35年目のラブレターのレビュー・感想・評価
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鶴瓶は演技していないように鶴瓶のままでした
何度も『くすっ』と笑わせ、最後に泣かせる吉本新喜劇的要素のある奈良県舞台の人情ドラマでした。ボロ泣きしてしまいました。
鶴瓶は素のまま、衣装も含めて、演技していないように鶴瓶のままでした。
気になったのは、婚姻届をどのようにしてだしたのでしょうか?
他にも色々ありますが、
細かいところに突っ込まず、素直に観るべき映画ですね!
温かい映画です
せっかくなので舞台挨拶付きの回を鑑賞。
俳優さん含め登壇者の皆さんが温かい方々ばかりで、それぞれ作品愛に満ちていた。
鑑賞後だったのもあり、いい映画になるはずだと納得。
泣いて笑ってまた泣いて泣いて。
映画館でこんなに泣いたのは初めて。
まさに老若男女に溢れた館内から聞こえる啜り泣きや漏れ聞こえる笑い声。
若き保を演じる重岡くんの苦悩や葛藤が痛いほど伝わり、読み書き出来ないと打ち明けるシーンで涙。
優しさと芯の強さを感じさせる萌音ちゃんは終始愛らしく、夜間中学で起きる良い変化も鶴瓶さんが演じてこそ不自然さが全くない。
ラスト皎子さんのラブレターで涙が溢れて止まらず。知世さんの声が本当に美しい。
あえてなのか、手書きではなくタイプライターの文字なのが余計に涙を誘う。
親代わりのお姉さんからもらった大切なタイプライター。
手書きじゃなくてもいいんだよ。どんな形であれ伝えたい気持ちを手紙にしたらいいんじゃないかな、と優しく背中を押された気持ちになった。
それでも尚大切な人に手紙を書きたいなと思えた。読み書きが出来ることに感謝しながら。
秦さんの曲も映画と合っていて、とても温かいいい映画でした。
まさか20年通うとは
一番印象的だったのは、新妻の書くラブレターを読めない夫が握り締め隠れて泣いてしまうシーン。
学校は学び方を学習する場所だと思ってずっと小学校教員をやってきた。現場の教員でもないのにこの言葉を教師役に喋らせる脚本家はどれだけ取材したんだろう。そして実話と聞いたが、本当にこれを教員が言ってて保さんがそれを覚えていたのなら、それも凄い。
夜間中学を20年も通い続けて、その間に支え続けた妻も亡くなった。でも映画の最後に残ったのは彼の笑顔。
折れない彼の心。でもそうなるにはきっとそれまでに色々あった。あくまでも人として、でも勁い心。
4人でキラキラと水面の光る湖の畔に座る。やがて1人に。でもきっと4人だと思った。
映画を見るまでは感想やコメント読んでもふ〜んて感じだったが、見た後はストレートに響いた。きっとそれは実話を映画にしてたから。真実はストレートに響く。
筋書きどおり
清々しいほど、思った通りのストーリーでした
それが、イヤでは無かった
きれいで、しっかりした奥さん
嫁が亡くなっても、温かく支えてくれる
娘夫婦や孫たち
世の中の、おじいちゃん達の理想を
絵に描いたような話で
キレイゴト満載ではありますが
学ぶことの大切さや
家族を大切にする気持ちを
思い出させてくれる作品でした
自分にはどうも合わなかった…
※批判的な表現を含むレビューです。
・本題のラブレターはとてもよかったと思う。
映画館でも結構泣いている方が目立ちました。
ただ、それ一本で丸々2時間はきつかったかも。
序盤やラスト付近は良かったけども、中〜終盤はかなり飽きてしまった。
若い頃の話があるとはいえ、ほぼ夫婦二人の物語でそれ以外はモブ…。
肝心の夫婦の話も実話を元にしているからか、どうにも物語として薄味で意外性に欠ける。
これが完全なフィクションだったらもっと色々付け足せたんだろうけど…。
・二人の関係や、若い頃の苦労の掘り下げの分領に対して、勉強や学校の掘り下げがなさすぎる。
ダイジェストの勉強シーンはあったが、勉強に対する辛さ、しんどさ、楽しさのような主人公の感情があんまり伝わってこなくて残念。
LDなどの発達障害がもしあるならその辺りも描写してほしかった。(これはなければないでいいが)
また、授業中にカーテンで自分を全て覆うほど人に注目されたくない少年や不登校の少女が出てきたが、次の瞬間には主人公と仲良くなって解決していてあまりにもエピソードとして薄い。
この辺りをもっと深掘りしてほしかった。
・原田さんが若すぎて鶴瓶さんと夫婦である設定少し違和感を覚えてしまった。
元々実話のこのお話がテレビで取り上げられた時に仰天ニュースでも放送されたようで、その縁もあって鶴瓶さんが主演となったようだ。
