愛に乱暴のレビュー・感想・評価
全188件中、101~120件目を表示
探し物は何ですか?2回目鑑賞!
数々のベストセラーを届けてくれる吉田修一先生の同名小説を森ガキ侑大監督が映画化。
&江口さん主演ってだけで震える。
原作はか〜なり昔に読んだから、すっかり忘れてまして、フライヤーで思い出した感じ。
上巻では、不倫の女を描いているかに思わされたが、下巻ではそれがひっくり返される。
お〜う!そういう事なのねコワッ!
"因果応酬"でした。
本作は、ボリュームのある原作の筋はしっかり押さえ、ウマくまとめた印象。
だんだんと思い出した原作のアレもコレも入れて欲しい所ではあったが、終始不穏な緊張感に包まれた、原作の良さを凝縮した作品だったと思います。
冒頭のあのシーン!
特に男性陣はビックリだったのでは?
実際はお股の所でカーテン閉まってますからDr.と顔を合わせるなんて状況にはなりません。
だけど、あれはインパクトありますよね。
婦人科のあの検診は、何回やっても女医さんでも苦手です。。
酷い生理痛に悩まされながらの妊活なのかな?
後々効いてくるシーンです。
Dr.からも配慮なしの言葉をかけられ落ち込み、夫の真守(小泉孝太郎さん)からも向き合ってもらえず寂しさが募る。
姑(風吹さん)に対しても良い嫁であろうと日々気を遣っているのにも関わらず、一言の
お礼もない。ありがとうって言え!!
あの母にしてあの息子だった。
あまり肉食べないでしょ魚が好きなのよ
いや食べますよお肉好きですよ
キィィィ〜!私もこの会話した事あります爆
まぢで困る!
丸のままの魚なんて要らん( ̄∇ ̄)
一応は家族の形をしているが、嫁姑の微妙な関係性が見事に表現されていて苦しくなった
(°▽°)
元上司の鰐淵(斉藤さん)からも調子良くかわされ、実家にも居場所はなく、順調に見えた仕事までも失う。
荒れたゴミ置き場の掃除。。
少〜しずつ少しずつ、確実にストレスが溜まる桃子(江口さん)
加えて
行方不明の愛猫、ホームセンター勤務の無愛想な近隣住人、李君(水間君)の存在。繋がるのか?と思わせるゴミ置き場の不審火。
桃子の周囲に不穏な空気が広がる。
そんな日々のストレスに向き合わない様に、敢えて丁寧な暮らしをしていたんだと思う。
ある種の現実逃避かのようだった。
もうやめて!これ以上桃ちゃんにストレスかけないで!と感情移入しちゃってるから辛いのだが、蓋を開ければ
"因果応報"なのです。。
いやいや、お、おおん。。(°▽°)
真守はクズなのは大前提だが、桃ちゃんお前もだったんか!
略奪婚した桃子が今度はされる番に。
妊娠した愛人との対面、離婚を突きつけられる。
この事が決定打となり桃子の心は崩壊してしまう。
コップの水は溢れてしまった。
頭に浮かんだのは以前ホームセンターで見かけたチェーンソー。
それ目掛け一目散に売り場へ向かう桃子をもう誰も止められない。
初瀬家の「離れ」で丁寧な暮らしをして来た桃子。頑張って来た桃子。
子を失い、心の拠り所であって欲しかった夫までも失う。
もうカウントダウンがはじまってしまった。
チェーンソーを味方につけた桃子。
(私も匂いフェチだが、桃子パイセンはチェーンソーまでもクンクンうっとり!
狂気w)
床を破壊し、泥だらけになってもお構いなし。
その異常な行動からベビー服と横たわる姿に移るシーンは、狂気と、何故か可笑しみまでも含んでいる。
相反するそれ(しかし紙一重か?)を
同時に見せられ、こちらもゾワゾワッとした落ち着かない気持ちにさせられる。
私ね、
わざとおかしいフリしてあげてるんだよ!!!
