劇場公開日 2024年6月7日

ハロルド・フライのまさかの旅立ちのレビュー・感想・評価

全86件中、61~80件目を表示

3.5妻の右往左往はいかがなものか。

2024年6月10日
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贖罪の旅。ロードムービーにしても、グダグダだが、ゴールの彼女は、マクガフインに過ぎないので、いかがなものか。

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t2law

3.0中盤はジーンと来るが、最初と最後が…。奥さんが見どころでした。

2024年6月10日
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人生後半戦では積み残しや残された時間が気になるもの。心に蓋をしていた想いを遂げるための行動力は羨ましい。ただ入りだけは共感出来ない、クイニーとのエピソードに歩く、聖地巡礼絡みが無いのになぜ歩く、ホスピス患者は3ヶ月も経ったら亡くなっている可能性高い、歩いてる間に死んでたら激しく後悔する!すぐ会いに行ってクイニーの希望の何かのために歩くならと感じた。
後は途中のエピソードが人種、階層等に配慮し過ぎでやや鬱陶しい。
なのでハロルドとクイニーにはあまり共感出来なかったが、奥さんの描写は素晴らしかったので星3つです。

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JAG

3.0小説の邦題のままかも。

2024年6月10日
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ハロルドの贖罪の旅がいろいろな人に幸福を与える、と。細かい出会いのエピソードが張り巡らされているのは良いけれどちょっと細切れ感が…。夫婦と隣人とガソリンスタンドの女性にまとを絞って展開させたほうが良かったのでは…。

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peanuts

3.0必要な施しと過剰な応援との間にある温度差とは何だろうか

2024年6月10日
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悲しい

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Dr.Hawk

5.0実話っぽいフィクション

2024年6月10日
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『君を想い、バスに乗る』では、バスを乗り継いでの旅だったけれど、今度は徒歩。
イギリスの爺さん元気で無謀。

『あんのこと』を観た直後だったけど、こちらもなにやら大変。ホスピスにいるクイーニーを応援したいだけではなく、ハロルド自身のケジメの旅でもあった。
ロードムービーにはつきものの出会いも、わりと現代的。
スロバキアのお医者さん、ぶっきらぼうな出会いだったけど、すごく魅力的なキャラクター。
ガソリンスタンドの子や、スニーカーおじさんも、ハロルドに会って変わっていく。なんかみんな幸せになってほしい人たち。
水晶をはじめ、それぞれのキラキラがとっても印象的。

大部分はとっても好きなのだけど、『君を想い、バスに乗る』でも同様、SNSを使ったエピソードは、現代の象徴的なものではあるけど、お祭り的に便乗してきた人たちのプラカードとか、変なシュプレヒコール的なものは要らないので減点。

いつも思うけど、イギリスの田舎町の景色はホント美しい。

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コビトカバ

4.0おしまいに出てきた窓辺のクリスタルは「最後の一葉」を思わせた!

2024年6月10日
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最初は、何という荒唐無稽な話かと思った。ホスピスにいる昔の恩人から連絡があったとは言え、イングランド南端の海辺の街から、波の荒いスコットランド東岸まで、500マイル(800km)も歩いて英国を縦断し、彼女に会いに行くなんて。500マイルと言えば、PPMやブラザース・フォアによって歌われて日本のフォーク・ブームを決定づけた「500マイルもはなれて」が思い出される。しかし少し我慢して観ていたら、主人公のハロルド・フライは、歩くことによって、うまく行かなかった息子とのことや、不仲であった奥さんのことを含め、初めて自分の人生と本当に向かい合っているのだと思ったら、納得できた。黒沢明の「生きる」の英国版が、また一つできたということか。
最後の方で、旅に出て歩き続けることを支援してくれた、食堂で同席した紳士、スロヴァキア出身のドクターで、イングランドでは掃除婦しか仕事のない女性、病と闘うことを教えてくれた青い髪の若くて美しい女性、が光を見上げるところがとても良かった。
不安が強く、自信が持てないでいる日本人に、一人でも多く、この映画を観て欲しい。やはり、体を動かすことが大事なのだろう。それにしても、強い身体をもっている(スコティッシュのショーン・コネリーのような)アングロ・サクソンにしか、あんな無茶なことはできないが。

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詠み人知らず

3.0Keep On Marching

2024年6月10日
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uz

5.0人生でやり残した事、それはやり切る事。 そしてその後悔。 駆り出し...

