ルックバック(2024)のレビュー・感想・評価
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(≧∇≦)素晴らしい映画。
なぜ描くのか
大変な話題作だった原作は未読のまま鑑賞。
原作の発表当時は読まなきゃと思っているうちにSNSに次々と感想が流れてくるような状況で、あの感想はここのことを言っていたのか〜などと答え合わせのように見ました。
何もかもものすごく動く、というわけではなく、動くべきタイミングで動くべき場所がエモーショナルにものすごく動くアニメが心地よく、引き込まれました。藤野や京本が青春の時間の大半を注ぎ込んで向き合った絵というもので、またこの映画の世界も作り上げられているのだという構造だけですでに強い感慨を覚えます。
絵を描いて人に評価されることを知ってしまったがために、喜びにも苦しみにも溢れた世界に飛び込んでいく二人の姿の向こうに、この映画に関わるすべての人の苦労も透けて見える気がしました。
ところでSNSの感想で一番印象に残っていたのは、実在の事件を連想させる出来事が作中で起こることに対する評価や批判です。それに関しては、この時代の一作家のあの出来事に対するレスポンスとして、タイミングはどうあれこのような作品が発表されたことはとても価値があるのではないかと思いました。そのレスポンスの内容については、考察の余地がかなりあって、今もその意味を考えている最中です。
漫画読んだからいいや←バカ
誰かの背中を追い やがて誰かの光になる
見ればみんな、心のどこかが揺さぶられるであろう作品
涙こそ流しませんでしたが、自らが生きてきた過程を振り返えらせてしまう、印象が強烈で、密度が濃く、鑑賞後満足感が高い作品で、強く心を揺さぶられました。
遅ればせながら、興味を持たずにいたチェーンソーマンの原作者と同じ原作者(チェーンソーマン第1シーズン後にルックバック執筆)と知って驚きました。早速、アマプラでチェーンソーマンを視聴したところ、想像していたものと違い、これまた驚きました。
ちなみに、鑑賞後、ネットにある、ルックバックのレビューを数多く見て、原作を読みたくなりましたが、どこも売り切れで、高値を付けた中古品▪️新古品しか見当たりません。
それにつけても、公開当初の入場者特典はかなり立派なものだったようで、今は、おざなりの入場者特典で残念です。
絵描きなら前半部分は共感せずにはいられない クリエイターに対するリ...
日本のアニメと漫画の素晴らしさ
決して嫌いではないけど
何故漫画を描き続けるのか
どちらの世界も美しいと思いたい
辛くても進む
すごく中身が詰まった映画でした。
画と題名の感じから、若い人向けの映画だと判断し、全く観に行くつもりはなかったのですが、大学生の息子に勧められ、鑑賞してみました。
予習せずに買い物ついでに行ったので、館内の混雑ぶりにビックリ。
途中からめちゃめちゃ色々な感情があふれてきて、涙がポロポロこぼれました。
ハンカチの出番を想定していなかったので、すぐに取り出せなくて困りました。
ご覧になる方は、念のためハンカチ持っておいた方がいいです。
学年新聞、四コマ漫画の懐かしさ。
陽キャと陰キャの友だち関係。
何かに夢中になって、日常生活が破綻する時期。
失って気づくかけがえのないものと後悔の念。
それでも、人生は続いていくこと。
58分とは思えない濃密さでした。
タイムスリップした気分。
構成が良くて、全く混乱することなく、主人公たちと一緒にその時を共有できました。
画も音楽も映画館で体感する価値大です。
全ての年代の人に響く作品だと思います!