真守はクズだが、桃子に放った強烈な本音は、悲しいかな少し気持ちがわかってしまう。
しかし桃子の常軌を逸した行動は、
複雑な人間の感情と、その裏にある愛を表現していたのだと思う。
その暴走は、正しいのか否かでは判別出来ない、愛の形であったことは確かなのではないかな。
同情し難いはずの桃子を見捨てられないのは何故だろう。
欲しかった人からは何ももらえなかった桃子。
まさかの人物からかけられた
「ありがとう」に自分を取り戻す姿に安堵する。
彼女の再生にホッとし、壊される
"離れ"にスカッとした気持ちになるのは何故だろう。
母屋の軒先でガリガリってる姿には、解放と、又歩き出す覚悟も見えた気がしました。
フライヤーにはスイカを抱える桃子の姿が載っています。
出産を「鼻の穴からスイカを出すくらいに大変(痛い)」などと例える事がありますが、スイカを抱えて愛人宅に乗り込むその姿は、皮肉にも妊婦さんに見えるから切なかったです。
「教員です」喰らったわ〜(´ཀ`)
愛人のものと思われたSNSが実は。。ってのも一瞬フリーズしてしまいましたね(°▽°)
"愛に乱暴"だった桃子。
それでも生きて行くしかないんだなぁ〜
終始不穏な空気感と緊張感に包まれて、細部にまで侵食し、迫って来る不快さはトラウマレベル。
もういいって〜(°▽°)って位、たたみ込まれます。
だもんで、あのラストは好みが分かれるか?
私はというと、あれ?これで終わるんか。と、ちょい肩透かしだったのが本音。
だけれど、巧い俳優陣が魅せる乱暴な愛から目が離せませんでした。
風吹ジュンさん。
居る居る!こんな姑!で、嫌悪感有り有り!
無駄に美人なのがイラつきポイント加算w
子離れ親離れ出来ないイタイ親子。
はぁ〜嫌いだわ。
無意識の悪意溢れる台詞がリアル。
愛人役がよく似合う。彼女が愛人だったら
負け確( ̄∇ ̄)
今回は大人し目な役でしたが、馬場ふみかちゃん。良かったですね。
おぱいまで披露(ケドアレイル?)
いつも期待に応えてくれる安定の江口さん。
多江さんと江口さんに幸せは似合わない?!?!
その快演は言わずもがなだが、小泉さんが〜!ビックリ気づきませんでした。
ムロさ〜ん!
孝太郎が酷いゲス野郎でしたぁ〜!
◎桃ちゃんの事が頭から離れず、本日おかわりして来ましたw
よく考えると非常に日本的だな〜と思いました。
子ができたら籍を入れなくてはという考えって、戸籍制度に縛られている日本ならでは。
女は子が出来たとわかった時点で男の戸籍に入るのが"普通"とされている中で、不倫相手の子を身籠った時。。
1人で育てますなんて簡単に言うが、実際はとても厳しい現実があります。
金銭面は勿論のこと、社会的にも差別的な視線を向けられる事もあります。
だからこそ、"籍"を入れ"普通"に収まるのをヨシとする。
そこを目指したい。
勿論不倫の末の懐妊なんて、道徳的に間違ってはいますが、どんな事情であれ、妊娠した女にも様々な選択肢が用意されていれば、桃ちゃんも愛人も違った人生を歩めたかもしれません。
(結果桃ちゃんは流産してしまいましたが。。)
結局女なんて子を産めば母親になるわけで、いつまでも男が望むかわい子ちゃんではいられません。
好きだよ〜だけで繋がっていた、お花畑の中にいる弱々しく見えた愛人もどんどん強くなるわけです。
そこで真守は又気づくのでしょう。
"君といてもつまらないんだ"
哀れなるものたちかっ!!
まぁ、女だけが被害者でかわいそうではないですけどね。
お天道様は見ている。
改めて、因果応報でございます。
桃ちゃんが真守に何回も電話をかけ、繋がらず留守電に
「お義母〜さんに話しがあるって何?!?!
リフォームの事って言っておいたから!!!話しちゃんと合わせてよ!!!」
きょえ〜〜!!こわい〜〜!!
2回目だから?笑ってまったw
それから、
原作でチェーンソーの重さを赤ちゃんの重みに例えていたな〜と思い出して泣
そのセリフ欲しかったなぁ〜と思いました。
桃ちゃんのおぱい問題も。。
1回目は、なんでわざわざあのカットを?と思いましたが、今はもう誰も(大きなのっぽの古時計みたくなっちゃったw)あのおぱいを必要としている人間はいないんですよね。。
桃ちゃんの存在そのもの。
需要がない。。イタタタ( ; ; )
彼女を象徴している様に思えて哀しく切なくなりました。
実際そんな意図があるかはわかりませんが。。w
(だってふみかのだったら嬉しくない?)
