って一人暮らしだと帰る時怖くなりますね!
納得いかない気持ちが結構‥
夏ということで、初めてホラー映画を観てみました。
前半は怖くてドキドキしていましたが、慣れたのと、全体像が見えてきたのとで、後半は怖いというよりも「そこまでするか」という感じの方が大きかったかな。
それと、ネタバレになるのであまり書けませんが、殺す理由が納得できず、そんなことでやめてくれよ という気持ちになっていました。
それから最後が、メインの結末は理解できるのですが、「?」と思うところが結構あって、???で、よくわからない感じになりました。
よくわからない話にして、気持ちを安定化させないことで不安を煽る意図なのかわかりませんが。私は、よくも悪くも結末がはっきりする方が好きなので、★の数は、個人的な主観が結構入った評価です。
作品としてはよく出来てる とも思っています。
ミンナのウタの続編
この音なぁに?
ホラー映画の巨匠・清水崇監督による最新作は、昨年公開された「ミンナのウタ」の続編的立ち位置であり、Jホラー界のニューアイコン・高谷さな主軸の新たな物語。
この監督の映画は基本全く肌に合わないんだけど、「ミンナのウタ」はなかなか面白く好きな作品。最近不調なJホラー。ここで一発かましてほしい!とそこそこ期待していたんだけど、期待以上のものを見せてくれました。いやぁ、面白い。何よりジャンプスケアじゃないのが非常に好感が持てる。じめっとしたストーリーながらに、暑い夏にピッタリな背筋の凍る良質なホラー映画。村シリーズは監督の本領が全く発揮されていなかったのか。これが、本当の清水崇。いいじゃん、いいじゃん!
1本でこんなにネタ消化して大丈夫?って不安になるほど、これまで見た事のない恐怖がいっぱい。なんだか贅沢な気持ちになれる。ゲームセンターを最大限活かしたり、影を使ったトリックがあったりと、飽きることなく常に楽しい。テンポもいいからずっと見れられる。個人的にはやっぱり、メインであるカセットテープネタが超好き。いやぁ、それは怖い💦 うわ!ビックリした!じゃなくて、身が震えるような怖さ。これだよこれ。こういうのが見たかった。
ただ、怖いを優先したがばっかりにストーリーの終着点を見失っていて、結局何も解決してないし、どうしてそうなったの?で終わっちゃうのは残念。ツッコミどころもある程度あるし、やけに気味の悪いところに目を向けようとする主人公にはちょっと違和感を感じちゃったし、どうしても色々気になるところはあるけれど、演出の秀逸さやホラーという観点から考えれば、相当な力作だと思う。
高谷さな、まだまだ不思議がいっぱいで面白いな。本作のベストキャラはまたしてもお母さん。過去に囚われている姿があまりに怖い...。早瀬憩、やっぱめちゃいい味出すじゃん☺️
本作鑑賞の最大の注意点は、客層が過去最大レベルで劣悪だと言うこと。自分が観た映画館だけじゃないはず。夏休みになったばかりの小中高生たちが大暴れ。劇場内が暗くなっても喋り続け、発狂し、騒ぎまくっては、訳の分からないシーンで大爆笑し出す。楽しいのはわかるけど、ここは映画館だからね。しゃべってること以上に、声量がデカすぎ。とは言っても、このレビューをそんな子たちが見ているわけないので、真面目に鑑賞したい私たちが考慮する必要がある。
見る時間帯は朝っぱらか、最終上映のどちらか。できるだけ、子供たちの入らないタイミングを狙って鑑賞しましょう。それか、公開終了ギリギリがいいかもね。はーー、、疲れた。
目的に対して前向きなサイコパスの残留スタンド?