鶴瓶さんのキャラクターが強すぎて、映画や、主人公という人間に没入しにくかった。
もちろんこう思うのは私だけかもしれないが…。
こきおろしてしまったが、総じてこの映画は悪い作品ではないと思う。
だけど自分には合わなかったな…。
ファストフードを食べに来たら、減塩オーガニックな手料理だったような感じ…。
本筋であるラブレターの描き方はよかっただけに、私としては架空でもいいから深掘りしたエピソードを入れてくれたらよかったと思う。
元になった実話があるとはいえども、映画にしている時点で創作なのだから。
主題歌も映画に沿ったものでなかなかよかった。
涙腺弱い方はハンカチ必須で見に行きましょう
主人公が子供の頃の学校の先生以外は不快に感じる登場人物がほぼおらず、しんみり、ほろっと出来る良作だと思いました
推しポイント
・主題歌の秦基博さんのずっと作りかけのラブソング
・歳を重ねても可愛い原田知世さん
・安田顕さんが演じてられている先生に凄く好感がもてる
【”聡明な妻が、読み書きの出来なかった夫が一生懸命書いたラブレターに笑顔で63点と言った訳。”今作は常に相手を想い、労り合い、支え合う夫婦の長きに亙る愛を描いた心に沁みる物語である。】
■小学生2年で、貧しさと家庭環境により学校に行けなくなった保(重岡大毅、笑福亭鶴瓶)が、社会に出て必死に寿司屋で働く姿。そして、彼を雇ってくれた店の主人(笹野高史)の頼みで見合いをした美しき女性、皎子(上白石萌音、原田知世)との出会い。
クリスマスに妻がくれた万年筆。けれど、字が書けない事を言い出せない保。妻はその事実を知っても怒る事なく、”私があなたの手になる。”という優しさを示す。
そして、定年退職を迎えた保は、妻のために夜間学校に通い字を覚え、ラブレターを書くと宣言する。保を支える先生(安田顕)やクラスメイト達の優しい姿・・。
◆感想
・実話であるという事にも驚くが、登場人物達が皆、人間性が豊かで、明るくて優しい所が良い。
・その代表が、保であり、皎子である。皎子が保の良い所三つを、”優しい””いつも一生懸命””かわいい”というシーンがあるが、”かわいい”と妻に言って貰える夫って、素敵だと思うな。
・保は非識字者であるが、寿司屋でも、夜間学校でも人気モノである。それは観ていれば分かるが、彼が供えた豊かな人間性に基づくものだと思う。そこに、皎子は惚れていたのだと思う。
夜間中学に来た、人の目が気になりカーテンで覆われた席に座る少年と、最初に普通に会話を交わすのも、保である。
・夫婦の娘達(徳永えり、ぎぃ子)が、良く夫婦の家に夫と孫を連れてくるのも良いな。中々いないのではないかな、あれだけ仲の良い家族は。保と皎子の育て方故であろう。子供は親の背中を見て育つのである。
・娘達が小さい時に”何でお父さんは字が書けないの?”というシーンで、皎子が答える言葉が良い。”お父さんは、一生懸命働いて来たでしょ。だから、貴方達は学校にいけるの。”俯いた保が、恥ずかしそうに、けれども誇らしげに顔を上げる。皎子の聡明さが良く分かる。
・皎子が脳の血管の病気で入院し、退院後も精神が不安定な時に、タイピストであった時から大切にしているタイプライターで文字を打っているシーンとタイプライターの音。皎子は、”タイプライターを使わないと機械もだめになっちゃうから”と言っていたが、ラストへの展開が素晴しい。
<そして、皎子は保が二度目のラブレターを書き終わる前に亡くなってしまう。ショックを受ける保を娘二人が労わる。そして、ラブレターを書き終えた保は、夜間学校に戻る。
そこで妻が密かにタイプライターで打っていた自分へのラブレターを原田知世さんが読み上げるシーンも素晴らしい。ラブレターは難しい文字は使っていないが、妻の夫を想う気持ちに溢れている。そして、何故一通目のラブレターに63点と言った理由も、記されているのである。このシーンは涙を堪えるのが難しい。
今作は常に相手を想い、労り合い、支え合う夫婦の長きに亙る愛を描いた心に沁みる物語なのである。>
ありがとうさん
原田知世さんはラベンダーの香りで気を失って時をかけてるころ、または天国にいちばん近い島を探してるころメッチャ好きでしたが徳永えりさんのお母さん役ですか、なんだか時代の流れを感じますね〜!そういえば角川三姉妹の長女、薬師丸ひろ子さんもすっかりお母さん役が板に着き過ぎて最近のZ世代なんかは、まさかマシンガン持って『カイカン〜』って言ってた女子高生がいたこと、歴史の教科書でしか知らないでしょうね?!(そういえば三女の渡辺典子さん、バブル崩壊とともに見かけなくなりましたよね?)
