ルックバックのレビュー・感想・評価
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なぜ描くのか
大変な話題作だった原作は未読のまま鑑賞。
原作の発表当時は読まなきゃと思っているうちにSNSに次々と感想が流れてくるような状況で、あの感想はここのことを言っていたのか〜などと答え合わせのように見ました。
何もかもものすごく動く、というわけではなく、動くべきタイミングで動くべき場所がエモーショナルにものすごく動くアニメが心地よく、引き込まれました。藤野や京本が青春の時間の大半を注ぎ込んで向き合った絵というもので、またこの映画の世界も作り上げられているのだという構造だけですでに強い感慨を覚えます。
絵を描いて人に評価されることを知ってしまったがために、喜びにも苦しみにも溢れた世界に飛び込んでいく二人の姿の向こうに、この映画に関わるすべての人の苦労も透けて見える気がしました。
ところでSNSの感想で一番印象に残っていたのは、実在の事件を連想させる出来事が作中で起こることに対する評価や批判です。それに関しては、この時代の一作家のあの出来事に対するレスポンスとして、タイミングはどうあれこのような作品が発表されたことはとても価値があるのではないかと思いました。そのレスポンスの内容については、考察の余地がかなりあって、今もその意味を考えている最中です。
漫画読んだからいいや←バカ
絵を描かずにはいられないけど常に嫉妬や羨望、なんか...なんか上手くいかない!!にまみれて挫けそうになる時もあるけど、でもやっぱり好きだから描かずにはいられない で、やっぱりやめとけば良かったなあと思ったらもするけど好きなので描く
そういう屈折した心情が手触り感があり、かつ動きや表情がやけにリアルなアニメーションで表現されていて、それがこの映画がそうした人間に作られているんだろうなあという説得力も相まって泣けるんだなこれが
これはアートである ただの劇場版ではない
漫画読んだから見なくていい訳がない
誰かの背中を追い やがて誰かの光になる
心に輝き続ける星の
ひとつひとつに向けて
敬意を込めたレクイエムは
情熱と魂をこめたその日々が
自分や誰かの人生に聞こえ続ける
応援歌にもなることを
教えてくれてる
自分の場所で前をみすえ続ける姿は
逞しく美しく清々しい
連日のオリンピック競技の様子とも重なり
その精神と才能とたゆまぬ努力をおもい
温かい拍手を送りたい作品だった
見ればみんな、心のどこかが揺さぶられるであろう作品
涙こそ流しませんでしたが、自らが生きてきた過程を振り返えらせてしまう、印象が強烈で、密度が濃く、鑑賞後満足感が高い作品で、強く心を揺さぶられました。
遅ればせながら、興味を持たずにいたチェーンソーマンの原作者と同じ原作者(チェーンソーマン第1シーズン後にルックバック執筆)と知って驚きました。早速、アマプラでチェーンソーマンを視聴したところ、想像していたものと違い、これまた驚きました。
ちなみに、鑑賞後、ネットにある、ルックバックのレビューを数多く見て、原作を読みたくなりましたが、どこも売り切れで、高値を付けた中古品▪️新古品しか見当たりません。
それにつけても、公開当初の入場者特典はかなり立派なものだったようで、今は、おざなりの入場者特典で残念です。
これ絵描きなら前半部分は共感せずにはいられないな クリエイターに対...