何でしょうか。個人的にジワジワ効いてくる作品でした。今日消化出来て良かった。
明日からはナミビア!楽しみですね!
あ!ベビわるドラマもスタートしましたね!
録画見てきま〜す。
映画らしい映画を観た
タイトル通り、乱暴ですね
原作は未読ですが、演出をタイトルに寄せてるのがアリアリと伝わってきます。
物を置く時にドスン、テーブルをドンと叩く等、いかにも乱暴感があってクスっと笑ってしまう。
「乱暴な愛」と言い換えた方がお話はわかりやすい気がします。
男は結婚した相手が不妊なので離婚を考えていて、不倫した相手が妊娠をしたら再婚をしようとする。
主人公も元々そういう結婚の仕方をしていたが、流産をしたことで、同じように不倫相手が現れて妊娠をして、離婚を申し立てられる。
その事に納得がいかずチェーンソーで暴れていると、男のホンネが出てきてさらに傷ついてしまう。
しかしながら、納得いかないまでも家はもらうことができたし、まあなるようにしかならないと言った終わり方。
ゴミ捨て場の火事が繰り返される意味が今ひとつわからなかったが、たぶん大事なヒントが隠されてるんでしょうね。
妊娠した不倫相手との修羅場や、いきなりのチェーンソー登場にハラハラドキドキできるので、それだけでも楽しめる映画でした。
夫婦の理想像を考えてしまう
「日常」というサスペンス
描かれていた大半は「主婦の日常」だ。それがここまでサスペンスになるのかという事に驚かされる。何か大きな事件が起きるわけでもなく人が死ぬわけでもない。なのに怖い。
冒頭で「ぴーちゃん」の姿が見えないと捜し回る桃子。ぴーちゃんとはおそらく猫だと思われるが、そもそも猫に「ぴーちゃん」って名前を付けるかね?などと考えていると、何となく嫌な予感がして心がざわつき始める。一方で猫を毛嫌いする義母とまるで無関心な夫。それでもしつこく捜し続ける桃子の姿を観ているだけで少しずつ怖さが増してくるのは実に不思議だ。
桃子はあれこれ夫の世話を焼く。何かと義母を気遣い、頻繁に差し入れをする。以前の勤務先の上司に会いに行く時も、わざわざ上司の好きなものを用意して手渡す気遣いを見せる。でも誰ひとり彼女に「お返し」しようとしない。誰も彼女に気遣いせず、相手にしようともしない。それでも彼女は献身を続ける。でも誰ひとり彼女に関心すら持とうとしないのだ。
そんな彼女が後半では庭のスイカを荒っぽく引っこ抜いて、まるで「赤ん坊」のように抱きかかえて愛人宅へ突撃し、スイカを無造作に放り渡す。愛人にお金などかけてたまるか、と言わんばかりに。そして彼女の暴走が始まる。
彼女は頭が良く、とても気が利く女性だ。それはつまり人の気持ちを察するのが得意という事であり、ゆえに人の「無関心」という悪意も敏感に感じ取ってしまう。だからこそ自分が誰からも関心を持たれていない事、誰からも必要とされていない事に嫌でも気付いてしまうのだ。彼女自身も不倫からの妊娠、略奪婚という負い目もあって慎ましく生きてるし、少しでも誰かのためにと献身的に働き、自身の生活も充実させようと頑張ってみる。誰も見てないゴミ捨て場を誰に言われる事もなく毎回掃除する様子に彼女の姿勢が見て取れる。
そんな彼女を夫はまさに「ゴミ」のように捨て去る。確かに「因果応報」ではある。でも彼女なりに精一杯誠実に生きてきたはずだ。なのに報われる事は決してないのだ。そして彼女の日常は崩れ去り、彼女自身も壊れていく。子供を失い、夫という唯一無二の拠り所を失い、極めつけに彼女が綺麗にしていたゴミ捨て場すらも誰かに火を放たれてしまう。
何より強烈だったのは愛人のSNSをチェックしていた事だ。愛人の「つぶやき」を見ながら状況を確認し、夫が次に何を仕掛けてくるのか予想して対処する桃子。愛人のSNSを常にチェックするようになったらもうやばいだろ、と思っていたら…。
そのSNSは桃子自身の「過去のつぶやき」だったという衝撃。
これは怖い。あまりに怖すぎる。
終盤はそこら辺のホラーよりよっぽど怖かったかも。
チェーンソーをうっとり眺める桃子。
しかもそのチェーンソーを「正しく使ってる」のに怖い。
床下ってあんなに怖いの?
