ザ・ウォッチャーズのレビュー・感想・評価
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Year! めっちゃシャマラン
もはやジャンルの一つとして認めたい、シャマラン作品をカテゴリー化したいのだが何と呼べばいいのかをずっと考えていた。
黒澤映画と聞けば、あの脈々たる名作の風景が浮かんでくるし、ジブリ映画と聞くとトトロやらもののけやらがサッと脳裏に浮かぶ。ヒッチコックはサスペンスの巨匠。スピルバーグは既にスピルバーグという名前そのものが形容詞か。
まてよ、そうか。映画監督の名前を形容詞として扱ってみて、腹落ち感というか、人々がそれをイメージできるようになったら殿堂入りということか。
だとするなら、「~的」なんていう言い方、形容動詞化してみたとき、問題なく使用できればその監督の作品ジャンルは殿堂入りできるという、フィルタリング方法はどうだろう。
クロサワ的な映画。
ハヤオ的な映画。ふむふむ。
ヒッチコック的な映画。
スピルバーグ的な映画。
シャマラン的な映画。おー!
別に無理やりカテゴリ名を作らずとも、シャマラン映画はその名で既に形容できる文化へと昇華しているようだ。
パパシャマランでも、ママシャマランでも、ムスメシャマランでも、シャマラン作と聞いただけで、あの何か「謎」仕掛けがありそうで鑑賞後の帰り道でガッカリしたり仲間とツッコミどころを言い合ったりできるスリラー・ホラー映画。それをみんな想像しちゃう感じだ。
本作「ザ・ウォッチャーズ」の鑑賞前の期待感と、鑑賞後のモヤ残り感は、ムスメシャマランでもシャマラン100%の味わい。そこまで食べたい気はしないのだけど、口に入れたら結構美味しいから手が進んでしまうものの、次の日にそれを食べたことや味を忘れていそうな感じ。まるで居酒屋の突き出し料理のように。突き出しにはこんなにツッコミどころはありませんけどね。
沢山ありすぎて疲れるので、ツッコミどころを書くのはやめておこう。それに、ツッコミどころにいちいちツッコんでいくのは正しいシャマランの食べ方とは言えないのだ。激辛ラーメン店で激辛ラーメンを食べて出てくる汗に文句を言うようなものである。そのツッコミどころを全無視して、作品の美味しさだけを味わい切るのが正しいシャマランの食べ方なのだ。
今回のシャマランはメインのストーリーに加えて、デザートとしてエピローグまで付いてくるというお得感あふれる内容。やっぱりデザートは別腹というか、そのあたりはムスメシャマランの「やっぱりデザートつけようよー」的なこだわりが有ったのではなかろうか。そしてデザートは確かに有ったほうが良かったように思えた。
・・・。
ツッコミどころを書かないと言ったが、そしたら書くことが無くなっちゃた。
美味しかったなあ。
シャマランの次回作、パパシャマランによるコンサート会場スリラーも、今から楽しみなのである。
イニシェリン島の、、
シャマラン親子ということでホラーの構えで見ましたが、自然の美しいアイルランドのゴールウェイとアイルランドのどこかの森が舞台ということで、私はイニシェリン島の精霊をやや思い出しました。
調べてみると、イニシェリン島の精霊の舞台であるアラン諸島とゴールウェイは近い場所で、妖精の神話というのはこの地方では割と根付いている話なのかもしれない。
民俗学という観点から見ればファンタジーとしてまあまあおもろいかなというくらいでした。
スッゴク面白かった シャマラン親子天才❗
2日前にチケット購入。
既に1人購入者あり。
いつもの席を購入。
今作は比較的、上映館も上映回も多いので
シャマランネームバリューなのかな。
近場の映画館でも上映していましたが、お安いイオン系列まで朝8:15から大雨の中原付で行ってきました(7:30出発)
観客7人…寂しいけど、天気や朝イチならこんなものかな。
シャマラン監督の近作、ノックとオールドは大好きなので、今回もあらすじから自分好みなので期待大。
自分的にはかなり面白かったです。
ラストはどうするのか途中からワクワクしちゃいました。
大当たりで大満足です。
主人公はエルファニングちゃんのお姉さんなのね。
今回、いつものイオン系列の映画館が、スマホタッチの入場に変わっていました。
半券を集めるのが好きだったので、残念です😢
なかなかスリリングでした。ストーリーは良く出来てます、思いっきりホ...
