愛に乱暴のレビュー・感想・評価
全161件中、141~160件目を表示
⭐︎3.2 / 5.0
8月30日(金) @映画館
愛に乱暴
---
夫婦に必要なのは「ありがとう」って言葉よね🥹SNSの投稿はもしかして桃子の過去のもの?🤔深過ぎて賛否分かれそうな作品
---
#movie 🎬2024
#備忘録
#愛に乱暴
#映画
#映画鑑賞
#映画レビュー
#映画好き
#映画好きと繋がりたい
#映画好きな人と繋がりたい
悲しみのピーちゃんと怒りのチェンソー
原作未読。何の話か全く知らずに観に行きました。観ている途中で、これは傑作だと思いました。
個人的な感想です。
ピーちゃんは野良猫じゃなかったんですね。映像を黒枠で囲っていて、まるで他人の私生活を覗いているような雰囲気で、興味津々で見ていました。
桃子はゴミ集めの清掃をするマメな性格で、夫とは対照的なホームセンターの男性店員のような誠実さを求めていたのだと思います。
その男性店員もお客に怒られたりして、誰もが一筋縄ではいかない生活を送っていることに気づかされます。
ラストは、これまでの生活に別れを告げるものの、離婚の権利は握りしめたままということでしょうか。
江口のりこさんの怒りの沸点に達する演技が素晴らしく、終始画面にくぎ付けでした。
自然に振舞ってる裏
相手を疑い、元から幸せではない状態から物語は始まる。
キッチリとした性格だからこそ曲げられないルーティンの良さが相手に伝わらず、溜まっていく自分の気持ちの火に油を注ぐような強烈な出来事で気持ちは崩壊しつつも、冷静になろうとするが、重なる時は重なる気分の悪い事。
落ちてる時に追い討ちかけられる様がリアルに写し出され、その演技が素晴らしく上手い!
幸せなラインに乗る為に、日々しっかりと自分を保つのだけど何か一つ足りない…。
相手に対する言葉って本当に大切だって自分も反省しました。
江口のりこ➕チェーンソー➕リフォーム➕スイカ
タイトルの4つのワードが桃子(江口のりこ)の心理と
複雑にリンクして
パワーアップするのが凄く面白かったです。
《ストーリー〉
不倫して妻なった女が、また不倫した夫と不倫相手に、
心理的に追い詰められ、正気を失ってゆくストーリー
江口のりこの演技に釘付けで、朝イチの回15人の観客が固唾を呑んで
凍りついてく緊張感が、堪らなかったです。
基本、桃子ってルールを守る良き主婦で、良き嫁で、
良き妻なんだと思います。
だけど報われない。
誰にも感謝されない・・・
夫(小泉孝太郎)に、日常の些細なの出来事を話しても、
生返事ばかり。
(またくだらない無駄話し、的な・・・)
実は桃子は夫の浮気に少し前から気付いています。
ワイシャツをクンクン嗅いでいましたし・・・
だから夫が浮気を告白しても、驚きません。
「いつもの通り、早く別れてくれれば文句は言わない」
そう言う腹づもりでした。
ところが、「妊娠してるんだ、彼女・・・」
不倫相手(馬場ふみか)は、
会ってみればおとなしそうに深々と頭を垂れて
消えいらんばかり。
桃子が馬場ふみかのマンションに乗り込む時、庭のスイカを
持参しますが、
このシーン「何故、スイカなのか?」
と、出品されたカルロヴィ・ヴァリ国際映画祭(チェコ〕で、
若いチェコ人の観客に質問されたそうです。
森ガキ侑大監督の答えは、
「無料だから・・・」不倫相手にも手土産を持参する律儀さ、
無料(ただ)は言っても、スイカってめっちゃ重いですが、
桃子は軽々(ww)
(不誠実な元上司にも甘納豆を・・・真面目さが鬱陶しい、多少、
「別れない」と言い張る桃子に、
夫が最後に言ったセリフ。
「君といても楽しくない」
「楽しそうに話してると気持ちが冷めていく・・・」
(これは禁句、NGワード、
どうも真守は桃子の前にも、結婚してたらしいし、
2度あることは3度ある・・・
桃子が床下で聞いてしまう義母と夫の会話・・・
(悲しい過去、妊活しても報われず・・・傷を心にずうーっと、
(抱えて、耐えて、ストレスで壊れてゆく日常が、徐々に、
そんな桃子がもっとショックを受けたのは、
不倫相手(の職業が、なんと知的専門職・・・だった
おまけに若くて綺麗で従順そう(多分、どの女だって、最初はそう)
ムムッ専門職!!
