「題材はとてもよいのに・・・とっても薄味の映画」雪の花 ともに在りて けいちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
題材はとてもよいのに・・・とっても薄味の映画
取り上げた題材はとても素晴らしく、現代を生きる僕達にも有益なので、ぜひ皆さんに観ていただきたい、と切に祈りたくなります。反ワクチンなどのデマが広く世界を駆け巡るなど、人類はなかなか進化していないな、とあらためて感じます。さらに僕は仕事柄、自身の気持ちを今一度正す意味でも観なくてはいけない、という使命感すら持って観に行きました。確かにとっても良い題材で内容なのですが・・・。
一方、一映画フアンとしての感想は、とっっっても薄味の映画、名優も出演しているのに、正直、とてもつまらない映画の範疇です。監督がわざとこのような脚本、撮影方法にしたとすれば、それはそれで仕方ないのかもしれませんが、楽しめる映画を撮る、という観点からすると、どういうつもりでこのような映画にしたのか問いただしたいです。土曜の夕方というのにとっても空いていましたが、それもやむなしでしょうか。面白い映画にしてたくさんの人にみてもらうべき題材なのに、とほほ・・・。
同じく幕末期に種痘を普及させようと努力する医師たちの姿を描いたもので、最も僕が面白く感じ、かつ心を打たれたのは、手塚治虫先生の「陽だまりの樹」です。傑作なので、ぜひ皆さんも読んでください!
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