「【”人を救う事で、自分を救う。”今作はアルコール中毒で息子とも疎遠な美容師が、新聞で知った娘の病に困窮する家族を救う様を描いた実話に基づく物語である。人間の持つ善性を描いた作品でもある。】」奇跡をつむぐ夜 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”人を救う事で、自分を救う。”今作はアルコール中毒で息子とも疎遠な美容師が、新聞で知った娘の病に困窮する家族を救う様を描いた実話に基づく物語である。人間の持つ善性を描いた作品でもある。】
■ケンタッキー州メイビルで暮らすシャロン(ヒラリー・スワンク)はアルコール中毒で息子とも疎遠な美容師。故に自分の人生を”屑”だと思っている。
だが、町のスーパーに有った、”新聞で妻を亡くし、肝機能に病を持つ、娘ミシェルと姉アシュリーのために奮闘する父エド(アラン・リッチソン)の存在を知り、彼女は新たな生きる目標を見い出し、エドの家に押しかけ、負債を信じられない行動力で、次々に見知らぬ人達の力を強引に借りて、難局を乗り切るのである。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・今作でのシャロンの原動力は、エド一家を救う事であるが、劇中で描かれる息子デレクとの関係を見ていると、彼女自身の”救い”でもあると思う。
エンディングで、実際にヘリコプターを豪雪の中着陸させるために、雪かきをするオジサンが笑顔で”人を助けるって気持ちが良い!”と叫ぶシーンが収められているが、正にシャロンの原動力は、”それ”だと思う。
人間は、困窮する人を助けると、自分自身も助けられる善なる存在なのだと思う。
・シャロンが、エド一家の病院の支払いを0にする交渉シーンや、CEOに自家用ジェットを用意させるための交渉シーンは、”ホントかな?”と思うのだが、実話と言われると、”凄い”の一言出し、シャロンの願いに応える人達も、人間として立派であると思う。
・ミシェルの肝移植手術のドナーが見つかってから、エドが彼女と共にピックアップトラックで豪雪の中、病院へ向かうシーンはハラハラドキドキである。
彼が、倒木に遮られ病院に断りの電話をしている時に、駆け付けた緊急隊員が言った言葉。”ヘリが来る。早く病院へ!”と言われ、ヘリの着陸地点に向かうシーンと、大勢の人達がヘリ着陸の地を作るために雪をどかし、衣類を目印になるように脱ぐシーンはムネアツである。
そして、その人々の中には、シャロンと疎遠になっていた息子のデレクもいるのである。
<今作はアルコール中毒で息子とも疎遠な美容師が、新聞で知った娘の病に困窮する家族を救う様を描いた実話に基づく物語なのである。>
■エンドロールで流れる実際の映像と、元気になったシャロンが結婚したシーンも、ムネアツなのである。
人間って、良いな。
会社では結構お偉い立場とお察ししますが、8時間で退勤できるんですか?😳本当に優秀な、シゴデキエリートなんでしょうね!私の上司もNOBU さんみたいな方がよかったなぁ!3時間睡眠で済むのも、めちゃくちゃ羨ましい限りです♪自分の努力の足りなさを自覚しますね😩…うを〜、あと1本w

