「ほとんど愚痴」北極星 odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
ほとんど愚痴
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父親もなくアルコール依存症の母に育てられた姉妹、妹も同じようなシングルマザー、姉のハヤットは北極海の女船長として働く逞しい女性だが女性蔑視の男社会にあって男運にも恵まれず、不遇な生い立ちにトラウマを抱き続ける。
まあ、叔母のハヤットとしては妹の娘イナヤが家族運のない負の家系の連鎖を断ち切って幸せに生きてくれることを願うのでしたとさ。
会話もなく殆ど愚痴のモノローグ、なんて映画だと思ったら登場人物は本人でドキュメンタリー作品、どうしてこんな変わったドキュメントを撮ろうと思ったのか・・。
監督のスペインのアニナラ・ベラはヴィクトル・コサコフスキー監督のドキュメンタリー「アクアレラ(2018)」制作でハヤットと知り合い、彼女に興味を魅かれ映画製作を思いついたそうです。女性監督と女船長、職業は違っても男社会で逞しく生きようとする同志、共感したのでしょうかね。
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