この敗北感・・・(うーん、脚本上手い(森ガキ監督だけど、
【江口のりこ】の持ち味が最大限に生かされた映画でした。
どう見てもチカラ強そうだし、行動力も頭も切れる。
そんな江口のりこが普通の従順な主婦??!!
な、訳が想像通り、無いのです。
予告画面で持ってるものが、まさかまさかの電動ノコギリ。
★でも、誰かの手や脚をチェーンソーで切り刻むのかも?
とザワザワ怖くなる、桃子は事実かなり怖い・・・
ともかく江口のりこさん大車輪の大活躍。
☆上品でうつくしい人妻、
☆お洒落な石鹸教室の講師、
☆心と身体の傷の痛みにじわじわ壊れていく心理、
★はたまたシャワーシーンのバストトップ露わな大サービス、
ほんとうに今や向かうところ敵無し状態の演技派女優。
あどけない笑顔で赤いセーターでアイスキャンデー、
童女のように可愛かった・・・
さては、吹っ切れたかなぁ‼️
孤独を愛でる覚悟はあるか
ファーストカットの炎から
彼女の孤独は約束された。
それでも人と繋がりたい、
繋がらないと生きていけない。
彼女の無謀な行動は、ただ自分を守る為。
一人ぼっちを極めないと、誰かと一緒にはいられない。
江口のりこ
が僕は好きだ。
だけど、ヌードシーンを観ても勃起はしなかった。
つまり役者江口のりこが好きなのだ。
朴訥と、根暗な印象も
チェーンソーで柱を切る時の難しい笑顔も
この役者さんだから演じられるんだろうな。
と感心するばかりだった◎
なお、ストーリーそのものは
現代社会の日本で当たり前のように横行する
無関心と自己押し殺しにより
突発暴発し起こりうる恐怖を描いているように感じ
同時に当たり前のようで当たり前にできなくなった
日本人と他国人の対比のようなものがあり
納得感ひとしおだったことを記載しておこう(^^)
レザーフェイス…なわけないか
日常のストレスを溜め込んだ主婦が夫の不倫で暴走し始める話。
ちゃんとしていないと嫌な主婦がゴミ捨て場のルール違反や汚れた様子にイライラしたり、夫のや義母との感覚のズレにストレスを溜めていく感じだけれど、なんだか自己評価が高くて、自分や現実を受け入れられない人にもみえる。
そして夫のカミングアウトで爆発かと思いきや、1人で暴走し始めて…えっ?そんな過去(゚д゚)!?あーそういう人たちね…。
なんで家知ってるの?とか、どうやって埋めたの?とか、そういえば放火もあるし…と一瞬解離性障害?とか過ったけれど、そんな難しい話しにもならず。
そして大暴走にも大勝利にもならずなんだかモヤッと終わってしまった印象。
無関心さと無意識の圧。
義母照子から無意識な言葉の圧を受け、無関心な夫マモルの浮気を察し、夫の浮気相手三宅奈央のSNSをチェックしながら状況把握し日常を過ごす初瀬桃子の話。
夫マモルの実家の敷地内の離れに住む義母照子、日常生活で受けるストレスや圧を感じながらも気丈に振る舞う桃子だったが…、夫の浮気相手の妊娠を知り…。
何を話しても無関心で心ここにあらずな感じの真守と、真守の食生活の事で照子から圧を受けたり…、乗ったバスでは赤ん坊を抱いたママに気づかいながらと見せていくけど。
普段の生活で空回りだったり噛み合わない人とのやりとりのなか石鹸教室の講師をしながら自分のバランスを保ちつつ生活を送っていたけれど、浮気相手の妊娠知ってからバランス崩れ、それを機に講師の仕事、元職場から再雇用が駄目になったりのなか購入したチェンソー!?それで殺っちゃう!?
…が頭によぎったりするなかで、過去に駄目になってしまってた子供の傷が癒えてない桃子と、実は不利関係からの妊娠で籍を入れた桃子と真守の関係性が分かりながらも、ちょっと踏んだり蹴ったりな重たいテーマだったけど楽しめた。
ただ本作のストーリーってリアルな日常でも受けるストレスや圧だったりするので、このストーリーにリンクする女性の方は観ててキツかったりするのかも。とりあえず桃子を演じた江口のりこさんの照子にキレる顔とラストの放火現場から逃げる顔怖っ!(笑)
片言の日本語で言われた「ありがとう」で泣き崩れた桃子だったけれど、たったその一言で救われる事もあると思う。
地味だけど、面白かった!