いつも通りに事前に情報など確認せずに、とりあえず映画館でやっていたので観ました。
あまり深く考えずに細かい点を気にしないような人には適度なホラードラマかな?という印象でした。
私が気になった点を挙げると
①生徒の瞳さんと、さなさんの容貌デザインが似通り過ぎていて、何か作品的に意図があるのかな?とおもって観ていたけど何も無かった。つまりキャラ被りしていて紛らわしい。
②各キャラクターの幻視・幻影が、その場その場で作中というより作品の都合で見せられているような印象を受けました。
これは、作中の登場人物(つまり、さなさん)の都合で各キャラに見せているというよりかは、監督の都合で観客に「ちょっとココでこれ見せとくわ」みたいな印象にしかならずに、作中世界としての必然や流れとしては受け止めるのが難しく思いました。
さなさんがなんらかの意図や目的によって、各キャラに対してそれぞれの幻影を見せているように納得ができるのなら良いのですが、そういう風には全く見えない。作品として観客を怖がらせたり盛上げたりするためにその場その場で都合の良い怖がらせたり疑問を持たせるような映像を差し挟んでいるように見えました。
そして、単に各キャラクターが幻影を見ているだけならまだしも、物理的に時空間を操作しているような節も見られて、なんなんだこれは?という印象になってしまいました。
最後に主人公以外は実はみんな助かってましたよ~ってシーンとかですね。
③校長が元生徒の探偵を頼りに行って、飲み屋で主人公が腕を掴まれて「追うと飲まれるぞ!」と言われたのが、最初は主人公たちが探偵に飲まれるのか?と受け止めてしまいましたが、あれはさな時空に飲まれるぞ!という意味合いだった・・・のですよね?だとすると、あの男の人なんだったの?てなりますけど。
④弟さんが名前を変えて両親の元から手放された理由がよくわからなかった。母親が精神を病んだとしても、父親の人が「あれじゃ育てられないだろう」とか言って説明してましたが、それってわざわざ名前を変えてまで手放す理由になります? 普通ならないと思うんですけど・・・ そのあたりの設定や説明の付け方が雑な印象を受けました。
作中でも語られていましたけど、
結局さなのターゲットは誰でもいいとは言いつつも、でも実際狙いまくってるよね?というのがなんだか解釈に困りました。オワリノウタを集める事に前向きなサイコパス、死後も残留して自動駆動し続ける(ジョジョ世界でいう)スタンド、みたいな感じなのかなー?どうなんでしょうか
私の場合は上記の通りちょっと気に掛かる点は多かったですけど、
楽しめる方には楽しめる作品なのではないかな?と思いました。
『ミンナノウタ』の続編
『ミンナノウタ』観てないとちょっと内容理解は難しそう。
というか、予告の感じとずいぶん違う気がする…
あの子はだぁれ?みたいなシーンあった?普通にみんな存在を受け入れてるように見えた。
あと、とうちゃんとかあちゃん生きてたことに1番驚いた。
日本的怪奇映画の現在の到達点
思ってたより
割と面白かった。
ただ他の人も言うように主役の演技が最初すこし気になりました(笑)
慣れたからか途中からは気にならなくなった…?ような気がします。
布団の中に潜り込まれてるのは普通に怖い(笑)
お父さんとお母さんは不憫でしたね。
まぁただ、「二階に上がってこなくて良いから下で引っ張って〜」みたいなことを言われて素直に従うの??とは思ったけど。
最後、婚約者が生徒さんに「いつも有難うね」って話をしていて、『いつも有難う??なにが??』と思っていたら…
怖いものじゃなくて怖そうなものを手当たり次第に詰め込んだら収拾つかなくなったので、誤魔化す事にした。
ちょっと意味が分からない。
俺が歳を取ったので想像力が欠如してるのかもしれないけれど、どうにも「執着」が見えてこない。
…いわゆる一貫性と言うやつだろうか。
エンドロールのオマケ映像を見るに、弟を取られたくなかったのかなと思わなくもないのだけれど、じゃあ冒頭に飛び降りた女の子は何故に?
誰でもいいなら30年も息を潜めてたのは、どう言う理由があっての事なのだろう?
自分を認知し憑依できそうなヒロインに出会えたって事なのだろうか?
彼女が現世との扉だとしても、またピアノの前に戻った理屈も分からない。夏休み限定っていうか、セミの成虫みたいに期限が決められてんのかな?
おい、ちょっと説明してくれよ。
どおにも腑に落ちない事が多すぎて、自動販売機の下以外の登場シーンに必然性が見出せず、突拍子もないものだから驚く事はあるけれど怖くはなかったような…。
物語の構成が独善的だわ、台詞は安っぽいは、芝居はクソみたいだわ…なんか進歩も進化もない感じ。
どころか、都合良すぎるカットが多すぎないか?
たぶん、新たな切り口が見つからないのだろうとは思うのだけど…あんな編集してて飽きないのかな?
もう怖がらせるアレコレが白々しくて、おざなりすぎて、頭の中には「???」しか残らない。
松岡氏とサナのお母さんなんか全く接点ないじゃん?なんで襲われたのだ?
ヒロインの手を振り解く男の子とか。あれ?居ないって芝居してたよね?もうほとんどのキャストが突如、姿を消すのだけれど!!コメディか!