これ絵描きなら前半部分は共感せずにはいられないな
クリエイターに対するリスペクトと、それでも描くしかないっていう業の深さのようなものを感じた
前半楽しくエモく~の後半の凄まじさ
ここまで背中を押してくれる映画も中々ない奇跡の60分
タイトルの意味がいろんな場面で全部重なってる
超傑作
日本のアニメと漫画の素晴らしさ
あるレビュアーさんがとある作品で書いていた事が思い出された。日本アニメに才能が集中している事の素晴らしさと同時に実写映画にも波及して欲しいとの嘆きが記載されていた。
まさにこの作品もその一つであり至る所に素晴らしい魅力とスタッフの情熱、その作品にかける意気込みをひしひしと感じる。
また現在の多くの映画やドラマ等の作品の多くの原作は漫画であり、その素晴らしさは世界を席巻している。
そしてこの作品は鎮魂の物語りであると同時に振り返って観る事も大事だが、そこから這いあがり前を向く為の映画なのだ。
決して嫌いではないけど
周りの盛り上がりにはついていけないな、という感じ。
時間の経過や登場人物の成長を絵で見せる表現力はすごいと思ったし、笑ったり涙ぐんだり感情を動かされる場面もあった。
東北弁や東北芸大が出てきたことも嬉しかった。
ただ、特別に感動するか、考えさせられるかっていうと…他人事だったな〜
原作ファンの熱気にあてられて、期待しすぎちゃったのかな。
いい映画だけど、そんなに騒ぐほどかな~と思っちゃった。
いつも会員料金だから、1700円って割高に思えるっていうのもある。
もっとフラットに観れたら違ったかも。
何故漫画を描き続けるのか
原作未読。
予告や設定を見た印象では「『リズと青い鳥』的な話かな?」と思ったけど違った。
まあ一緒に歩いてきてこれからもずっと続くと思っていた関係が崩れていく、という共通点はあるが。
中盤以降、ややトリッキーな展開があり、???となるが、これも主人公が自分の立ち位置を再確認するために必要な演出なんだなと理解した。
1時間足らずの作品だが、それ以上の重みを感じた映画であった。
作品としては素晴らしかったが、一点苦言を呈すならば、
一般映画でなくODS作品として公開したことかな。
どちらの世界も美しいと思いたい
才能に恵まれた2人の少女、藤野と京本の青春を描く物語
そしてこれからの物語
子供の頃何かに情熱を注いだり、現実を見たり、大人になって何でそれが好きだったか大事だったか忘れてしまったりした経験のある方は多いと思う
そんな思い出にグサグサと刺さりまくる
そして意表をつき、琴線に触れてくるシーンの数々
アニメーションとしては画と音だけで感情が手に取る様に伝わり、そこに声が宿る
全てのクオリティが高く得難い映像体験になりました
多くの人のバイブルになるだろうなぁ
追伸
上映前舞台挨拶で押山監督が話されてましたが、まだ誰にも気付かれていない、世に出回ってない仕掛けがあるとか
何度も観たくなりますね
辛くても進む
原作は未読、60分足らずで1700円は高いと思い見送っていましたが、評判が高いので観ることにしました。
一日たって、まだ消化できていない部分もありますが、心揺さぶられる映画でした。
どんなに辛く悲しくても、進むしかない、そんな感じでした。
観てよかった。
すごく中身が詰まった映画でした。
画と題名の感じから、若い人向けの映画だと判断し、全く観に行くつもりはなかったのですが、大学生の息子に勧められ、鑑賞してみました。
予習せずに買い物ついでに行ったので、館内の混雑ぶりにビックリ。
途中からめちゃめちゃ色々な感情があふれてきて、涙がポロポロこぼれました。
ハンカチの出番を想定していなかったので、すぐに取り出せなくて困りました。
ご覧になる方は、念のためハンカチ持っておいた方がいいです。
学年新聞、四コマ漫画の懐かしさ。
陽キャと陰キャの友だち関係。
何かに夢中になって、日常生活が破綻する時期。
失って気づくかけがえのないものと後悔の念。
それでも、人生は続いていくこと。
58分とは思えない濃密さでした。
タイムスリップした気分。
構成が良くて、全く混乱することなく、主人公たちと一緒にその時を共有できました。
画も音楽も映画館で体感する価値大です。
全ての年代の人に響く作品だと思います!