なかなかスリリングでした。ストーリーは良く出来てます、思いっきりホラーでも無くグロさも無いのでちょっとハラハラしたい方には良いかも。
ほぼ森の中の映像で効果音も不気味で引き込まれます。
森から脱出出来て完全に気を抜いてたら、まだあったのね、疲れました。
凄い世界観でした!
救いのあるラスト
途中までありふれたクリーチャーズの出現で終わるのか、、と思いましたが後半からラストまで流れるようなストーリー展開になかなか面白かったです。
誰にでも孤独や邪悪な部分があり、それを受け入れて生きていていけたら少しは楽なのかな。
未来のあるラストですっきり観れました!
昔の少女漫画みたい
シャマラン監督は好きですね。映画ってそれでいいよね、って思わせてくれます。その瞬間、瞬間で、全てを忘れさせてくれるならば。
たとえ、どんなオチが待っていようとも。
お嬢様もまずは父上と同じ切り口です。
全盛期のホラー少女漫画を彷彿とさせる作品と思いました。
民間伝承ものを得意とした高階良子先生あたりの。
曽祢まさこ先生の「わたしが死んだ夜」は、最近読み返して、子供の頃読んだ衝撃は決して幻では無かったと、おっさんになって新ためて衝撃を受ける大傑作でしたが、双子も重要なメタファーとなっていたので、ふと思い出しましたね。
あの時代のホラー少女漫画といえば、生涯のトラウマを植え付け、小学生の知的好奇心を刺激し、愛ってなんだろう…と、大人の階段を無理やり上らせる。
今作がそんな人生の宝物のような記憶にはなりませんが、あの頃の気持ちを思い出させてくれたので、満足です。
アシタカとサンの物語の普遍性を再認識
シャマラン監督ではなくてこれからはシャマランファミリー⁈
〝予告編からの期待は必ず裏切られる〟
という宣伝文句で語りたくなるところのあった最近のシャマランさんでしたが、今作は「あっ?少し趣向を変えたんだ」という新鮮な驚きがありました。
アイルランドといえば〝妖精の森〟を思い浮かべる人が少なくないと思いますが、今回はそれを逆手にとって?やってくれましたね!
ダークファンタジーとして捉えれば、それなりに不気味で悲しくもあり、感情移入もできる。
テーマ的には『もののけ姫』に通じる部分もあります。
すなわち、人間社会の発達により、ある時を分岐点として、共生のできなくなった人間とあちら側の種族の物語。
そう思って振り返ると、こちらのラストシーンは、『共に生きる道はないのか』と尋ねるアシタカと『ニンゲンは嫌いだ』と応えるサンのように見えなくもないのです。
ホラーではない
この手の話は怖い雰囲気だけで何も説明がないまま終わることが多いですが、その点、この映画はしっかりとどういうことかを説明してくれるのが良かったです。メッセージ性もちゃんと感じられました。
ただ、その前半部分、つまり説明が出る前の一連の怖い出来事に関しては一貫性がなく、登場人物の描写も不自然な反応や行動が多く見られ、映画全体として改善が見えるところです。
ダコタ・ファニング目当て
で映画館いきました。
相変わらずかわいいですね。歳をかさねても、スクリーンの中で汚れていても素敵でした。
アイルランドと妖精って日本人でもなんとなくノルウェーとならんで密接な感じすると
思っているもんですから、まったく違和感なくストーリーに没入していきました。
舞台自体が深~い森ですし、湖とか川にかかる橋とかの雰囲気、そして知っている土地の
名前がでてきたりしたので最後まで
ぶれないというか、これで宇宙人だったら怒るよ~とか思いつつ楽しみました。
原作マンガとアニメの印象がごっちゃですけど、デビルマンを想起させてくれました。
古文書(?)みたいな絵の中では、白くて羽の翼があって、人間と共生しているときは
天使みたいにみえました。でも人間にだまされて地下に閉じ込められて、黒くて異形にかわった後は
悪魔ぽく見えます。マデリンが正体を現すとき、台所に虫がうごめいたりしているシーンは
ほかの映画だと悪魔や死霊がでてくるときの前触れな気がしますし。
デビルマンは悪魔(デーモン族でしたっけ)の力を身につけた人間の