で、オマケ映像では、その場に寝っ転がってるとか。
え?コント?
俺たちはコントを見せられてたの?
主人公は結局死んでるのだけれど、だとしたら母親がヒロインからサナを引っぺがすくたりは何?
…もはやドラマとして破綻してるように思えるし、バラエティのような構成にも思える。
そのカットだけ怖がってくれればいい。的な。
渋谷さんがサナん家に行って、お菓子を一口だけ食べて帰ろうとするんだけどさ…社会人としてのマナーがなってないだろ?w
しかも箱から直接取ってたよね?て事は、お前、いただいたものを一口だけ食べて、テーブルに直置きして帰るつもりだったのか?
失礼を通り越して無礼だろうが!w
その後の流れで食べずにはおれないのだけれど、演出上の都合でしかないよね?
しっかり皿の上に乗っかってるしさー。
寝たきりのお婆さんの具合をしつこく観察するとかさぁ、主人公の人格は無視かよっ!w
演者は言えなかったんだろうねえ…「コレ、おかしくないですか?」
交通事故ではねられた人を寄ってたかって起こそうとするか?しねぇだろ?そういうところが独善的だと思えてしまう。
もうこのジャンルは地に落ちたな。
他の方のレビューを読むと学生には受けがいいみたいなので、そういうニーズなのだろうなぁ。
ヒロインは「違国日記」の子だったんだね。どうりでどっかで観た事あるなぁって思ってた。
ジャパニーズホラーの新たなシンボルになりえるのか?
最初に言っておくと、前作であるミンナノウタの続編ですので、事前にミンナノウタを視聴した上で見ないとたぶんよくわからない映画になります。
自分的には想像以上に楽しめました。
呪怨で惚れ込んだ清水監督ですが、村シリーズ3部作で絶望を味わい、ミンナノウタではGENERATIONSの広告的な映画で色々アレだったんですが、今作はそこまで悪くはなかったです。
村シリーズのある意味惨劇に比べれば、どういうことはないのだよ。
内容については割愛しますが、清水監督も登場人物に対して随分とお優しくなったものです。
呪怨の時のような問答無用、阿鼻叫喚、理不尽極まるような被害は影を潜めているのは、たぶん時代なのかなぁって。
かつての監督なら、あの人もこの人も、ついでにコイツもアイツもっていうくらい亡き者にしてたでしょうし。
今回でハッキリとしたことは、ジャパニーズホラーの新たなシンボルを作ろうとしているってことかなって。
それでもやはり、伽椰子や貞子に比べると圧倒的にインパクトは弱いです。
徹底的に凶悪にして最悪な悪霊にはなりきれていないように見えるので。
しかし、これからだと思います。
もしも彼女をシンボルに据えて次回作を作るのなら、もっともっとかつての清水監督のブラックさを出す必要がありますし、そうなったら、たぶん彼女は新たなシンボルになりえると思います。
色々書きましたが、冒頭のとおり悪くはなかったです。
色々惜しいところは多いですが、ヒンヤリとしたホラー映画として楽しんでみてください。
想像以上に怖かったです。(ホラー🔰)
あまりホラーは見ないのですが、
想像以上に怖かったです。
他のレビューを見ると前作があるようですが、
あまり気になりませんでした。
幽霊が恨みでなく、夢を実現する為に襲って来るという
あまり聞かない設定に斬新さを感じました。
さなちゃんは貞子のようにどんどんと進化していくのかと期待してます。
最後に、この作品の校長先生が巻き込まれまくりで、
本当に可哀想でした。
支離滅裂
本当はちょうど公開日のやつの字幕版、
無理なら公開したばかりのやつの字幕版を観たかった。
だが、最近の字幕版の本数減少によって両方とも都合の悪い時間帯で、
またしても消去法で観賞することになったのがこれ。
なので、期待値は全く高くなかったのにそれを大幅に下回った。
まず最初の事故処理で大いにしらけた。
こんなひどい対処法はあり得ないし、芝居がボー。
さらに既視感だらけと思っていたらミンナのウタのスピンオフ?続編?
いくらホラーでも一定の合理性とストーリーは必要だと思うのだが、
全く場当たり的で違和感だらけ刺激的な映像を並べて驚かせるだけ。
その非合理性を並べるのも面倒なレベル。
辛かった。何度も時計を見てしまった。
私以外の観客は夏休みが始まった?女子高生数人。
大人、少なくともじじいが観るべき映画ではなかった。
ラストのシックスセンス的な終わり方に+☆1つが精一杯。
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