「静かで穏やかで善良」雪の花 ともに在りて バーバヤガーさんの映画レビュー(感想・評価)
静かで穏やかで善良
江戸時代末期に流行した疫病「痘瘡(天然痘)」に立ち向かう町医者の姿を描いた実話です。
天然痘は1980年に根絶宣言されていて、その後世界でも発生例がない伝染病です。
でも治療法もなくワクチンもない江戸時代、
どんなに恐い病気だったかは容易に想像できます。
『名を求めず、利を求めず』
ひたすら人々のために力を尽くした町医者の話が、穏やかにつづられています。
ドラマチックではないですが、
善良な後味のよい映画でした。
▪️吉岡秀隆が蘭方医として出てきた時は、ドクターコトーが出てきたと思った(笑)
▪️芳根京子さんは、江戸時代の『実は強い妻』を可愛らしく演じきっていてとても好感が持てます。
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