「 魔女、歳の差女性同士の対立と絆…とくればサスペリア(リメイク版)...」Shirley シャーリイ sugsyuさんの映画レビュー(感想・評価)
魔女、歳の差女性同士の対立と絆…とくればサスペリア(リメイク版)...
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魔女、歳の差女性同士の対立と絆…とくればサスペリア(リメイク版)を想起するが、実際、直接的にオマージュしたらしきシーンもある(パーティー会場での視線の交錯)。カメラワーク含め、終始不穏。ヒロインたちの癖は強いが、それ以上にセクハラモラハラパワハラ連発の大学人たちの男社会があまりに酷く、魔女になるか失踪するしかないのはよく分かる。伝記に基づくとはいえ、煮え切らない結末になるのは納得感が薄い。文鎮で夫の頭勝ち割らないの?「少女革命ウテナ」でいうとウテナが消えた後も学園に残った薔薇の花嫁(=作家)!?ラストシーンは、それでもなんでも書き続けるのだ、という作家の凄み、として解釈するべきか。結末近くの絶壁前で二人が並ぶシーンと、主な舞台となる蔦に覆われた屋敷の美しさ・妖しさは、そんな小さな疑問をなぎ倒すだけのパワーがあるのだが。
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