掘って出てきたものはまさかの「ベビー服」。
床下で添い寝をする桃子の孤独と絶望。
あれだけ小綺麗にしていた桃子が「泥」にまみれている。
庭にぶちまけられた魚はある意味どんな「死体」よりも怖かった。
人は誰だって愛されたいし必要とされたい。
そして居場所が欲しいのだ。でなきゃ生きて行くのは苦しい。
彼女は誰からも何も与えてもらえなかった。
でも最後に彼女は一番身近でない人間の「言葉」に救われた。
それを機に「依存しない生き方」を決意する桃子。
最後はどこかすっきりした表情でアイスを食べてる。
がんがん解体される「離れ」。
エンドロールで響く「靴音」が彼女の決意を物語る。
清々しい終わり方だった。
良かったと思う。
江口のりこさんだからこそ成立した物語なのではないだろうか。
小泉孝太郎さんの不気味さもたまらなかった。
旦那の気持ちがわかってしまう
原作未読。
日常が侵食されていくような不穏な映画。
と言うイメージで観に行った。
幸せな生活と紙一重の地獄での生活。
「ありがとうってホント言わないよね」
と語り手が漏らすが、実際彼女の生活の中でその言葉が聞かれることはない。なんて辛いんだろう。
丁寧な暮らしをしようとするけど、泥水の中で自らの周りを澄んだ状態に維持しようとするが如き勝ち目のない戦い。それは壊れるって。
なんでこんな事になってしまったんだろう?と思えばその矛先は自らに向かう。いつか来た道だ。
旦那はクズ男だ。だが、悲しいかな、僕には彼の気持ちもわかってしまうのだ。正解を見つけられずに正解っぽいところに進んで行っては間違う。彼も自立していないのだ。そんな相手に寄りかかっては語り手も自立できないのだ。だから分かれて正解(と言いたい)だし、新しい生活に踏み出して正解なのだ。
チェーンソー周りに撮影はやり直しが利かなそうな場面が多く、見ていて緊張した。
ホームセンターで混合ガソリン買ってきた?とか、エンジン掛ける前にポンプアップした?とか些細な気になるところ。
ありがとう、と言ってくれてありがとう。
映画らしい映画。
後引く映画。
観終わってからずっと頭の中でぐるぐる。
映画らしい映画で嬉しくなった。
江口のりこさん演じるモモコの居場所がどんどんなくなってゆく恐怖と切なさで心臓えぐられるかと思いました。
伏線にもやられた。
どこかコミカルでコメディチックな印象を持つ彼女ですが、新たな一面を見た。
小説読んだり前情報を見聞きしていたのですが、まだまだ深掘りできそうです。もう一度観ようかな。
最近の日本制作品は映画とドラマの線引きが曖昧になって来ている。
エンタメ思考で映画を楽しみたい方はこの映画に悪評をつけるのだろうな。。
~追記:2024/09/03~
衝動に駆られ、2度目の鑑賞。
更に良かった。
色々腑に落ちた。
全然笑えないシーンなのに
クスッと笑ってしまう、
俳優たちの
ふとした仕草がたまらない。
#愛に乱暴#江口のりこ#小泉孝太郎#風吹ジュン#青木柚#森ガキ侑大#吉田修一
モヤモヤ映画
ハズレ風が吹き荒れる
苦手感拭えず
作家としての吉田修一さん、何昨か読んだのですがどうにも入り込めず疎遠になってしまいました。
そんな訳で警戒しながら観に行ったのですが、結果やはり苦手、没入できないというか理解が及ばず……
映像がシネマサイズではなく、手持ちカメラ風の揺れ動く映像ってのは江口のり子さんの心象を表しているのでしょうか?うーん……
ストーリーが展開して行くうちに、寝取り女からサレ妻になったこと、SNSに映る柄物スカートはクローゼットの中、など「あぁ、そうなのね」と設定が分かってくるのですが、そうなっちゃうと送りつけられた離婚届も過去の成功体験あっての行動なのかと。
なんだか因果応報な気がして、酸っぱい気分でエンディングを迎えました。
随分と予告編や作品解説のあらすじに目くらましを喰らってしまいました。
小泉孝太郎はまり役
小説未読です。ながら族なので、じっくり活字と向き合えないので
映画で見ています。
色々と伏線があって面白かったが、
ちょっと消化不良かな?結局放火犯は分からずじまい
(そこは本道では無いけど)
いまどきガソリンのチェーンソウ、ガソリン買えないですよ。
車から抜くとかしないと。電動チェーンソウの方が良いん
じゃないですか?床下はいまどきの家はコンクリべた基礎
湿気防止のコンクリも打ってるから、あの家の建築年数が
結婚してからの年数と矛盾が有りそうで気になってしまった。
(うちは20年以上前に建てているがべた基礎コンクリうち)
その前からたってた家なら埋めることは可能だが、その時にも
床板はがしているはずなので、チェーンソウ使う必要がない。
くぎ抜きで十分はがせる。と建築士の目線で見てしまった。
しかし江口さんの体を張った演技良かったです。
あれれ?