葛藤の物語です。人間を守ろうともするんですが、人間も悪魔より業が深いので、、、
ダニエルやキアラやミナを守ろうとした時、ひび割れた鏡の壁の前のマデリンはデビルマンだったなーと
真相がわかった後にはさみこまれた回想シーンから想い起こしてしまいました。
デビルマンもハーフでしたから。氷河期に氷に閉じ込められたデーモン族も悪役にしては征服のモチベが
しっかりしてますしね。
鑑賞後ですけど、
氷河といえば、太古のばい菌やらウイルスやら生物が温暖化でどんどん溶けて復活するなんて記事を
観てたので、森林も伐採をつづけると変な穴ぼこを発見したり、パンドラのハコの蓋をあけちゃうんだろうな、
と想像しました。
この監督・脚本さん、原作の方の映画はまた観たいです!
ちゃんと種明かしはするけどなんかもやっと
Mナイトシャマランの娘が監督の作品。
てっきりMナイトシャマランの新作かと思って見に行っちゃったよ。
良いのか悪いのかわからないけど、
Mナイトシャマラン感はあり、楽しめた作品。
ちゃんと種明かしするのもシャマラン感を感じさせる要因な気がするけどそれはそれで良い。
種明かしもちゃんとされるのに何故かスッキリ感があまりないのは何故なんだろう?
「ウォッチャーズ」
何か得体の知れないもので終わらせずちゃんと実態のあるもの、作中ではクリーチャーのような姿で描かれるわけだけど、
元は神のようでもあり、妖精であり、人間と共存してしたとのこと。
共存してたときは日に当たっても大丈夫だった感じ?
羽がなくなったり、日に当たれなくなったのは人間に追いやられてからって事で合ってたっけ?
まぁなんにしてもてっきりやばい思考の人たちに監視される見せ物小屋系か宇宙からの上位存在的なものに監視される話かと思ってたらちょっと違ったのは面白かった。
人間よく知って、人間社会の内側から反逆開始しそうなやつ。
「ウォッチャーズはつまりなんだったんだろ?」
物語をそのまま受け取れば、そういう種族がいましたとさ。でおしまいなんだけど、
何かのメタファーとかなのかな?とも考えてしまう。
学習スピードが早くてはじめは人間のトレース指の数とか間違えるって言ってたけど、
なんかAI学習っぽいなって気もした。
AIロボが人類を敵と見なす系の作品はありがちだけど、似た物語をファンタジーで描いているようにも思えてそれはそれで新しさを感じで面白かった。
その場合昔からいた存在って設定とかは余計になってしまいそうだけど。
ラストはなんだかんだでハッピーエンド(?)な感じだけど、主人公の抱えていた闇に関しての描写があまり無いのでなんだかその心の変化にあまり気持ちが乗れずでした。
あの小屋風呂無し?飲料水は川?とか結構気になるところもあるけど、なかなか楽しめた作品でした。
なんだかもっとクリーチャーホラーな感じでも良かったかも。
設定からして
これはホラーじゃないね ダークファンタジーの部類だ
色々突っ込みどころ満載でリアリティ描写が好きな自分に合わなかった
どちらかというとアニメやゲームに没頭するタイプの人たちは 合うんじゃないかなと思う
一度入ったら出られない夜になると殺しちゃうそれがいる森でどうやって地下室を13人の作業員で作るんだよ
資材はどうやって運ぶんだ
水道もトイレもないのに生きていけねえだろ
う
その割に小綺麗っていうところもね
邦画ではありがちなんだけども洋画もそういうのが増えてくるんだろうな
そういうのを気にしない人なら 面白かったって言うんじゃないかな
なんとなくメイズランナーに近かった
邪悪な一面と向き合う
自分の知らない何者かになってしまわないように…。"シャマラン"襲名へはまだだが、色濃い影響と同じ路線を感じ取れた"シャマラニズム"の片鱗。これはぜひ父の影響を色濃く感じさせる息子クローネンバーグ『インフィニティプール』と2本立てで、名画座上映組んでほしいセット(テーマ的にもドッペルゲンガーやアイデンティティ的な部分が通ずる)。
"っぽい"話にホラー演出も随所に見られるスリラーだったけど、ジャンプスケアも多くて、そこには少しウンザリ。そして、進撃の巨人に…?
