「結果オーライ?」蛇の道 Yohiさんの映画レビュー(感想・評価)
結果オーライ?
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フランスでスポンサーが見つかってセルフリメイクが出来るとは、黒沢清は監督冥利に尽きるのではないか?大昔、大学生の時に”ドレミファ娘の血は騒ぐ”を観た時には凄い監督が現れたと思った。その後幾つか素晴らしい作品もあった、が、最近は岸辺の旅とかクリーピーとか駄作も多い。平日ということもあるのだろうが、観客は10人もいない。主人公は寝袋を引きずることに異様に拘るように見えた。計画そのものが雑だし、実行する時はもっと雑。こんなに雑なのにいつもうまく行って主人公の計画通りのエンディングになる、というのは納得し難い。怖さは殆ど無い、寧ろコメディのような感じだが、怖くないので不満だった訳ではない。柴咲コウという女優はあまり好きではないが、フランス語の台詞をここまで頑張ったことには心底敬意を表したい。
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