ゼロ・コンタクトのレビュー・感想・評価
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実験的、それだけの映画
作り方で興味を引くだけの映画なんてどうかと思う。謎のマシーンがどんなものか、実現できているのかが、ひとつの焦点だったが、実体は出てこないし、マジックみたいな使われ方だった。ストーリーをもっと工夫してほしかった。
「薄目を開けた感じ」でおおらかに観るべし(笑)
カナダ人のリック・ダグデイルがメガホンを取った、まさしく”コロナ仕様” の映画だ。
例外的なシーンを除いて、出演者同士のコンタクトはない。同時に画角に入るのは、最大でも2人までだったと思う。
リモートのみでどこまで出来るか?
実験的な意味合いの濃い作品だが、ちゃんと(というと失礼かもしれないが)鑑賞に耐えるものに仕上がっている。
ただし!
おススメの鑑賞方法は、
◆細部にこだわりながら見ないこと
◆ストーリー展開について小さな「?」は無視すること
◆全体として「薄目を開けた感じ」で見ること(笑)
なので、ご参考までに。。。
天才エンジニアのフィンリー・ハート役に名優アンソニー・ホプキンス、
その息子サム・ハートをクリス・ブロシューが演じる。
フィンリーが開発しようとしていたのは、「人やモノを瞬間移動させられるマシン」、つまり、巨大な ”どこでもドア” だ。
フィンリーは亡くなってしまうが、生前に仕掛けたプログラムにより、フィンリーに関わりのある5人の男女が、ある日突然、Web会議に召集される。
フィンリーが創業して以来の仲間、
フィンリーの会社の幹部、
同じく顧問弁護士、
開発部門の責任者(ちなみに、日本人という設定)、
フィンリーの一人息子(フィンリーを嫌っている)
という顔ぶれだ。
◆マシンは開発ストップしたのでは?
◆稼働させようとすると地球に異変が?
その会議の最中に参加者の一人が、何者かに殺される。
そして、次には「マシン」が盗まれたことがわかる。
別の参加者宅に不審者が侵入する。
ほとんどが、Webミーティングの場面であるため、
迫力や臨場感を求めるのは酷だ。
また、カメラに向かって話すのがメインなので、
役者の演技をあれこれ言うのも気の毒というもの。
その代わり?、
画面にノイズを入れたり、
演者に動きを与えたり、
工夫の跡が見える。
途中のハラハラドキドキな展開と比較して、
「オチの虚無感」がひとしお(笑)。
う〜ん、、、
これ以上のヒネリを加えると、かえってシラケてしまうのかな?
エンドロール中のメイキング映像は、よくあるNG集ではなく、製作スタッフが主役になっており、なかなか興味深かった。
アンソニー・ホプキンスの圧倒的な存在感とカリスマ性を加味して、☆2.0
アンソニー・ホプキンスが出演
アンソニー・ホプキンスが出演だけで観てしまいました。
コロナ禍で接触なしで映画が作られたらしい。
全編パソコンやスマホ、防犯カメラなどの映像を
駆使した作り方で、「Search サーチ」を観てるよう。
ストーリーとしてもあんまり入ってこなかったなぁ。
全編通してリモート会議で、17か国の89人が無接触で製作したという...
全編通してリモート会議で、17か国の89人が無接触で製作したという斬新さはある。
しかし、ちょっと技巧に走り過ぎたか、頻繁に画面が乱れるのは不快感がある。
また、地球を壊滅させる危険とか言われても今一つ緊迫感が伝わってこない。
結末も今一つ爽快感に欠けたかな。
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