2024年6月9日
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人生でやり残した事、それはやり切る事。
そしてその後悔。
駆り出した気持ちはお遍路さんとか御百度参りに近い感覚
そしてとにかく歩く、ひたすら歩く
その道中にこれまでの人生の回想と不思議な人々との出会いと別れ。
決めたことをやるという単純なことに年齢としての限界はないんだと感じ
ハロルドフライの人柄も感じさせる良い映画でした

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ヤス

3.0喜劇

2024年6月9日
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ごっとん

4.0ロードムービーが好き

2024年6月9日
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泣ける

幸せ

出会いがあって別れがあって自分を探して許しあう。
イギリスの美しい景色、雨の風景が印象的でした。

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おきん

5.0Keep walking, keep living

2024年6月9日
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泣ける

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ふわり

4.0意外に暗い

2024年6月9日
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悲しい

知的

幸せ

ポスターやチラシを観ると、おじいちゃんのほんわかハートウォーミングな旅みたいな印象でしたが、確かにそんな場面も無かった訳では無いですが、地味な暗い映画でした。

ハロルドが贖罪の旅を決意するにいたった理由がなかなか明らかにならない、という趣向は良かったですね。じいさんの退屈な一人旅の様子を見続ける大きな動機付けになりました。

安直なハッピーエンドで片付けなかったのも好印象。

カタルシス効果は得られませんが、落ち着いた大人の映画という感じです。

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もりぶでん

4.0それに気づかせてくれた

2024年6月8日
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泣ける

幸せ

嘗ての同僚が癌で余命僅かという手紙が届き、悩んだ末に800キロ離れた彼女の元に歩いていく決心をした男の物語。

コンビニの青髪姉さんから信じる心の大切さを伝えられ、希望の眼差しで無謀にも思える旅に出るハロルドだったが…

差し込まれる過去の後悔や行く先々で出会う人々の死生観も良きアクセントに、人の親切さややり遂げることの難しさも伝えてくれる内容。

歩き続けるハロルドもそうだが、待ち続ける奥さんの姿も…。長く仮面夫婦状態だったとはいえ、他人に会うために急に置き去りにされちゃあ面白くないですよね。

明かされていく過去に加え、厳しくなる旅路…この緩急も良い感じ。挫けそうなハロルドに、漸く告げられた真実にはウルウル。そして…お前は急に白状だなw

そんなこんなありながら、着地点はシンプルと言えばそうだが、最高でしたね。光の演出もグッド。ワン公はまぁ良いとして、ケイトやウィルフ、お隣さん、最初の牧場のおっかさんとかにも届いて欲しかったな〜。

この旅で得たものは…

800キロ歩いて埋めたのは遠い距離ではなく、25年の時間だったのかな。

中々にキツい状況ではありますが、ワタクシも何かを信じて歩いてみよう、そんなことを思わせてくれた作品だった。

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MAR

4.0足は前に向かって進んでいくが、心は過去を遡っていく

2024年6月8日
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 予告編を見て、ホスピスにいるのは、てっきり男の親友だと思っていた。ところが、ビール工場で一緒に働いていた女性とわかり、何やら事情がありそうで先が気になる。

 足を痛めて立ち往生したハロルドに手当をしてくれる女性。彼女はスロバキアから移民らしく、本国では医者なのにイギリスでは清掃婦として働かなくてはいけない。そんな、移民事情にも触れながら、ハロルドの旅は続いていく。

 ハロルドの心の澱となっている息子との確執。回想シーンで徐々に明かされていくが、誰もが想像してしまう最悪の結末。

 ハロルドが本当の旅の目的に気がついたあたりから、涙をこらえることができない。

 神仏に感謝をしながら信仰を深めるのが巡礼の目的と思っていたが、長い距離を自分の足で歩くことよって、自分と向き合う時間ができてしまうのであろう。
 足は前に向かって進んでいるが、心は過去を遡っていく。そんな物語でございます。

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bion

4.5【"贖罪と心の再生の旅"初老の男が昔の同僚のホスピスに入居する女性に会う為に英国縦断の800キロを徒歩で旅する中で様々な人と出会い、過去の悔いある人生と向き合い心を再生する様を描いたロードムービー。】

2024年6月8日
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泣ける

知的

幸せ

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NOBU

4.0軽い乗りに見せかけた罠です。贖罪の旅です。

2024年6月8日
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こころ温まるロードムービーかと思ったら結構シリアスで重く、ズシンときた。「コット、始まりの夏」の撮影監督なのね、英国らしいしっとりとした絵とキリッとした構図がカッコいい。フォーカスの薄っぺらいロングや顔のクローズアップも老人のモヤっとした孤立感を凄く良い感じに切り取っていた。

癌でホスピスに入ってる昔の仕事仲間に会うために歩いてイングランドを南北に縦断する話ですが、その間に奥さんと息子の話、同僚の話、そして旅の仲間達の人生に触れて行きます。どれ一つ軽い話はなく、えっ!?ちょっと待って的なのが次々と噴出。