先日の松たか子さんと松村北斗さん夫婦もついつい「がんばれ!」って思いながらみてしまいましたが、今回は原田知世さんの魅力爆発の映画でしたよね!随所で泣かせていただきました。
ストーリー中ほどでは西畑保(鶴瓶さん)が感じたのと同じく、タイトルのラブレターを渡したもののなんだかな〜って感じでどう展開していくのか不安さえ感じてましたが後半にかけての畳みかけはすごかったですね。
原田知世さんの幾度とない『ありがとうさん』には泣かされましたね。もともと大好きな女優さんでしたがまた一段と好きになってしまいました。今なお綺麗だし、もの腰の柔らかさも素敵でした。ほっこりできるいいお話しでした。
おまけ
松尾諭さんは時間があれば多分鶴瓶師匠になりそうですが、重岡大毅さんはよっぽどの事故がなければなり得ないですよね。まあ奥様の方もそう言えないでもないですけど。その点では娘さんニ姉妹は見事に似た子役さんを見つけてきたと思いました。
おまけ2
昨日の土曜朝イチ上映回はこの前と打って変わって20人くらいの観客で(多くて)ちょっとびっくりしました。(名古屋の映画館あるある?)でも結婚35年目の僕レベルでも若造の部類に入れる年齢層でした。確かに朝8時から映画館には足運ばないかな。若い層は!
おまけ3
封切り日の朝かな?羽鳥さんの番組で最近の離婚事情について特集して長嶋一茂さんが色々語ってました。総合的にはお互いが相手をリスペクトする(まで行かないにしても話を聞くこと)が長続きの秘訣だと思います。あくまでも私観ですが!
何歳になっても、目的のある努力は実るものなのだと思った
2025.3.8 イオンシネマ京都桂川
2025年の日本映画(119分、G)
原作は小泉孝保のノンフィクション『35年目のラブレター』
読み書きのできない夫が妻のためにラブレターを書く過程を描いた恋愛映画
監督&脚本は小泉連平
物語は、1999年を起点にして、27年前の新婚時代と幼少期を過去編として描いていく
幼少期の生活とトラウマから読み書きができないまま大人になった保(重岡大毅、老齢期:笑福亭鶴瓶、幼少期:渋谷そらじ)は、色んな職場を転々としながら、寿司屋の逸美(笹野高史)に世話になることになった
勤勉な保は仕事を真面目にこなし、新人を教えるまでに成長する
そんな折、逸美の知り合いから見合い話が来て、保は渋々参加することになった
そこに現れたのは皎子(上白石萌音、熟年機:原田知世)で、彼女は保が驚くほどの美人で、自分とは不釣り合いだと思っていた
読み書きができないことを言えないまま、二人は結婚することになり、それから半年が過ぎた頃、保はこれ以上隠せない状況に追い込まれてしまう
この半年間は楽しかったと言う保だったが、皎子は「わたしがあんたの手になったる」と言い、それから二人の夫婦生活が始まった
物語は、この過去パートを丁寧に描き、
現代パートで夜間学校に通う様子が描かれていく
夜間学校にいられる時間は20年で、半分が過ぎた頃でも満足に字が書けなかった
一度はやめようと思うものの、谷山先生(安田顕)は進歩していると言い、自分のこれまでの学習を振り返って勇気づけられることになった
その後、ラブレターを書くために邁進する日が続くものの、皎子が病魔に襲われてしまう
脳の血管に異常が見つかると言うもので、手術をして一度は回復するものの、その時が来てしまうのである
物語は、手紙が読めない保で始まり、それが読めるようになるまでとなっていて、そこには夫婦それぞれの想いが隠されていたことになる
面と向かって言えないことも手紙でなら言える
そんな素敵な要素が詰まっていて、タイプライターの味わいのある文字が、さらに涙腺を緩めてしまうのである
映画は、現代パートと過去パートを違う俳優が演じることになっていて、これをどのように受け止められるかのように思う
似ている似ていないを重視するのか、気質が似ていると脳内変換できるのかで見方は変わってくると思うが、個人的にはこの夫婦の歴史としては合っていたのではないか、と感じた
いずれにせよ、実話ベースの物語で、特異な過去があったとしても、当時はそこまで稀有なことではなかった
時代が変わり、今では読み書きできない人はほとんどいないけれど、義務教育を全うできない人がいるのも事実だと思う
人は何歳になっても新しいことができるので、それを再確認する上でも、勇気づけられる
