劇場公開日 2024年4月12日

「現代日本への警鐘」コウイン 光陰 ひらモンさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0現代日本への警鐘

2024年4月20日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

本作品は民間警備会社が請け負った、とある警護案件を描いたものだが、恐らく他の民間警備会社、特に日本国内においてはこのような事案そのものを扱ってくれる会社など無いと思う。
ただ一社を除いては•••。

実在する民間警備会社の壮絶な実話をもとに作られた映画「第二警備隊」の続編ともいえるということで、「第二警備隊」を観てからその会社と作品のファン(表現としては少し語弊があるが)になった私としては、この作品の公開が決まってから非常に興味があって楽しみにしていた。

作品としては、最近観た邦画の中ではかなりリアル感があるというか、本当にあったことなのではないか?と、ぐいぐい引き込まれる。実話を元にしているというより現在の社会情勢が色濃く反映されていると言った方が適切か。

第二警備隊でもそうだったが、演じている役者の真剣な眼差しと立ち振る舞いは、警備や警護の経験が有るのだろうか?というほとリアリティのある演技だ。

今回は、ネタバレにならないように書くのは非常に辛い。良いところばかりなのだ。アクションシーンでは画面が暗くて分かりにくいところがあるが、逆にそれが、役者見せるために作っている一般的なものではなく、リアリティを追求したようで私はゾクゾクした。
役者たちのセリフも非常に良く、印象的であった。ひとつ言わせて貰えば、いまの平和ボケの日本人が忘れてしまっていることを思い出させてくれるだろう。
ここに書けないのがもどかしい。笑
本レビューのタイトルに全てを詰めた。

とにかく、一度観てほしい。

ひらモン