「怖いものじゃなくて怖そうなものを手当たり次第に詰め込んだら収拾つかなくなったので、誤魔化す事にした。」あのコはだぁれ? U-3153さんの映画レビュー(感想・評価)
怖いものじゃなくて怖そうなものを手当たり次第に詰め込んだら収拾つかなくなったので、誤魔化す事にした。
ちょっと意味が分からない。
俺が歳を取ったので想像力が欠如してるのかもしれないけれど、どうにも「執着」が見えてこない。
…いわゆる一貫性と言うやつだろうか。
エンドロールのオマケ映像を見るに、弟を取られたくなかったのかなと思わなくもないのだけれど、じゃあ冒頭に飛び降りた女の子は何故に?
誰でもいいなら30年も息を潜めてたのは、どう言う理由があっての事なのだろう?
自分を認知し憑依できそうなヒロインに出会えたって事なのだろうか?
彼女が現世との扉だとしても、またピアノの前に戻った理屈も分からない。夏休み限定っていうか、セミの成虫みたいに期限が決められてんのかな?
おい、ちょっと説明してくれよ。
どおにも腑に落ちない事が多すぎて、自動販売機の下以外の登場シーンに必然性が見出せず、突拍子もないものだから驚く事はあるけれど怖くはなかったような…。
物語の構成が独善的だわ、台詞は安っぽいは、芝居はクソみたいだわ…なんか進歩も進化もない感じ。
どころか、都合良すぎるカットが多すぎないか?
たぶん、新たな切り口が見つからないのだろうとは思うのだけど…あんな編集してて飽きないのかな?
もう怖がらせるアレコレが白々しくて、おざなりすぎて、頭の中には「???」しか残らない。
松岡氏とサナのお母さんなんか全く接点ないじゃん?なんで襲われたのだ?
ヒロインの手を振り解く男の子とか。あれ?居ないって芝居してたよね?もうほとんどのキャストが突如、姿を消すのだけれど!!コメディか!
で、オマケ映像では、その場に寝っ転がってるとか。
え?コント?
俺たちはコントを見せられてたの?
主人公は結局死んでるのだけれど、だとしたら母親がヒロインからサナを引っぺがすくたりは何?
…もはやドラマとして破綻してるように思えるし、バラエティのような構成にも思える。
そのカットだけ怖がってくれればいい。的な。
渋谷さんがサナん家に行って、お菓子を一口だけ食べて帰ろうとするんだけどさ…社会人としてのマナーがなってないだろ?w
しかも箱から直接取ってたよね?て事は、お前、いただいたものを一口だけ食べて、テーブルに直置きして帰るつもりだったのか?
失礼を通り越して無礼だろうが!w
その後の流れで食べずにはおれないのだけれど、演出上の都合でしかないよね?
しっかり皿の上に乗っかってるしさー。
寝たきりのお婆さんの具合をしつこく観察するとかさぁ、主人公の人格は無視かよっ!w
演者は言えなかったんだろうねえ…「コレ、おかしくないですか?」
交通事故ではねられた人を寄ってたかって起こそうとするか?しねぇだろ?そういうところが独善的だと思えてしまう。
もうこのジャンルは地に落ちたな。
他の方のレビューを読むと学生には受けがいいみたいなので、そういうニーズなのだろうなぁ。
ヒロインは「違国日記」の子だったんだね。どうりでどっかで観た事あるなぁって思ってた。