人生には色々あって、その時にしかできないこともあれば、かなり年月を要してからでもできることはある
なので、今足踏みが必要な人は足踏みをして、前に進むためのタイミングを見つけたら良いのではないか、と感じた
心が温かくなる映画です。
久々に作品を見て涙が溢れました。
夫婦の始まりと晩年部分が描かれていますが、夫婦のお互いを思いやる姿に心が温かくなります。
また、夜間学校の仲間との関わりも、ご近所との関わりも、全て温かくて素敵です。
クスッと笑える場面もあり、笑って泣いてとても良い作品でした。この作品に出会えて良かったです。
せめて最後に奥さんを旅行に連れて行って欲しかった
あの歳になるまで勉強するチャンスはあっただろうにずっと奥さんに頼りきりで奥さんが可哀想だと思う。
奥さんが一生懸命頑張ってアルバイトみたいな仕事して小銭稼いで文句も言わず行きたい旅行も行けず脳の病気で旦那より早く亡くなって旦那の方はやっと字が書けるようになりましたとかもっと早く奥さんを楽にさせて欲しかった。
最後奥さんが可哀想で涙が出ました。
この映画の主役は奥さんの方だと思う。
素敵なご夫婦
文字の読み書き出来ない夫を支える、献身的な妻のお話だと、あらすじを見ただけだと思ってしまうのですが、それだけでは無くて、お互いが思い合っているからこそ、歳を重ねても笑顔溢れるご夫婦でおられたんだなって、感じました。
過去パートでは、保さんの辛さや悔しさ、申し訳無さを受け止めて寄り添ってくれる皎子さん。
現代パートでは、それを乗り越え過ごす中、出来ない事に立ち向かう保さんの背中を押し見守る皎子さん。
そうやって、支えてくれる皎子さんの幸せには、保さんは絶対必要だったんだなって、最後まで観て思いました。
過去と現代で、保さんと皎子さんは別の演者さんでしたが、過去のお二人を経て現代のお二人があるんだなと思える程、違和感がなくて、演技と言うよりこのご夫婦の日常を観ているような感覚だったので、微笑ましくなったり、クスッと笑ってしまったりしましたし、悲しさや辛さのあるシーンでは、一緒に泣いてしまいました。
この映画は、特別何かに強く訴えかけるようなお話では無いのですが、共感したり感情移入出来るので、観た後に、私もこうなりたいな、やってみたいなって自然と思えました。
また、観終わった後パンフレットも読んだのですが、シーンの補足的な事も載っていて、本当に実話なんだって更に感じました。
人を思い遣るって、どんな事なのかを自然と感じられましたし、諦めずにやってみる事の大切さも知れる、そんな映画だなって思いました。
優しい、一生懸命、かわいい‼️
不幸な生い立ちのため十分な教育を受けることが出来ず、読み書きができない65歳の主人公。定年を機に夜間中学へ通い、長年支えてくれた妻へ感謝のラブレターを書こうとするが・・・‼️感動的な物語です‼️物語だけは‼️天邪鬼な私の感想としては、表面的な取り繕いが目立つ映画、外ヅラがいい映画ですね‼️まず主人公が読み書きできない恥ずかしさや悲しさがあまり伝わってこない‼️妻からのラブレターを読めず、万年筆のプレゼントも使うことが出来ないみたいなエピソードはあるのですが、なぜ主人公は35年間も読み書きを習得しようとしなかったのか⁉️あまりにも忙しすぎて時間がなかった⁉️妻が一生懸命教えてるのに居眠りする主人公‼️あまり真剣味が感じられないし、仕事が忙しいなら忙しいで、その辺の深掘りな描写が欲しかった‼️そして夜間中学の描写もヒドい‼️担任の教師のキャラも薄っぺらく、教師と主人公の交流描写もホントに浅い‼️その夜間中学の同級生たちの描写も甘っちょろく、注目されるのがストレスになる男子や、小学校低学年から中学卒業まで不登校な女子など、問題ありそうな興味深いキャラはいるのですが、次の瞬間、主人公が彼らの問題をすべて解決してるみたいになってて、あ然としてしまう‼️そしてラストの主人公の卒業式で、たくさんの同級生たちが祝福してくれるのですが、主人公と同級生たちの人間ドラマが無いに等しいため、無理矢理感があってかなりシラケてしまう‼️そしてタコ焼きや公園のベンチ、万年筆といったこれみよがしの小道具も扱いにもう一工夫欲しかったですね‼️妻が病に倒れてしまったり、妻からの35年目のラブレターなど、いいアイデアだと思うのですがエモーショナル感がイマイチ盛り上がらない‼️すべての要素を活かしきれてない印象がある‼️これは監督の演出力不足ですね、間違いなく‼️主人公に扮する鶴瓶さんも読み書きが出来ない設定が妙に納得できてしまうのがミスキャストで、演技自体も悪フザケしてるみたいに感じられ、悲しみが観てる者に伝わってこない‼️もうちょっとキャラ設定やストーリーに奥行きが欲しかったです‼️ただ妻を演じる原田知世さんと上白石萌音ちゃんの、聖母マリアのような存在感は素晴らしかったと思います‼️
