劇場公開日 2024年8月30日

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愛に乱暴のレビュー・感想・評価

全196件中、141~160件目を表示

5.0「分かり易いもの、言われないと気づかないもの」・・・狂気とエロス

2024年9月1日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

知的

両端が黒くつぶされる4:3の画面比率の映画でしたが、冒頭、何十年も使い倒されて燻んだトーンになっている古びた家屋における台所仕事を詳細に描写されたりする中で、まるで古いドキュメンタリー映画を観せられてる様な錯覚に陥りました。まあ、スマホ出てくるし、LINEっぽい描写もあるから現代の話に違いないのだけど。

今思えばこの段階で既にわたしは監督の術中にはまっていた訳なのですが、この作品において徐々に顕在化していく沢山の「狂気じみたもの」は、今、目の前で突発的、偶発的に生じたものではありません。

過去の長い長い年月を経てその狂気は徐々に醸成され、当人にとってはそれは当たり前の事象、下手すると世間的にもギリ許容されるんじゃないかと・・・いわば拡大解釈や誤認がすすんでしまっていることに、とても恐怖を感じました。

若干のパート勤めはあるがほとんど専業主婦である桃子を演じるのは演技派女優、個人的に大好きな江口のりこさんです。

年齢的に最後の妊活に興味があるが亭主は全く協力的でなく、むしろその亭主の浮気が疑われる最悪な状況に追い込まれ、精神的に不安定さが増し、徐々に言動の異常性が目立ち始める桃子。

しかし、亭主はじめ主要な登場人物のほとんどは様々な要因で「ナチュラルに狂人(笑)」でして、言われないと気づかないくらいの程度に常識人の姿に化けています。その化け物達に囲まれる中、桃子の分かり易い狂気が正当性を保ちつつ物語をひっぱっていくという稀有なパターンとなっています。

原作未読ですので、原作が素晴らしいのか脚本もしている監督さんの腕が立つのかよく分かりませんが、これだけ目を背けたくなる狂気をとっちらかしながら何やら爽やかな読後感さえある締め方にとても好感を持ちます。

あと、着目点に品が無くて申し訳ないですけど、ストーリーに必要な必然的なエロスも、狂気と同様、「分かり易いものと、言われないと気づかないもの」をしっかり提示していて素晴らしかったです。「言われないときづかないもの」に関して言及しますと「不倫相手の部屋での演出、演技指導?」とか、フェチ目線?ではもう完璧としか言い様がありません。やはり敏腕ですね、森ガキ 侑大監督は!

江口のりこさんの体当たりの演技はじめ、演者の皆さんがその演技に静かな狂気を含んでいて本当に素晴らしかったです。

ぜひご鑑賞ください!

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やまちょう

3.5江口のりことチェーンソー

2024年9月1日
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鑑賞方法:映画館

怖い

なんとも不穏な空気の映画でした。
なんせ江口のりこさんの存在感そのものが不穏。こんなにチェーンソーが似合うのは13日の金曜日のジェイソン以来。
小泉孝太郎さんは誰だかわからないくらいイメージと真逆の役。
馬場ふみかさんはハマり役。

【この映画の要素】
江口のりこのイライラ度 50%
江口のりこの不気味度 49%
江口のりこのお色気シーン 1%

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光陽

3.0チェーンソー買うことまずないね(追い詰められているんだなー)

2024年9月1日
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ふわり

4.0「ありがとう」と言ってくれてありがとう

2024年9月1日
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悲しい

怖い

難しい

江口のりこはこの5ヶ月で3本目の主演映画公開です。で、この「愛に乱暴」は本当に彼女ばかりカメラは追い、彼女のいないシーン(もちろんいないカットはありますが)はありませんでした。まさに主演映画です。
 冒頭から10分ほどで彼女の現状がわかります。夫との関係や義母との関係、以前勤めていた会社が主催する「手作り石鹸」の講師などですが、確かに彼女にとっては不満な生活かもしれませんが、「それなり」に充実しているとも言えます。義母との関係もいうほど悪くはないと思います。
 ただ、夫が若い女と関係を持ち妊娠させてしまうようなクズです(爆)しかも、同じような理由で現在の嫁も元嫁と離婚したうえでの再婚です。徐々に壊れていくヒロインですが、その壊れていくさまが鬼気迫るものがあります。江口のりこの演技はさすがです。ただ、誰のためのサービスカットなのでしょう(笑)私は好きですが。
 彼女が正気に戻るのは、得体のしれない中国人青年との初めての会話です。
「いつもゴミ収集所をきれいにしてくれてありがとう」
 劇中、彼女は夫に「あなたはありがとうって言わないよね」と一言いいますが、スルーされてしまいます。観ている方も・・・私もよく妻に言われるセリフなのでスルーしがちですが、この他人からの感謝の言葉こそが彼女を正気に戻し、あくまでも想像ですが彼との離婚にも応じたのだと思います。

