「一冬の恋から再会の春 憧れを通して人を好きになる」ぼくのお日さま サスペンス西島さんの映画レビュー(感想・評価)
一冬の恋から再会の春 憧れを通して人を好きになる
2024年劇場鑑賞74本目 優秀作 73点
公開3日目に池松壮亮とヒロインと監督の3人が登壇した舞台挨拶にて鑑賞
鑑賞前はどことなくミッドナイトスワンの再来かと期待していたが、まぁあながち間違いではなかったがよりマイルドでパステルカラーな映画であった
池松壮亮がタクヤくんがさくらちゃんに抱く恋心を自分に投影しているかのような文字通りに応援している様が、大人になった悲しさにも感じた
あんな抜け目ない学年に何人かいる顔から髪質から骨格から恵まれた美少女ヒロインが可愛いフリースきてポニーテールでアイス滑ってたら、その子の周りが白くふわふわしだして頭がぼーとして何も考えられなくなるよ
タイトルのぼくのお日さまは、同年リマスター公開されたリトルダンサーの様に、大衆の性にあった競技に適応や高揚が得られず、とりわけ女性が行う競技にひょんなことから興味を持ち、それを通しての憧れに生きた話で、主人公の男の子にとってのヒロインの神々しさだと安直に想起させるが、これは自我を受け入れ、少し枯れ始めた大人の池松壮亮が、まだ真っ白な化中にいる少年少女の二人の眩い光景そのものが希望になっている静かな演技をした池松壮亮を表したタイトルだと思っています
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