雪の花 ともに在りてのレビュー・感想・評価
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タイトルなし(ネタバレ)
江戸時代の実話を現代風にアレンジした時代劇であるのは仕方がないだろう。
江戸時代にこんなのないだろ、ということを言い出せば時代劇など
成り立たない。
牛痘を人間に接種すると言う話は過去時代劇にも何度も登場しており、どれが本当の話かはよく分からないが、この話だけでもこの医師の強い意志、情熱だけでなく周りの人の協力なくしてあり得ない。当時の時代背景からすれば偏見や憎悪は半端なかったはず。
映画の中では周囲の理解と協力が比較的あったと。妻はもちろん町の人の「お金じゃない」という献身的な支持もあったし。非協力的と言うか憎悪と偏見は小役人と情弱の庶民ってのは今と同じなのか。
苦労の末の雪の花が咲いたのはハッピーエンドでよかったです。
…あなたには生きていてほしい
ゆったり観られた
当時は種痘が簡単に手に入らなかったから京都の子供に数人腕に植えつけて、福井の子供(親同伴)を連れてきて京都の子供から種痘を植えつける。
あの猛吹雪の中峠を越すシーン、今ではCGでするのだろうが、大雪の中の撮影で便乗感がありました。
笠原良策という町医者がどうして認知されないのかは幕府の取り立ての話を断ったのがきっかけなのかな。
質素な町医者として恐らく良妻と共に暮らしたのかなと思わせるラストシーン。
芳根京子さん、武術もだが和太鼓が素晴らしいかった。
名を求めず、利を求めず
尊い町医者が天命を受け疫病に
立ち向かう姿が良い。地味で真面目。
時代劇のお手本のような作品。
いつの時代も空気を変える大事は
難しい。
自然の借景や人物の配置が心地よい。
まるで浮世絵のよう。
日本の良い所を上手に引き出している。
綺麗な風景描写。
名を求めず、利を求めず
命を繋ぐ素敵な作品でした。
知らなかった感動秘話
疑問点がいっぱい
いい歴史ですね
医者とはこうあって欲しい
江戸末期、天然痘の予防のために奔走する姿は、あの時代の大変さ、人の噂の真偽、徒歩での移動の距離や雪の山越の難しさを感じながら鑑賞させていただきました
美容整形を選ぶお医者様が増えていると聞きます。
主人公のようなお医者様が沢山いてくれる事を祈ります
⭐︎3.6 / 5.0
とてもいい話なのだが、期待し過ぎてしまった。
江戸時代にこんないい話があったのかと勉強になったが、主人公が何度も困難に立ち向かうがみんな簡単に解決してしまい、物語に重みがなかった。
出演者が豪華なので期待し過ぎて逆効果だったと思う。
少し地味かな…⭐︎
福井藩に実在したとされた医師の物語。
江戸末期に流行した疱瘡(天然痘)の予防法に命懸けで奔走する医師・笠原良策を
松坂桃李が演じる。
彼の凛とした姿勢の良さが余計に笠原のまっすぐに医療に打ち込む生き様を引き立てる。
脇を固める妻役の芳根京子、三浦貴大、吉岡秀隆そして役所広司と贅沢な配役で、物語
自体が派手な場面なく展開していくがそれなりに最後まで見せる。
見せ場は後半の峠越えになるのかもしれないけどあまり盛り上がりなく物語は終わりを
迎えてしまう。
事実に基づいたとのことなので確かにそんなに派手な事件は起こらないのだろうが少し
地味な印象になってしまった。
絶滅危惧種の時代劇でこれだけの役者さんを揃えながら少し残念。
観客も日曜日なのに年配の方ばかりだった。
「侍タイムスリッパー」のような作品ばかりになってもつまらないし、時代劇は
これからも難しい…。
福井の美しい風景
紅葉や渓流の流れなど、福井の美しい風景が印象的。
お金や名誉ではなく、ただ病人を直したいの一念で困難に立ち向かう一人の医者の物語。
いくら実績があるといっても、病気の牛の種を体に植え付けられるのは・・・
いやがらせしなくても拒否する人は多かったのでは。
清々しい幕末医療人の生涯
吉村昭の「日本医家伝」の笠原良作の冒頭は次のように始まる。
「嘉永2年(1849年)11月19日、寒気のきびしい京都から大津方面に向かう奇妙な旅人の一団があった。
男5人、女4人計9名が4人の小児を背負い、あわただしく街道を東へと急いでいく。」
この一行の役割は、福井藩に痘苗(種痘の接種材料)を運ぶことである。
当時の確実な種痘の方法は、接種した小児の紅点を他の児童に植え付けることであった。ところが紅点は7日で消えてしまう。そこで福井へ向かう途中で他の児童に植え付けることにした。
京都から福井へ行くには難所の峠を越えなければならないが、既に雪の冬を迎えていた。
果たして痘苗は福井に辿りつけるか。映画はクライマックスを迎える。
幕府がお玉が池に「種痘所」を設置したのは9年も後の1858年である。(東京大学医学部の前身)
福井の町医者笠原良作の無私の心意気は多くの人に知ってもらいたい。
映像は美しく加古隆の音楽も印象的である・
授業
いまさらながらの歴史授業のような映画。
だが改めてあの時代からワクチンってあったのね。
と改めて気づかせてくれた良作だとは思います。
中高の歴史授業で見せたらいいんじゃないかな?
でも当時も今も民衆は同じなんだなと気づいた(笑)
紙芝居みたいでした
実話なんだろうか?
美しい映像と人々の物語
自分の利益も名声も求めず、ただ幼い命を守りたいという思いで、命がけで種痘を広めた医師の物語。実在した人物の話だからか、きれいにまとめすぎの感じがする。効果がわからない種痘の接種に我が子を差し出すか。雪の中の峠越えは、遭難してもおかしくなかった。それでも金を受け取らない人間がいるのだろうか。
芳根京子の太鼓のシーンは、入れなくても良かったのではないか。
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