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邦画好き

3.5可愛らしさと狂気

2024年9月1日
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江口のり子がかわいい、愛しいと思える作品
それでいて、狂っていて
でも周りも何かしら変だったり。

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meromero

3.5この女を怒らせてはならない。荒ぶる女神 江口のりこの姿を目に焼き付けろ。

2024年9月1日
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フィルム撮影されている。冒頭から適度に荒れた画像で、主役初瀬桃子の姿が延々と映し出される。ゴミ出しに行く桃子、石鹸作りを教える桃子、買い物に行く桃子、料理をする桃子、猫を探す桃子。江口のりこが淡々と能面のようなポーカーフェイスで演じる。背景はぼかされ、カメラは微かに揺れ続け、不穏な雰囲気が醸し出されている。
そもそも原作者の吉田修一が意図している「愛」とは何か。それは一種の秩序のようなものである。夫も妻も、親も子も、それぞれの立ち位置を守りそこから踏み出さない。裏では背信行為があるかもしれないが相手には明かさない。そうすれば連帯感や信頼感が生まれてくる。愛というものはそういうものだと吉田は前提におく。そして、それぞれの立ち位置からはみ出してしまう行為を「乱暴」と捉える。
原作では、主役の桃子も含め、登場人物たちが多かれ少なかれ他人に対し乱暴であり、その結果として関係性が壊れていく姿が精緻に描かれている。また吉田の作品ではよくあるモチーフの被害者と加害者が入れ替わる局面も描かれる。
映画は、途中までは実に忠実に原作をなぞっている。細かい部分での省略や改変はあるものの。
ただ、決定的に原作と映画が違っているのは途中から初瀬桃子=江口のりこが暴走を始めるところにある。それが端的にあらわれているのは、桃子が不倫相手の部屋を訪ねるところ。映画では、桃子は大きなスイカを畑からもぎ取ってもっていく。この場面は原作にはない。私は、桃子の攻撃性、暴力性をより過激に描きたいという映画製作者の意図的改変だと考える。スイカのシーンをきっかけに桃子はチェーンソーを振り回し家を破壊しはじめる。結末部分も同様で、原作はやや丸く収まっているが、映画は桃子が全てを破壊し尽くした後のようにみえる。詳細な説明はないけれど。
そして、江口のりこという女優について。よく「狂気」の演技とか言うけれど、彼女の演じる役はどこが冷めていて狂っているようにはみえない。むしろ分かっている上での攻撃性や暴力性を表現できる得難い役者なのだと思う。破壊王と呼んであげてください。

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あんちゃん

4.0下手なホラーよりも怖い

2024年9月1日
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泣ける

悲しい

怖い

序盤は色々と身につまされるシーンが多く観ていて辛い。一番怖いのは人間だと再確認。大好きな江口のりこさんは勿論、小泉孝太郎さんの妻に興味がなくなった夫が最高に良かった。映画の節々にあるワードが重要で、なかなか深い作品だった。原作はより細かく桃子がストレスを溜め込んでいく日常が描かれているそうなので是非チェックしたい 。

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よう

4.5最初から漂う不穏な空気感

2024年9月1日
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たいやき

3.5愛情のベクトルが一致していない

2024年9月1日
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怖い

難しい

何年か前に原作を読み、映画化されると聞いて再読した上で鑑賞。原作を読んでいた時は、主人公の桃子は「平岩紙さん」、旦那は「井浦新さん」、義母は「余貴美子さん」をイメージしていたが、見事に外れた。
誰も彼も優しさを持って接しているが、その方向にズレがあり、深さもバラバラ。まあ、旦那が一番悪いのかもしれないが、そういう行動に仕向けてしまった一因は桃子の愛情の大きさなんだろうなぁ。

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ちゃ坊主

5.0愛に乱暴

2024年9月1日
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知的

最高の映画です!
愛って実はほんの小さな事で良いんだ、でもそんな小さな事をしないだけで、誰もが乱暴に振る舞う事もある。生きるとは何かを考えさせられる映画です。本当におすすめです!

