「酷暑にスッキリ」ドライブアウェイ・ドールズ LaStradaさんの映画レビュー(感想・評価)
酷暑にスッキリ
キャピキャピのギャルとお勉強好きの堅物女性という対照的な二人が移送を請け負って運転し始めた車には、実はとんでもない物が積まれていたという犯罪がらみのロードムービーです。
と言うとミステリー的緊張感が漂いそうですが、そんなもの欠片もないおバカ映画でした。でも、チンコ・ギャグをはじめとする下品ネタ満載なのに、ちっともベタ付かずに軽やかで、安っぽさを全然感じさせないのは流石イーサン・コーエン監督です。ブリブリと前進するマーガレット・クアリーは痛快でしたが、抑え役のジェラルディン・ビスワナサンも魅力的でした。更に、「こんな下らない役にあなたが?」と驚くスターのチョイ役カメオ出演も効果的です。暑い日も、このバカバカしさでスッキリです。
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