ちょっとオチがなぁ~全体的に冗長さも感じるけれど、静かに狂っていく描写には必要だったのかも。
江口ノリコさんも普通ぽい演技で、凄味を感じた。大股開きとオッパイには驚きましたが・・馬場さんは今回控え目♥物音に慌てて戻る江口さんに何故かホロリ。
サティもいかにも空虚な幸せって感じ。カマスで冷や汁って唸りました、ぶきぶき太ってホントにカマス?
少し肩透かしを食らった感じ
悪人や怒りと同じ感覚で見に行きましたが…。
監督が違うので、作者が同じでもテイストが違いましたかね。
愛人のSNSを見ているのかと思いきや、自分の過去のSNSとは。
何気ないありがとうの一言に感情が溢れ出すあたりとか、見ごたえはあるのですけど…。
不審火には何か意味があったのか?ただ犯人と思われて逃げるだけ?
ぴーちゃんは実在したの?
ラストでなぜ母家側に居て中に入っていったの?
そのあたりが謎で、見終わってからちょっと…「?」となった。
原作読むと母家と離れに意味がありそうな感じだけど…。暇ができたら原作読もうかな。
あと唐突な江口のりこさんのオッパイにビックリ(笑)
自業自得
初瀬桃子(江口のりこ)は夫・真守(小泉孝太郎)とともに、真守の実家の敷地内に建つ離れで暮らしていた。桃子は義母・照子(風吹ジュン)への気づかいや夫の無関心によるストレスを石鹸教室の講師や手の込んだ夕飯作りなどで日々を充実させていた。そんな中、ゴミ捨て場での不審火が有ったり、愛猫が行方不明になったり、桃子の平穏な日常が乱れはじめ、ついに夫に浮気相手を紹介され、離婚を迫られた。さてどうなる、という話。
元々、自分が前妻から夫を奪ったんだから自業自得だな、って思った。
携帯で見ていた不倫のコメントは夫の彼女じゃないよね?
アレの意味がよくわからなかった。
チェンソー買ってきて床下に穴を開け、土の中から取り出した箱に入ってたのは流産した子用に準備していた服なのかな?
魚を庭に放っていたのとか、最後、家を壊していたが、建物と土地も貰ってたって事?で、土地を売るために建物を壊してたって事だよね。
桃子の意味不明な行動を見せられるだけでちっとも面白くなかった。
今年観た邦楽で一番かも
大した前知識もないままフラりと鑑賞しました
オープニングから眩暈のするような生々しさが溢れ出してた
画面から体温や体臭が滲み出ているように感じました
小さくメンタル削られ続ける筋金入りの丁寧な暮しをしている桃子さんのあのゴツい手
不穏な空気の塊です
桃子さんの報われない丁寧さが観ていて痛々しくて堪らない
風吹ジュンの絶妙に嫌なババアっぷりも最高でした
そしてこの映画にはまともな男は一人も出ていません
そもそも存在感がみな薄い
孝太郎の桃子が楽しそうにしてると自分は退屈だみたいなセリフだけはピカ一だと思いました
初めてタクシードライバーを観た時に感じたような後半になるにつれて高まる孤独と緊張感が
ホームセンターで買ったチェーンソーで爆発します
でも血は出ません
切るのは和室の床と柱だけです
切ないけど笑いそうになりガッツポーズしたくなりました
悲劇だけど、どこか可笑しく
可笑しいけど、どこか悲しい
そう感じられただけでもうこれはいい映画なんじゃないかと個人的には思ってます
桃子さん好きだなー
また観よう
夫を献身的に支え、姑とも良好、ゴミ捨て場の掃除や無添加石鹸のセミナ...
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