甘さ控えめ大人のロードムービー、、、いや無糖。
なかなか見応えアリです。

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masayasama

3.5歩くことは生きること

2024年6月8日
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泣ける

とても素敵な映画でした。
希望と言う言葉が人に与える力の強さを改めて感じました。
ホスピスにいるクイーニーの手紙から、その場所まで歩くことを決意するハロルドさんですが、ハロルドさんがそこへ歩いて行ったからと言ってクイーニーの病が良くなる訳でもない。でも会いに行こうとする力と会いに来てくれる人を待つ力は紛れもなく希望と言う名の力になりますね。
ずっとハロルドさんの行動に反対していた妻のモーリーンさんが、くじけそうになったハロルドさんの最後の力になりました。
モーリーンさんもまたハロルドさんを待つ希望の力が最後に背中を押させたのではないのでしょうか
クイーニーの事、息子の事、最後に明かされますが、人生いろいろ、希望を持って生きて行きたいものです

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たつのこ

3.0信じる心…?

2024年6月8日
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幸せ

500マイル離れた町のホスピスからお別れの手紙を送ってきた友人のもとへ歩いて旅をする男の話。

手紙を返しに携帯も持たず家を出て、近くのポストへ、そして町のポストへ、郵便局へと出し倦ね、ミルクを買いに立ち寄ったガソリンスタンドで青髪ねーちゃんの言葉に動かされ、サウス・デボンからベリックまでイングランドを縦断し会いに行くことになるロードムービー。

出会った人との交流に、嫁との関係、息子とのこと、そして友人クイーンとの過去や想いをみせていくけど…息子の行差し込み過ぎ。
そしてTVとか赤T軍団とかの絡ませ方が中途半端。
62日目のTELからの急な泣き言ラッシュもなんだかね…。

基本的にこう言う話しは好みだし、期待値が高かった分気になるところは多々あったけれど、25年の時を経て、過去を振り返り乗り越える物語でもあって、なかなか面白かった。

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Bacchus

5.0歩いていくことの大切さや、親が子にできること

2024年6月8日
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yukispica

3.5歩くとは走馬灯のように

2024年6月8日
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ある事件から、愛と祈りを忘却した老人ハロルド・フライであった。

そんな彼に、その事件で一助の手助けをしてくれた旧友からのホスピスにいると言う通知が届いた。

返事を書き、その時のお礼と感謝の手紙を手にして外出したものの、
ポストに手紙を投函するつもりでいたのだが、沸々とあの大恩人に最大の恩義を返しに、
面会による延命と安らかなる終末を願う巡礼に旅立たないと居た堪れなくなる。

その理由は何であるのか?
どんな事があったのか?
妻と何があった?
子供がいたのか?
リタイヤ前は何をしていた?
恩人との関係は?

恩人のために800キロを徒歩で見舞いすることは慈悲であり、自己探求であり、
自分と関係者への贖罪でもある。

旅は次第に巡礼と変わり、懺悔懺悔、六根清浄へと変わる。

その道程は、走馬灯のように過去を回想され、歩行による気づきと浄化によるトラウマとの昇華を繰り返し、今の感じ方が考え方が変わる。
それは自身の視点が変幻して愛慕の感覚が蘇生して行く…

ああ、ラストの余韻に不足感が否めなく、
ハロルド・フライやドライブではなく、

どうぞ、復路は妻の伴歩をして帰宅してあげて下さい。
と願わずにいられなくなり僕は夜道を徒歩で帰宅した。

(^_^)

ハロルド・フライのまさかの旅立ち
劇場公開日:2024年6月7日 108分

イギリスの作家レイチェル・ジョイスによる
小説「ハロルド・フライの思いもよらない巡礼の旅」を、「アイリス」のオスカー俳優ジム・ブロードベント主演で映画化。

定年退職し妻モーリーンと平穏な日々を過ごしていたハロルド・フライのもとに、
北の果てから思いがけない手紙が届く。

差出人はかつてビール工場で一緒に働いていた同僚クイーニーで、ホスピスに入院中の彼女の命はもうすぐ尽きるという。

近所のポストから返事を出そうと家を出るハロルドだったが、
途中で考えを変え、800キロ離れた場所にいるクイーニーのもとを目指してそのまま手ぶらで歩き始める。
ハロルドには、クイーニーにどうしても会って伝えたい、ある思いがあった。

ハロルドの思わぬ行動によって自身も変化していく妻モーリーンを、「ダウントン・アビー」シリーズのペネロープ・ウィルトンが演じた。

原作者ジョイスが自ら脚本を担当。

ハロルド・フライのまさかの旅立ち
劇場公開日:2024年6月7日 108分

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カール@山口三