男女残酷物語 サソリ決戦
劇場公開日:2024年6月7日
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解説
性的異常を抱える男と彼に監禁された女の終わりなき対決を、前衛的かつポップな世界観で描いた1969年製作のイタリア製セックススリラー。
慈善財団の幹部を務めるセイヤーは、その一方で女性に対する征服欲や加虐性を抱えていた。ある日彼はジャーナリストのメアリーを拉致して秘密のアジトに監禁し、肉体的・精神的凌辱の限りを尽くす。窮地に追い込まれたメアリーはおびえながらも果敢な姿勢でセイヤーの心の隙を突き、やがてセイヤーは弱音を吐きはじめる。
「穴」「黄金の七人」のフィリップ・ルロワがセイヤー、ドイツ出身の女優ダグマー・ラッサンダーがメアリーを演じた。「ベニスの愛」などで知られるイタリア映画音楽の巨匠ステルビオ・チプリアーニが音楽を担当。美術面ではフランスの芸術家ニキ・ド・サンファルによる巨大女性像「ホン」のレプリカが劇中に使用され、強い印象を残した。日本では長らく未公開でその存在すら知られずにいたが、2024年6月に劇場初公開。
1969年製作/90分/G/イタリア
原題または英題:Femina ridens
配給:アンプラグド
劇場公開日:2024年6月7日
スタッフ・キャスト
- 監督
- ピエロ・スキバザッパ
- 脚本
- ピエロ・スキバザッパ
- 製作
- ジュゼッペ・ザッカリエーロ
- 撮影
- サンテ・アキーリ
- 美術
- フランチェスコ・クッピーニ
- 衣装
- エンリコ・サバティーニ
- 編集
- カルロ・リアリイ
- 音楽
- ステルビオ・チプリアーニ