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篤志

4.5タイトルなし

2024年9月1日
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江口のりこさん宛書かといった感。独壇場。原作読んでないのでわからないけど、床下の秘密にはお母さんも関与しているらしく、精神分析的には抑圧物の回帰か。最初からかなりおかしかったとすれば、流産から精神を病んでたし、もともと問題あったかもしれない。頭は良さげで、それなりに人にも優しく、仕事もきちんとする感は描けているとともに、もともと江口さんのキャラとしての、自分に対してどうでもいい感というか、距離感が出てた。ただし、映像において不気味さがずっと漂っていた。孝太郎とのやり取りは、単に無関心というより、統合失調症家族のそれみたい。風吹ジュンは最近いい人役が多すぎるけど、こんなに嫌な役も上手にできるのだと関心。猫を追っ払うシーンもいい。
女性の不幸はもっと内閉化するけど、こんなに攻撃的なのはスカッとする。と共に、やはりそれは伝統芸として狂気として表現される。孝太郎の反復と無神経さと裏腹の正直さも物語として見事である。風吹ジュンがやり直せるわよというシーン、妙に救いがある。

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えみり

5.0めっちゃ面白かった

2024年9月1日
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江口さんなので拝見。
脚本が上手い。
伏線回収もたくさんあって

眠らずに、最後まで楽しめました。

古屋だけど土地ごとゲットできて、
新たな地面師??
なんて!

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Billy

5.0「江口のりこさん一番」

2024年8月31日
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楽しい

興奮

知的

今年194本目。

江口のりこさん今一番の女優だなあと。
旦那さんがEDで驚き。
「赤羽骨子のボディガード」の正親と同じ位映画で意外性。今年4月「あまろっく」が抜群でしたがここ何年かずっと作品で最高のパフォーマンス。年が近い事もあり好き。

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ヨッシー

4.0圧巻の江口のりこ劇場😆

2024年8月31日
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その一言に尽きますね😌

可愛そう😢
でも、自業自得のような気も😓
あのシーン、私めも全く同じ事をしたことがある🤣
どうでもいいところに実はありがたみが落ちているのよ😭
映画3本ハシゴして、まさか、2本がおっ◯い拝めるとは思いもよらず😳

もういろんな感情が沸き起こって大渋滞でした😂

幸ちゃんもナチュラルにクズ男を演じられて、土曜日の午前中にヒロミとやってる番組に出演していた幸ちゃんの知り合いのオジサンも、これで幸ちゃんが息の長い役者でいられると安心しているに違いない☺️

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おたか

4.0愛は丁寧に!

2024年8月31日
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hkr21

3.5素人には難しいけど

2024年8月31日
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江口のり子ファンなので観ない訳にはいかない
でも、原作はかなり文学玄人向きな内容で、学のない私には盛り上がりも結末も明確に感じられずでした。
でも、これまでの江口のり子の役のイメージとは違う女優江口のり子を観れたのは良かった。

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卵かけご飯

4.0やっぱり母親は息子の味方なんだな

2024年8月31日
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江口のりこさん出演の作品を観る機会が続いています。どんな役でもこなす才女ですね。喝采です。見応えがあります。

息子の彼女は怪しく見えるんだろうな。
可怪しい、変じゃない、ってきっと普通の感情なんだろうな。文字通りどこの馬の骨か分からんというやつだわ。

不倫の果てに子供が出来たと言って前妻を追い出して妻の座に。幼い頃の背比べの跡が残る古い夫の実家で暮らし、別棟で暮らす「お義母さーん」に気を使う日々。

自己実現、存在意義を確かめながら生きる事の虚しさを感じた。懸命に暮らしていても周りは自分とは関わり無く動いていく。

「ありがとう」って言わない夫、「ありがとう」と言ってくれた町の外国人。望んでいたモノは自分の存在を確かめる事。

因果応報でも「このままでは貴方は妻になれません」と夫の不倫相手に宣言するところは当に居場所は渡さないと言う事ですかね。

割と値の張るお土産を買う事も自己アピールだったんだろう。だって不倫相手には庭でこさえたスイカを裸のまま持って行くんだから。

自分の実家でも部屋を片付けてくれと言われここにも居場所がなくなってしまう。

ラストのお義母さんが暮らしていた離れから古い実家が解体されるところをアイス片手に眺めている表情はこれからの人生の幸先に見えた。

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ランタイガ

3.0雀百まで踊り忘れず

2024年8月31日
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興奮

とっても難しい作品でした。
つまらなくはないし、江口さん、小泉さん、風吹ジュンさんのお芝居は素晴らしく、小泉さんは新境地の役柄で、良かったと思います。
不倫をお互い繰り返す成れの果て。
同じトーンで進行するため、作品にメリハリがなく抑揚にかけた気がします。
だけど気づいたらエンディング。
つまらなくはない。
映画の魔力に引き込まれたかもしれません。

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makoto

3.5なんか地味な狂気

2024年8月31日
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2024年劇場鑑賞218本目。
江口のりこ主演のサスペンスということくらいの情報で行ったのですが・・・。
旦那さんちょっと冷たいなくらいで最初はちょっとおしゃれな主婦の日常が描かれて前フリをしていき、中盤で日常が壊されて主人公も壊れていく(?)のですが思ってたよりはかな・・・という感じでした。もちろん普通だと結構な事やってるんですけど、映画ですからね。

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ガゾーサ

3.0どこが乱暴?

2024年8月31日
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泣ける

怖い

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はげぞ
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