「予告編映像が頂点だった。」ザ・ウォッチャーズ 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)
予告編映像が頂点だった。
本心を言えば、予告編以上の映像やスリルはなかった。
“それ“が支配している森は、言わば魔界で、
現実とは違う時間が流れ、生死を超えた超常空間。
本来、入口を封鎖すべき森で、富士の“青木ヶ原樹海“のような場所。
行方不明者が続出してるなら、封鎖して時々は捜索すべき場所。
多分、普段は何一つ不審なところはないのかもしれない。
この映画はM・ナイト・シャラマン監督の3人の娘の2番目。
イシャナ・ナイト・シャラマンが監督・脚本を務めている。
原作はイギリスの妖精伝説を元に、父親のM・ナイト・シャラマンが
2021年に出版した本を原作としている。
古代から生息していた妖精が人間と結婚をして、ハーフリングが
生まれた。
ハーフリングはその変わった容姿から人間として認められずに、
森の地下深い世界に独自の時間軸で生息し続ける。
それにしても解けない謎が多い。
謎を放置してそのまま終わるような映画。
主人公のミナ(ダコタ・ファニング)や人間を、
ガラス張りの部屋に閉じ込めて、夜にクリーチャーが
ウォッチングする?
なんのために?
殺すわけでもなく、食べるわけでも、交配して種の存続を
図る訳でもない。
全て映画のために、伏線をばら撒き、未知の存在を想像させて、
不可解なホラー空間を創り、解けもしない謎に監督自ら、
的確な答えも見つけられない。
そんな雰囲気だけの作品でした。
家業が世襲な訳ではないのだから、ホラー以外の映画で
勝負すべきだと思います。
お父さんの新作「トラップ」では姉のサレカ・シャマランが、
アリーナツアーをする歌姫役で出演している。
娘売り出しのプロジェクトはパパを熱中させている。
好きキライありますよね。
あと、ジョーダンピール監督も好きかな
独特な世界がはまります
トラップはけっこうこちらでは上映があり、
近隣の映画館では、1日6回上映です。
何気に人気あるのかも