優しさと温かさに涙
字が書けないことで様々な葛藤があったと思います。書けないと告白するシーンではバレたくない気持ちや嘘をつき続けた事への罪悪感...色んな感情が映像からどんどん伝わり涙が止まらなくなりました。
鶴瓶さんと重岡くん演じる保さんと原田さん萌音ちゃん演じる皎子さんの夫婦愛はとてもほっこり温かくて、ずっと2人でいてほしいと思ったし、こんな風に支え合って生きていけたら素敵だろうなと思いました。
だからこそ最後のラブレターはとても感動しました。映像も儚く美しかったです。
なんだってやり直す事はできる、諦めないことの大切さ、そして人々の優しに触れまた明日から頑張ろうと思える映画です。
原田知世が素晴らしすぎる!
西畑 保を演じた笑福亭鶴瓶、妻 皎子を演じた原田知世、
若かりしころは重岡大毅、上白石萌音。
この4人の演技がとにかく素晴らしいのだが、
原田知世が神すぎて、もうそれだけでやられてしまった。
セリフや表情や仕草が絶妙すぎて、保への愛情をハンパなく感じる、
保に感情移入できる、そんな演技でずっと目が離せなかった。
出番は少なかったが、これは上白石萌音も同様だ。
ただ、原田知世が群を抜いて素晴らしかった。
割とヘビーな社会問題が軸になっているものの、
重くなりすぎず、夫婦愛の物語として一貫して描いているがゆえに
説教くさくなりすぎず、感動できる作品に昇華していると思う。
特に秀逸なエピソードは、
8個入りのたこやきを5個食べた保にキレる皎子の場面。
これは現在と若かりしころ、いずれも発生するイベントなのだが、
皎子の反応が全く同じなのが笑える。
キレる皎子を演じる原田知世も上白石萌音もキュートだ。
ここだけで惚れてまうやろ!という演技で、お気に入りのシーンになった。
私も劇場の観客も最も泣いたのは、
保が亡くなった皎子の押し入れ(クローゼット?)から、
保宛てのラブレターを見つけ、読むシーン。
その内容と原田知世の声に、保と同じく胸を貫かれてしまい、涙腺崩壊で
ぐちゃぐちゃな顔になってしまった。
脇を固める、皎子の姉役の江口のりこ、保の師匠役の笹野高史、そして夜間学校の先生 安田顕。
娘たちもみんな素晴らしい演技で、主役を引き立てていて、感動もひとしおだった。
本作は予告だけでも泣けるので、本編はさぞかしと期待していたら、
全くその通りだった。
これも笑いとのバランスがうまくとれているからこそ、泣ける場面での涙腺のゆるみ方が
大きいのだろうと思う。
NHKのニュースで過日取り上げられていて、その時に実話であることを知り、
保さんの奥さんが亡くなったことも知ったので、大凡のストーリーのイメージはついていたのだが
わかっていても、やはり泣けた。
鑑賞後感も実に良く、多くの方へオススメしたい作品だ。
優しさの二重奏
現在の二人と過去の二人。時に過去を思い出す形で物語に絡む。それもとても優しい。
実話を元にしているが勿論いつもこうだった訳ではないだろう。時に気まずく、時に喧嘩もしただろう。でも夫婦の根本にいつも互いを想う優しさがあったのは本当だと思う。
原作では実際に数通ラブレターが書かれるのだが、映画では二通目は届かない。昔読めなかった妻からのラブレターを、亡き人からの新たなラブレターを読むことができたと涙するシーンはやはり胸にきた。
その後で読まれる二通目のラブレター。現実的には現在の夫一人で読んでいるのだが、そこに妻が加わりかつての二人が加わり、二つの時間軸の二重奏のようだった。
やはり相手を、私の場合旦那を想わないとなあと猛省する一方で憧れる。
夜間中学の先生、共に机を並べる生徒達もまた優しさに満ちている。日頃ギスギスした顔をする自分にまたまた猛反省。
相手への優しさを照れて隠さず素直に表す。こんな素敵な映画もあっていい。
まぁ、ぶっちゃけ、感動ポルノだわな?
