「名を求めず、利を求めず、胸熱時代劇!」雪の花 ともに在りて ひでちゃぴんさんの映画レビュー(感想・評価)
名を求めず、利を求めず、胸熱時代劇!
江戸時代末期に疱瘡(天然痘)を種痘(ワクチン)で予防していく町医者の話ですが、
この時代に、いわゆるワクチンの発想が海外から持ち込まれ、
それを理解し、実現しようとする当時の医者に脱帽ですし、
素晴らしいと思いました。
やはり日本の医学を飛躍的に進歩させたのは、蘭方医であり、
杉田玄白と前野良沢によるターヘルアナトミアの翻訳書「解体新書」でしょう。
そのくだりも描かれ、
主人公 笠原良策(松坂桃李)が大武了玄(吉岡秀隆)との出会いにより、
開眼していくところや、
そこから京の日野(役所広司)に師事して、種痘に出会うところは胸熱でしたね。
いや、全編にわたって胸熱なんですよね。
冬の山越のシーン、城下町でのチンピラとのアクションシーンなど、
どれをとっても胸に突き刺さりましたね。
良策の判断軸が日野から教わった「名を求めず、利を求めず」であるところはグッときました。
良策の妻 千穂を演じた芳根京子も、良策への愛情が迸る、
また、男まさりな格闘シーン、太鼓シーンなど、みどころも多々あり、
素晴らしかったです。
その他の脇も、三浦貴大、益岡徹が良かったですね。
まさに時代劇の王道を地で行っている作品で、とても楽しめました。
松竹さんには今後も良い時代劇をつくり続けて欲しいです。
※案の定なのですが、客層がジジババがほとんどで、劇場内がお茶の間化していたのは
とてもとてもとてもとても苦痛でした。
話しのみならず、咳エチケットもなく、スマホも見放題。
普段劇場にいらっしゃらない諸先輩方の振る舞いにはうんざりです。
はい、ジジババの一人です。東京は無事でした。
とこぞの時代劇と違って、松竹時代劇の品があって良かったです。
芳根京子良かった!
NHK土曜時代劇でやってほしいです。
胸熱でよかったですよね✨✨
最後にお書きになっているところも、大いに共感します。すぐ近くの高齢のご夫婦の、旦那さんが、「うっ、うっ」と、ずっと言っていて。途中では夫婦二人で話し始めたりして。うるさかったのですが、注意する勇気が出ませんでした😭
ほぼほぼエッセンスは 作品自体と事前Hpなので 心配ご無用です。
ただ歴史背景 細かな動きが コラム 海堂尊さんほか でそこしだけ載ってます まあ大丈夫ですよ。
返信お気遣いありがとうございます😊
こちらの 東日本のジジババは私も含め 静かでした。 まあ アンダーニンジャ🥷も静かでしたけどね
同じ地域でも 映画館により違うカモですね。清らかな作品でした。イイねありがとうございました😊😊