江口のりこの役が怖かったが、ショックと怒り心頭には共感した。あの演技は凄い。生々しいし本当に怒りから震える感じは中々できない。
おまけで脱ぐとは思わなかった(笑)
小泉孝太郎がいつもの髪型と違ったから最初は分からなかった。なんか声は似てるなーって思ったら。
最後の泣き崩れたシーンはなんか可哀想だった。
ありがとうを貰えたのが救いだった。
この映画は元気な時に観ないと気持ちネガティブな方に引っ張られるな。帰りなんか落ちちゃったよ。。。
どこにでもある日常なのに
ずっと引き込まれて。
最初から最後までとても良い映画でした。
あまりにもどこにでもいる主婦。
あまりにも普通の日常。
なのになんなんだろうこの映画の面白さは。
ルール通り、ルールを破らずに真面目に日常を過ごす。
よくいると思うんです、こういう方。
でもね、ルール通りってつまらないんです。
ルールを破ると面白いんです。そんなもんです人生。
観る人の立場によって様々な感想がある映画だと思います。
これ、くそ真面目な主婦が買い物の途中にちょっとサボって映画館に入ってこの映画観たら、どんな感想になるんだろうか。
ちょいちょいサボりながらストレス解消しながら生きましょうね。溜めたらいけません。
「楽しそうなお前がつまらない」そんな主婦を見事に演じきった江口のりこさん、さすが完璧です。
しかし酷いこと言うなぁ。。
子供がいたらママの味方だったんだろうと思います。
いろいろなみかたができるのでおススメ。
今年310本目(合計1,402本目/今月(2024年8月度)35本目)。
※ (前期)今年237本目(合計1,329本目/今月(2024年6月度)37本目)。
今日は天気もよくなく映画館に行けなかった方も多いと思うのでネタバレは薄目で。
自分にとって何かどうしてもうまくいかない「時」というのはどうしてもあるもので、それが続くとイライラしたり、また起きたことがまた「自分のせい」と思ったりと追い込まれることってありますよね。それを扱った映画です。
ただ、このストーリーでは主人公(女性の方)を「微妙に」怒らせるよな発言や言動ほかが結構多い一方、「こういうことをしてほしくはない」ということを言っていない(言ってたっけ?)あたり、「好き嫌いの伝え方のうまい下手」の論点もありますが、ここで夫婦となると法的(民法)上平等で上限関係がないとしても特にこうした状況で女性である妻から色々いうのは実際難しい場合もまた存在するので(もちろん、男性→女性で言いにくい状況も少数ながら発生しうる)、こうした部分も込みで描いているのだろうといったところです。
要は「意見を言うことが苦手な女性がもっと苦しんでしまうお話」と一言で書けばそうなりますでしょうか。
東京テアトル系列の作品の中では比較的展開や述べたいことがわかりやすいストーリーでもあるので迷ったらおススメです。台風が来ていろいろ大変なこの8月5週ですが、迷ったら本作品は押せるところです。
採点に関しては特に気になる点までないのでフルスコアです。
ほとんどの場面に圧巻の江口のりこ!
とにかく江口のりこの圧巻の演技に脱帽です。
終始画面の暗さが不穏な空気感をつくりだしていて、
平穏な出だしかと思いきや、既に何となくズレを感じ、徐々に不穏感が増すというよりも
最初からなんだなと思いましたね。
自分がやってきたこと(不倫)が
自分にかえってくるというのが話の軸ですが、
最初から桃子は夫である真守が怪しいことは
わかっていて、それが明るみになるにつれ
感情が暴走を始めるという、
実に人間的であり、その異常ともとれる行動も
ちゃんと背景があるので、納得感がありました。
その異常性ともとれる行動にちょっぴり笑えてしまう
ところも良かったです。
例えば、チェンソーの刃のにおいを恍惚とした表情で
嗅ぐシーンとか。
ホラー映画のちょっと笑える感じにも似ていて。
ラストは桃子の日々の善行が少し報われた気がして
桃子も少しホッとしたんじゃないでしょうか。
江口のりこの表情や所作どれをとっても
感情や意味を感じとることができ、
あらためて凄い俳優だなと感じました。
江口のりこが主演じゃなかったら、2をつけていたと
思います。
喪失の恐怖が、いつもの日常を支える。
近年ノリに乗ってる江口のりこをお目当て。
クライマックスまであらゆるシーンが<完結しない>リズムが続き、その違和感や気持ちの悪さが増幅していく仕掛となっている。それが主人公の<屈託の堆積>となり、観客は主人公へ共感していくのだが、しかし、彼女が日々チェックするSNSの正体が明かされるとき、すべての前提が崩壊してしまう。静寂なる狂気はチェーンソーの爆音へ変貌していく。
息苦しさが伝染してくる
江口さん、小泉さん、風吹さん、キャストの皆さんの演技が素晴らしく物語に引き込まれていきました。
日々の夫婦生活、姑との関係、近隣住人との関係、
噛み合わないストレスが少しづつ、少しづつ、
蓄積されていく、ずっといつ爆発してもおかしくない爆弾をかかえてるようななんともいえない緊張と重苦しさが画面全体を覆い、その息苦しさが見ている側にも伝染してくるような映画でした。
各所に散りばめられた伏線が徐々に繋がってくる演出は上手いなぁと思いました。
そして普段から人に「ありがとう」を伝えることの大切さを改めて再認識させられました。この言葉ひとつで、日々の中で実は色々なことが大事に至らず解決されてるコトって山程あるじゃないかとさえ思いました。
雄弁なポーカーフェイスにしてやられた!