思ったより理屈づいてた。
ムスメもとんでも展開かと思いきや意外にまとも。まあ、ツッコミどころは多いが普通にホラースリラーとして楽しめた。全員で脱出始めたあたりから結末がうっすら予想出来てしまいそれがら当たってしまったのは残念。驚きは控えめかも。
シャマランブランド無くて良かったのかも
だいぶ覚悟して、ハードル下げて見ましたが意外と良かったです。
なんで?なんで?は沢山ありますが、この程度ならトークトウミーとかと同じようなレベルだと思いました。シャマランブランド無くても、無い方が正当に評価されたかも。
妖精の成れの果てというのも、そう来たか!と。これが宇宙人や、モンスターだったら寝てました。個人的な感想です。
あの小屋どうやって作った?あの説明じゃなぁ。なんで実在の人に化けたがる?化けなかったらバレないのに。化けるために毎晩見てた?やっばシャマランブランドでしたね。
鳥の飛び去る方へ。
地図には載ってない森に迷い込んだミナの話。
職場のペットショップから動物園に鳥を届けてくれと頼まれたミナ、鳥籠に鳥を入れ車である森へ入っていったがスマホにノイズと車の故障で足止めに…、助けを求め車外に出ると森の中を走り去る白髪女性の姿が、その女性を追うと鉄の扉を開けた白髪女性が「助かりたければ入れ」と始まる。
鳥籠と呼ぶ建物に住むマデリン、キアラ、ダニエルとその森での三つの掟、「監視者に背を向けない」「常に光のあたるところ」「ドアを開けてはいけない」…、建物の一部の壁がマジックミラーの様になってて、夜はその森に住むウォッチャーズと呼ばれる者に自分の姿を見せると…、もとネタはMM号?何ておふざけをいれながらも、その森に住む何かが中々姿を見せず、最初は恐怖からの被害妄想か何かなんて思ったけど…。
結局この細長い人ってハーフだったんですね、見た目は怖くなかったけど音で少し驚かされた感、怖さとしては個人的にはもの足らなかった。ミナ演じたダコタ・ファニングさんは最近またよく作品で見掛けますね~素敵!
人間の完コピは難しい
Mナイト・シャマランの娘さんが監督という事でどんでん返しを期待したが、なるほどという感じで悪くはなかった。
長い間虐げられ?表に出て来れなかったモノ達が虎視眈々と人間との入れ替わりを狙う、という大きな筋としてはなんとなくジョーダン・ピールの「アス」を思わせる。
監視される側のルールも面白く、毎日全身を見せ、時にはダンスを踊るなどはコピーを完全なものにするためのものだったという発想は面白かったし、混血の存在など興味をそそる設定も秀逸だった。
教授の研究室にある資料や写真を見て状況が明らかになって行くのだが、それまでとは明らかにテンポが早くなるのでまだ何かあるのかなと思ってしまった。
森を出てからたたみかける様なバタバタした感じがもうちょっとだった。(バスでも何か怖いことがあると思ったしw)
妖精?を閉じ込めてる蓋みたいなのはご当地マンホールみたいで可愛かった。
主演のダコタ・ファニングは子供の頃の印象が強く、成人してからもそれなりに活躍してはいるがかつて美少女だった面影が無くなっているのが残念だった。
(妹のエルの方がビジュアル的評価は高いですね)
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