ルックバックのレビュー・感想・評価
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良くも悪くも原作を超えない
昨今の日本アニメは音楽や動きで
原作を原作以上に表現する事が求められる中
やや厳し目の点をつけざるを得ない
雨の中で主人公が飛び跳ねるシーンを始めとして、思い切り決めるベき場所でメッセージが強く伝わってこない。原作のあの衝撃がつたわってこず物足りない。全体的に原作をなぞることに手一杯といった印象
2回目レビュー 幸福な1時間でした
上映終了間近と聞いたから、もう一度観に行ってきました。2回目のレビューです。58分間視聴しているその間だけは、ルックバックの世界に存在させてもらえるから。
視聴した人は皆、藤野や京本に対して自分自身の過去の姿を、これまでの生き様を重ね合わせて観るのだろうと思います。クリエイターのための映画、と評価されているけれど、もっと広いレンジの作品で。真摯に何かに取り組むことの大切さ、打算なき努力、そうした生きることへの熱に、強さに、どのような立場の人であっても打たれるんじゃないかと思います。
そしてそのような努力も、情熱も、事件が起きたり、災害が起きたりして、残酷に潰されてしまうこともあって。でもこの作品は、並行世界の希望を一瞬垣間見せてくれたあと、再び立ち上がる藤野の姿で締めくくられます。
どのようなことがあっても、人は立ち上がり、歩んでいける。その姿を、ピュアに、どこまでも優しく描いてくれるから、大好きなんだと思います。
生きることは辛く苦しいけれど、本当に尊いものなのだと、改めて感じさせてもらいました。ありがとう。本当に、見られてよかったです。
↓1回目レビュー
…………………………
本日レイトショーでみてきました。めちゃくちゃ良かったです。
最後にif世界が描かれ、でもそれは綺麗な夢のようなもので、日々は冷徹に続いていく。藤野が再び立ち上がり、歩き出し、背中を映す描写で幕は閉じていく。
原作に忠実でしたが、繊細で演出と、叙情的で心洗われる音楽によって、美しく映画作品として昇華されていました。創作し続けるのは、本当に綺麗で素晴らしいことだと感じました。
京アニの事件も下敷きにはなっていますが、作品を通して伝えたいのはその恨みや後悔ではなく、人は傷ついても立ち上がることができる。そして創作は素晴らしいことだ、と真摯に訴えかける人間讃歌なのだと感じました。
すべてのクリエイターの方に見ていただきたいです。この映画が見られて本当によかったです。
⭐︎3.8 / 5.0
描き続ける先生
法に捉われない根性
作品への愛を感じる出来
もう少し尺使ってちょっとあった方が…
素晴らしい。最高の映画
お互いを認め合ったかけがえのない友達との話
描くことの友情と鎮魂の物語
全ての表現者に捧ぐ
月に8回ほど映画館で映画を観る中途半端な映画好き。
なので専門的過ぎないライトな紹介を心掛けています。
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上手く言葉にならないので覚書として投稿します。
漫画家だけで無く全ての表現者、
努力だけでは形にならない道を志した人々への共感とエール。
数知れない挫折や嫉妬、
時に認められる大きな喜び。
更に、狭き門を通り抜けて形になっても
それを続けて行く終わりなき道の厳しさ。
青春の眩い瞬間。
己の進む道との出会い。
そんな、真摯に全力で生きる営みが
突如断ち切られる人生の理不尽さ。
そんなものが全部詰まってて、
泣けた〜〜。
一つだけ文句がある!
かなり手間のかかったアニメだと言うことは
アニメテクニックに疎い私でも解るけど
こんなに若者に刺さる内容の映像作品なのだから
大人も子供一律料金て言うのは〜〜
何か大きな「大人の事情」があるのかもしれないが
折角の作品の内容に反して、
志が低い!!
こう言う作品こそ、
学生や子供をもっと観やすい価格に
するべきでは無いのか?!
まだ公開してます。
見逃した方はぜひ劇場で!!
良かった。ちょっと藤野が好きになった。
知り合いに勧められ、調べたところ1700円一律特別鑑賞料金ということでどんな割引も効かない映画であると判明。しかも時間が短い映画…う~ん…物価高騰してる中…短い映画に1700円どうなの~??
と渋っていた自分にあほ~と言いたいですね(見終わった自分が)
もうすぐ上映が終わるかもと思いやっと意気込んで向かったわけです。
結論として大変良かったです。
見てよかった映画だと思います。
1700円の価値は十分にあります。
短いなんてなんのその。
いま時代として長時間拘束されるほうが嫌煙される時代。
ネトフリも1.5倍速で映画見ちゃう時代。
映画が好きでいっぱい見ちゃうって言ったら
友人は何時間も映画見るの疲れない?自分は無理~なんて言ってました。
短い方が気軽に見れて集中力も途切れず時代にあっているのかもしれません。
長ければいい映画なんてきまりはない。
主に藤野と京本の2人の世界で話がすすむのですが、そのままお泊り、夜も家にずっといる。
おやごさん心配じゃない?中学生なら親の介入やおうち帰る描写があっていいと思う。
主人公藤野の性格はまあ嫌なやつなんですけど、どこか憎めないんです。
自分の都合のいいように考えちゃって、ちょっとプライドが高い。
でも、なんだか、愛せるキャラだと思います。
映画の途中、起承転結の転の部分で、
もしも、の世界が見れるのですが、
それは、藤野の都合のいいように考えた世界で、でも、なんか、それが救いになって、よかったです。
でもまた、現実に帰ってきてしまうのですが、
私は、藤野が好きで、そんなif(もしも)がいいと思い、泣いてしまいました。
創作意欲を掻き立てられる映画であると聞いていたのですが、
今、頑張っているものがあるがちょっと立ち止まっちゃった人、
短い映画なので気軽に見てほしい。
また、前向きに歩き出す力を藤野と京本がくれると思います。
素晴らしい雰囲気映画
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