生い立ちが悲しい鶴瓶が、自分の握った寿司を涙流して美味しいって言ってくれるおにゃのこと出会うが、
そんな奴、塩むすびを食べて泣く侍タイムスリッパーのお侍さん以外で見た事ない。あれは、脚本の妙と、涙を流すタイミングが神がかっていたので成立したが、
泣くほど、美味い寿司ってあるのか?所詮、炭水化物とお魚さんの組み合わせだろ?
鶴瓶は読み書きが出来ないのが、コンプレックスだったが、愛する嫁にラブレターを書きたくて夜間中学に通う事になる。
実話を元にして、落語にもなったという事が売りだが、こんなベタな話しが存在するとしてもだな?この話しは面白いか?
一杯のかけそばが一瞬、盛り上がった時のような、胡散臭さを感じるんだよなー?
で、感動ポルノにありがちの、愛する人が病気で死んじゃうエピソードだ。
ここで、鶴瓶が画面一杯で泣き顔を晒すのだが、人って本当に悲しい時って、意外に泣けないものだと、俺は過去の経験から学んだものだ。
映画のCMで、上映後のインタビューに答えた観客が、判で押したように、
ちょー、泣けます!感動しました!
って、宣伝すれば、泣くというアトラクションを体験したい層が映画を見に行って、それが泣けて、クチコミで広まって、また泣ける人が増えて、どこを見ても鏡地獄、泣けるゾンビが大量発生だ!
まぁー、見ても損はしないし、料金ぶんの元は取れるよ?見ればー?
俺は、こんなベタな映画より、アノーラを断然、支持する!
アノーラは大傑作!明日までには、レビューをうPするから、待つがいい!
アノーラの例の前半部分よりも、更にゲスいレビューをうPするのだ!ふはははははははっ!!
たこ焼き4個ずつの気持ち。
文字の読み書きが出来ない65才の西畑保と、読み書きが出来ない保のために、目となり手となった妻・皎子の話。
…“キセキ”は落ちてないかと歩くとある日、学校へ向かって歩く外国人と年配者に付いていけば“夜間学校”の看板、そこへ通う年配者とクラス担任の話を聞き、35年越しに感謝の気持ちを込めラブレターを皎子に書くと夜間学校入学を決める保だったが…、現在と過去の行き来、保と皎子の出会い、保の小学生時代で見せる。(実話に基づく)
保というか笑福亭鶴瓶で少しコメディ、さらに後から江口のりこの登場で少し“あまろっく”?!と感じ見せるなか。
クリスマスの日に手渡すと決めてるラブレター、…そのため定年を機に学校へ通い始める保と、その定年を機にずっと仕事ばかりしてた保と旅行でもと計画する皎子と少しすれ違い。家族の温かさを感じながらも、少し雰囲気で展開は察せるもののやっぱり観ていて悲しい…。
クリスマス数日前に渡せずじまいのラブレター…結果、逆ラブレターとなってしまったわけだけれど、とりあえず観てて保と皎子の関係性、何年一緒にいても互いに気を使いあえる、変わらない2人の愛の関係性、先立った妻・皎子に読んだラブレターにも泣けた。
皎子の若い頃を演じた上白石萌音さんのナチュラルメイクがいつもと違って見えて何か良かった。
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