「結局…」知らないカノジョ 木根間さんの映画レビュー(感想・評価)
結局…
わかる方いましたらコメントください……
結局元の世界の自分は変わらないのか?
ラストシーンは元の世界に戻らないまま結婚して、2人とも売れっ子になった世界線なのだろうか。
並行世界があるとしたら“orange”のように元の世界の自分や周りは直らず救われないままなのかな。それとも、元の世界は消滅しているのか?
月が満ちるシーンは何を意味しているのか…目が覚めた後の世界は戻らないままの世界?それとも元の世界でもなく、行ってしまった世界でもなく、第3の世界に行ったのか。
いずれにせよ主人公だけが結局得をする映画だなと思った。
親友と亡くなった嫁の話を入れるなら、元の世界に戻ったあと説得するとか、事故を未然に防ぐ様子をセリフなしでもよいから見せるべきだったのでは?と思う。そのまま生きることを選んだ世界線なら、親友の嫁をどうにかすることができないので親友に対して切ないなと思う。
よって、ラストシーンの駆け足感が残念。余韻とか鑑賞者側の想像で、とか言うには説明不足な気がする。
導入の2人のシーンは洋画Yesterdayみたいで良かった。
あと、三木監督はほぼ100%の確率で綺麗な海が出てくる。
うさぎ様
コメントありがとうございます。
タイムスリップですか…認知症っぽい祖母の言動がよくわかりませんでしたがそういう考察もあるのですね。
ミナミが入れ替わって来ているという描写は表面上無かったのであの情報でそこまで考察できる読解力が素晴らしいですね。
私も自分なりに読み解き、考察を深めていきたいと思います。
この映画を観た人の多くは、祖母の言動や持ち物に疑問を抱きながらも同じ体験をした人物だと思っている人が多いのかなと思います。ですが、「私を知らない人はいなかったのよ」「私たちにとって大切な人なのよ」という言葉や婚約指輪 を持っている事から、この世界の未来のおばあちゃんミナミが時々祖母とすり変わっているのではないかと思います。そして内容の書かれていない本を持っているという事は、リクが最後のライブの日に自分の世界に戻ってしまった為、元々居た何も知らない作家を諦めたリクと結婚したので、リクと同じように大切にしてあげられずに失った事を後悔してタイムスリップして来たのでは無いかと思います。なのでリクが戻ってしまうと未来から来たミナミの願いが叶わない為、リクは戻ったわけではなく、キスをして目が覚めた所で未来が変わっていたという感じだと思います。パラレルワールドとタイムスリップを掛け合わせた、なかなか無い展開ですごく面白い映画でした。
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