「冬靄」ぼくのお日さま 唐揚げさんの映画レビュー(感想・評価)
冬靄
吃音をもつ少年タクヤは、ホッケーの練習の帰りにさくらという少女のスケート姿に心を奪われる。
さくらのコーチの荒川はタクヤにスケートを教え、2人で男女のアイスダンスに挑戦しないかと提案する。
雪が降りはじめてから雪がとけるまでの小さな恋たちの物語。
傑作。
冬の日差しのように温かくて氷のように冷たく痛い。
ひと冬のあまりにも美しく残酷な青春。
映画を観終わってから予告やポスターを見ると自然に涙が溢れてきてしまう。
ああなんて無垢で罪深いんだ。
もうね、「月の光」が流れる時点で私の映画なんだけど、こういう痛みを伴う少年少女の成長譚って大っっ好きなんですよ。
映像、音楽、役者、ロケーション、全てが完璧。
この映画について多分永遠に喋ってられるけど、これ以上言うこともない気がする。
公開からだいぶ経っての鑑賞になってしまったのが残念。
もう一回行きたいがちょっと難しいか……
あと、冬か春に公開して欲しかった気もする。
おかげで冷房が寒い寒い。
劇場がスケートリンクだったよw
コメントする