徐々に真実が明かされる度に、それまでのシーンを誤解していたことに気づき、心が揺さぶられまくりでした!
ミスリードも巧みで、確かにサスペンスですが、濃厚なヒューマンドラマとしても、女性や家の問題に言及した社会派ドラマとしても奥深い。
登場人物たちの細やかな心理描写が素晴らしい。
本音を出さないように表面上は取り繕っているけど、ちょっとした態度や仕草から心の声が漏れ出ちゃってますから。
そんな心の声たちに、イラ立ち、傷つき、共感しました。
小泉孝太郎さんのダメダメ夫も素晴らしい。笑
夫婦の会話が絶妙!
適度にモテる感じがするし、母親のことは桃子まかせだし、自分本位のお坊ちゃん。
トドメのセリフには開いた口が塞がりませんでしたが、あれは桃子へ対する誠意だったのかも。
言わずともがな。風吹ジュンさま最高です。
微妙に嫌な感じが素晴らしい。笑
電話の声だけでも裏側の心理を感じ取れる。
桃子への感謝が薄いところは“この親にしてこの子あり”と思わせるけど…
なんだかんだ息子が可愛いんだなぁ。
でも真守は絶対肉派よね。
母親と息子の距離感も絶妙。
とにかく江口のりこさんの雄弁なポーカーフェイスに騙されます!
ガラス戸に向かって「おかぁさーん」と呼びかける声のトーンもたまらない。苛立ちを抑えて明るく聞こえるギリギリの声。
自分の中の“正しくはこうあるべき”を貫き、社会的な属性にこだわる、桃子心理が手に取るようにわかる…
と思っていたら、不意に足元を掬われます。
漏れ出ている桃子の心の声をわかった気になっていた自分が恥ずかしい。
じゃあ、あのシーンは“正しくはこうあるべき”だけじゃなかったのか。。。
サティの名曲『お前が欲しい』が切なくて胸を締め付けられました。
驚きのラストには、見た方それぞれの感想があるでしょうが
私は桃子が社会的な肩書きから解放されて、自分の存在意義を見出すことができたと感じました。
きっと桃子はリフォームした家のオーブンでスペアリブを焼くことだろう。
クスッと笑えるシーンも大好き。
会社の元上司が戻って来ない気まんまん。
急かされたのに相手が遅れてくる。とか笑えました。
この寂しさは誰にでもあるかもしれない
原作を未読のまま鑑賞。
吉田修一原作の映画化作品、本当に最近多いなと思うけど、今回のお話は特別な誰かではなく、本当にごく普通の常識人に見える桃子に起こった出来事のお話。
一つ歯車が狂うと連鎖してに噛み合わなくなっていくのは誰でも経験があるのではないかと思う。
↓以下感想
意外な人がくれた、当たり前の、でも彼女がずっと渇望していた言葉。スカスカになった彼女の心に、じゅわじゅわ嬉しさと悲しさが沁みていくのが見えて、私も一緒に浸ってしまった。
物語はありふれた日常を淡々と進む中、繋がる関係も場所もあるのに、ずっと独りぼっちの彼女の寂しさがひしひしと伝わってしんどい。
一緒にいても1人を感じるなら、1人の方が幸せなんじゃないかと何度も思ったけど、桃子の気質では奥さんを演じる方が正解だったのだろうか。
色々考えてしまう。
多分、彼女はどこにでもいる誰か。
この寂しさが特異なものではない現代社会が悲しい。
床下にあるのはまさかの…でした。
江口さんの圧巻の演技と存在感に拍手。
小泉さんが表現する無関心と聞き流す演技も絶妙でした。次々と起こる不穏な出来事と同じくらい主人公桃子の孤独感も強く映し出されていました。
また、登場人物たちの会話の重なりがとてもリアル。
人の感情は表裏一体。ふたつでひとつ。
リアル
舞台挨拶付きの試写会で鑑賞。相性の悪い夫婦の崩壊を描いている。小泉孝太郎が冷たい嫌な奴みえるが、自分が同じ状況になったらあんなもんかな。江口のり子の壊れかたもリアルな気がしたし、最後に求めていたのが一言だけというのもなんともいえない。
全161件中、141~160件目を表示