「歴史の舞台裏の物語」雪の花 ともに在りて とんとろさんの映画レビュー(感想・評価)
歴史の舞台裏の物語
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ストーリーは、激動の時代の裏側にこんなことがあったのか!と思わずにはいられない題材で、興味深く観れました。今では当たり前なことが、そこに至るまでの苦労や、成しえた時の喜びに、とても共感できました。
しかしながら、主演の松坂桃李の良さって、クールな演技だと思うけど、この映画はそれが裏目に出てしまっていると感じました。冒頭にある村の危機的状態を救えなかったと悲観する姿に、その悲しみや悔しさがイマイチ伝わらないし、色々な場面で頭を下げるシーンがありますが、その必死さや説得力が伝わらない。だからなのか、他の登場人物に白々しささえ感じました。
また自然描写の1カット1カットが長いので間延びしている印象でした。
たぶん予算や撮影期間などの問題で、作り込みができなかったんだろうな、と感じましたが、それでも、なかなか知ることができない事を知ることができて、それなりに満足です。
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