ここ数年イチ泣けた
伊集院光がラジオの中でお勧めしていた縁で鑑賞
1時間足らずだということと、とっても良かったという以外の情報はなし
創作に携わっているわけでも不登校の経験もないのになんでこんなに感動するんだろう
共感するような生き方はないのになんでとめどなく涙が出てくるんだろう
たぶん人生の中でいくつも選択があってそのなかにいくつものifみたいなタラレバがあって
中学、高校、大学、社会人と進む中で失うものがなく生きてきた人なんていなくて
その中でスクリーンで小学生から打ち込んできたものは別にして追体験みたいにタラレバの後悔とまではいかない心の奥にそっとしまった柔らかいものをギューっと掴まれたような1時間たらず
それでもカット割のメリハリがいいのとセリフもない季節の移ろいや絵を描いている絵が効果的で尺の短さが全く気にならないぐらい
いっときの別れだったつもりが永遠の別れみたいにならないように同窓会みたいなのがあったら顔出そうかな
原作読んだ人も更に深い体感を得られそう
知り合いに説明もネタバレも出来ないから
Webで無料で見るところまでを読んで貰ったら「これお前じゃんww」
って、藤野が同学年の京本の画力を知ってめっちゃ走りながら悔しがる場面と、そんな京本に尊敬されているのを知って走りながらめっちゃ浮かれてる場面を指されて複雑な気持ちになった
というか走る場面が多かったけど
そのカットが映画で見ると凄く良い!
しかも前方、後方から見たカットが良い!
漫画読んだ人も映画で見るのオススメです
音声も含めてまた変わった雰囲気を楽しめるかもです
実は私も学級新聞に4コマ漫画描いてたので
あの頃は狭い世界で自尊心を得ていて承認欲求が満たされてたんだなーと思った
もし、京本みたいな存在が居たら私も藤野みたいに雷打たれたようにもっと絵を描いていたんだろうか?
なんて思ったり
それと家でこっそり描いてた漫画を親が隠れて読んでたのを知って全部捨てたんだよね
今思えば勿体ないことをしたなぁ…
なんて思ったり
ストーリーが素晴らしい
前情報無しで観ました。ネタバレ無しで観る事を強くお勧めします。
ストーリーの完成度と演出のレベルの高さが素晴らしかったです。
漫画家を目指す若者のサクセスストーリーだと思い込んで観ましたが、良い方向に裏切られました。
エンディングが切なすぎて泣けてきます。
隣に座ったオバさんが号泣しててそこにも驚かされました。
ノスタルジー
忙しくてレビュー投稿できてなかったけれど、備忘録的に。
作画が良かった。原作よりも小学生の幼さや柔らかさがよく表現されていた。スキップのシーンは秀逸。
声優が良かった。間が良かった。藤野役の河合優実さん。こまっしゃくれながらも幼さを残す話し方が可愛らしく、作画ととても良く合っていた。京本の吉田美月喜さん。ああ、京本らしいな。それがまた最後の悲しさを演出する。
音楽が良かった。この作品にはharuka nakamuraさんしかいないだろう、と思わせるぐらいストーリーにあった劇伴と流れていく曲達。
最後のワンスアポンタイム的なもう一つの世界線がゆっくりと涙腺を滲ませる。この世界線があったのか、幻想なのか。どちらともつかず、言葉にできないもの悲しさが余韻として今も残っている。
見終わった後の心地いい切なさや悲しさとノスタルジー。いい作品でした。
これは傑作🎉🥳🎊
約40分の映画
長時間映画苦手の人や最近感動系が見たい人にはお勧めします。
この出来は映画史上過去最高傑作だと思われます。
私は元々藤本タツキ先生の大ファンで、ルックバックをリリースした時見て、これは映画にするべきだと思っていました!
ぜひ劇場へ🫰
びっくりした
短編小説のような美しさ。
そこにharuka nakamuraの透明感。
彼女たちの背中を見続けているような演出、少し距離感をとって見つめているような撮り方。
ひとつ消費されない映画が現れました。
二人の少女の出会いと別れ
対照的な個性と表情がアニメには無かったように感じる
風景も身に沁みる
通り魔の挿入は無論アニメーターの無念と、これからの意思を感じる
途中の有り得た世界のしゃっくりは全てルックバックの語り
音楽が盛り立てるのも素直に乗せられる
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