「ロミーをモリコーネのメロディで愛でるのみ」ラ・カリファ シネマディクトさんの映画レビュー(感想・評価)
ロミーをモリコーネのメロディで愛でるのみ
2年前の回顧上映で、知性と色気が共存した魅力でファンになったロミー・シュナイダーの未公開作です。さらに音楽がエンニオ・マエストロ・モリコーネと来たら見逃せません。ストーリーは、労働運動のリーダーのロミーと対立関係の会社の社長とのベタなメロドラマなんだけど、キャラ設定がブレブレの上、エピソードやカットもぶつ切りで何がどうなってるのかさっぱりわかりません。キャスト、音楽は超一流なんだけど、監督・脚本が素人の作ったようなしまりのなさで、まさにリラの無駄遣い。エンニオ・モリコーネのメロディは、後年の代表作『ニュー・シネマ・パラダイス』を彷彿とさせるのに、とんだマエストロの無駄遣い。役者では、ロミー・シュナイダーの美しさと凛々しさはパーフェクトだし、ベッドシーンもいっぱいあるけど、とんだロミーの無駄遣い。
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talismanさんのコメント
2024年5月7日
シネマ・ディクトさん、ベルモンド祭りGrand Finaleまたやってくれますね!「冬の猿」などもかけてくれてとっても嬉しいです!ベルモンドはなかなか終わらない!