劇場公開日 2024年9月13日

「なんだか、いい。」ぼくのお日さま CBさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0なんだか、いい。

2024年9月15日
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鑑賞方法:映画館

監督初の、商業映画とのこと。

吃音がある少年は、スケートリンクで見かけたフィギュアスケートの少女に美しさというか魅力を感じ、自分もフィギュアを真似てみる。それを見た少女のコーチは、彼にフィギュアの基礎を教え、さらに少年と少女をアイスダンスへの挑戦にいざなう、という話。

をを、書いてみるとまるでスポーツ映画。ただ、実際は、何も起きない。「これ、商業映画なのだろうか?」と心配になっちゃうくらい、何も起きない。

では、何もないつまらない映画なのか? これが不思議なことに、エンドロールで主題歌を聞きながらの時間、俺はこの上なく幸せに包まれていた。観ている間ずっと「何も起きないなあ」と感じていた俺が。

いや、これは観てみなければわからない感覚だったな、と、観た俺を褒めたいかな。

「僕はイエス様が嫌い」も、心の震え度合いを上手くレビューできなかったなあ、なんか控えめなレビューになっちゃったなあ、と思ったのだが、今回もその点はやはり変わらない。

監督は "映像の人" なのかな? 俺の言葉の中に、この映画の素敵さを上手く伝える言葉が、足りなすぎる。

ぜひ観てみてください。そして感じてみてください。

おまけ1
四角い映画でした。スタンダードサイズって言うのかな。

おまけ2
MVも手がけている監督なんだそうですね。米津さん(玄師)の「地球儀」のMV撮った人と聞きました。(ゆきさん、教えてくれてありがとうございました!)
言われてみれば、「映像の人」という感じは、よくわかります。「映像で語る人」と言った方がいいのかな。ともすればMVを手がけて、映画に来た人には、絵はきれいなんだけど、お話がなあ、と感じる人も少なくないと俺は勝手に思っているのですが、監督は前作「僕はイエス様が嫌い」に続いて、俺の心を捉えてくれました!
絵で語りかけてくれたんだろうな。絵のタイプは違うけど、岩井監督(俊二)のいる象限に位置している監督なんだろうな…

おまけ3
「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」を思いだしながら、「吃音を扱った映画にハズレなし!」と勝手な思いを馳せました。

おまけ4
朝の通勤電車で「ぼくのお日さま」聞いてたら、最後の方で涙が出そうになった。危ない、危ない。(実際は、ちょっと出た)

CB
光陽さんのコメント
2024年10月9日

何も起こらなくても目が離せないし、飽きない映画でした!

光陽
カールⅢ世さんのコメント
2024年10月8日

コメントありがとうございます。いろいろ話の辻褄とか考えがちですが、映画なんだから印象に残る映像をみせてくれる邦画作品に合うと嬉しくなります。女の子役はすごい大人びていて、第二の清原果耶になりそう

カールⅢ世
ノブ様さんのコメント
2024年10月3日

この映画でぼくのお日さまって歌を知りましたが、凄く良い歌ですよね!

ノブ様
クリストフさんのコメント
2024年9月25日

自分も「志乃ちゃんは・・・」想起しましたが、あの映画ももう少し大人が介入したら締まった感じするかなと思いました。

クリストフ
クリストフさんのコメント
2024年9月25日

ハンバートハンバートにコメントありがとうございます😊
ダウンロードでもストリーミングでもCDでも良いので、ガンガン聞いて下さい🙏

クリストフ
Yumさんのコメント
2024年9月23日

共感とコメントありがとうございます。真っ白な雪がさらにピュアさを引き立ててたように感じます❄️幸せに包まれる感じ、同じくです!

Yum
グレシャムの法則さんのコメント
2024年9月20日

コメントありがとうございます。

そうなんです。少女にはなんら計略などない。
だけどピュアな正義感(清らかさ)は、時にはぶつけられた方が底なしに傷つくことがあるんですよね。
この映画の深さはそういうこともさらっと描いているところにもあるのだと思います。

グレシャムの法則
ひろちゃんのカレシさんのコメント
2024年9月19日

コメントありがとうございました。
帰路車中でもあれこれ思い出してちょっとすすってしまいました。

ひろちゃんのカレシ
アプソさんのコメント
2024年9月18日

コメントありがとうございます✨
言葉にするのが難しいって良い映画の証拠ですよねー🎵パンフレットは今日買いました満足です!笑

アプソ
ゆきさんのコメント
2024年9月17日

こんばんは。
コメントありがとうございます。
褒めて頂いて恐縮です汗
地球儀のMVもジブリの世界観と重なる所があって素敵でした。
CBさんの仰る通りで、映像から来た監督は、画は綺麗でもストーリーがなぁ。。と、いう印象、私も持っていましたが、、
奥山監督は映画監督としても、ちゃんと見応えのある作品をこれからも発表してくれそうな予感がしますよね。
日本の映画界もまだまだイケるぞ!と嬉しくなります♪

侍〜!明日行って来ます!

ゆき
おひさまマジックさんのコメント
2024年9月17日

コメントありがとうございました。言葉のない絵本のような映画でしたね。私はお耳があまり良くないのでボソボソと喋ることが多い本作は辛くもあり…😅しかし中身はよく伝わりましたという、不思議感がありました。

おひさまマジック
Bacchusさんのコメント
2024年9月16日

コーチが何一つやらかした訳では無いのでこの最後の流れはモヤッとでした。

でもシューズを貸して教える辺りからペアで滑る流れはどれもとても良かったですよね!

Bacchus
だるまんさんのコメント
2024年9月16日

これは説明難しい映画ですね。
北海道の圧倒的な絵力、、、とまでもなく、スポーツも何か大会がある訳でもなく、、
ただ、とてもやさしい気持ちになりました。
周りの人に勧める言葉が難しいですが、いい映画ですね。

だるまん
大吉さんのコメント
2024年9月15日

なんか言葉にすると壊してしまうような気がしますね。
見終わった後も思い浮かべると、しあわせな気分が戻ってきます。

大吉
たんさんのコメント
2024年9月15日

ありがとうございます
なんか不思議な感覚で尾を引いてる感じです
いい映画です

たん