ここ数年イチ泣けた
伊集院光がラジオの中でお勧めしていた縁で鑑賞
1時間足らずだということと、とっても良かったという以外の情報はなし
創作に携わっているわけでも不登校の経験もないのになんでこんなに感動するんだろう
共感するような生き方はないのになんでとめどなく涙が出てくるんだろう
たぶん人生の中でいくつも選択があってそのなかにいくつものifみたいなタラレバがあって
中学、高校、大学、社会人と進む中で失うものがなく生きてきた人なんていなくて
その中でスクリーンで小学生から打ち込んできたものは別にして追体験みたいにタラレバの後悔とまではいかない心の奥にそっとしまった柔らかいものをギューっと掴まれたような1時間たらず
それでもカット割のメリハリがいいのとセリフもない季節の移ろいや絵を描いている絵が効果的で尺の短さが全く気にならないぐらい
いっときの別れだったつもりが永遠の別れみたいにならないように同窓会みたいなのがあったら顔出そうかな
ぐっと気持ちを動かされました
人が生み出す思考、技術、表現は他人の心を動かす。それは誰かの一歩を動かすほどの、人生を大きく動かすほどの心動を与える。
まだ見ぬ世界
誰かと共に過ごす世界
誰かと共に笑う世界
誰かと繋がる世界
人と人はいくら信頼し合っていても別者で、全て同じ方向を向くことは不可能だ。
それぞれに歩む道も異なる。
それでも心は繋がっている。
人との出逢いは素晴らしく、人生に色を付けてくれる。けれど人との出逢いは残酷で、運命を変えてしまうかもしれない。
出逢った方が良かったのか?
出逢わない方が良かったのか?
人との出逢いはタイミング、意味、奇跡、全てのものが少し違っただけで大きく人生は変わる。
もしもを考えてしまう。
もしもが現実なのか、願いなのか…
大切な人だから出逢いたい。
大切な人だから出逢わなければ良かった。
何が正解なのか、何が間違いなのか、誰にも分からない。
ただ言えるのは
背中を見ろ
自分が今思うこと
自分が今やるべきこと
悲しみに押し潰され
ばら撒いてしまった全ての感情を
一つ一つ拾い集めて
大切にする、大切に進む
何も変わらない現実は時を刻む。
私とあなたはずっと変わらずに大切な関係で繋がっている。あなたのもしもの裏側を想像してしまうこともあるけれど、今を受け止めることが出来ないけれど、私が出来ることをただ、ただ、夢中でやり遂げるだけ。
それが日常となっていくまで
原作読んだ人も更に深い体感を得られそう
知り合いに説明もネタバレも出来ないから
Webで無料で見るところまでを読んで貰ったら「これお前じゃんww」
って、藤野が同学年の京本の画力を知ってめっちゃ走りながら悔しがる場面と、そんな京本に尊敬されているのを知って走りながらめっちゃ浮かれてる場面を指されて複雑な気持ちになった
というか走る場面が多かったけど
そのカットが映画で見ると凄く良い!
しかも前方、後方から見たカットが良い!
漫画読んだ人も映画で見るのオススメです
音声も含めてまた変わった雰囲気を楽しめるかもです
実は私も学級新聞に4コマ漫画描いてたので
あの頃は狭い世界で自尊心を得ていて承認欲求が満たされてたんだなーと思った
もし、京本みたいな存在が居たら私も藤野みたいに雷打たれたようにもっと絵を描いていたんだろうか?
なんて思ったり
それと家でこっそり描いてた漫画を親が隠れて読んでたのを知って全部捨てたんだよね
今思えば勿体ないことをしたなぁ…
なんて思ったり
ストーリーが素晴らしい
ノスタルジー
忙しくてレビュー投稿できてなかったけれど、備忘録的に。
作画が良かった。原作よりも小学生の幼さや柔らかさがよく表現されていた。スキップのシーンは秀逸。
声優が良かった。間が良かった。藤野役の河合優実さん。こまっしゃくれながらも幼さを残す話し方が可愛らしく、作画ととても良く合っていた。京本の吉田美月喜さん。ああ、京本らしいな。それがまた最後の悲しさを演出する。
音楽が良かった。この作品にはharuka nakamuraさんしかいないだろう、と思わせるぐらいストーリーにあった劇伴と流れていく曲達。
最後のワンスアポンタイム的なもう一つの世界線がゆっくりと涙腺を滲ませる。この世界線があったのか、幻想なのか。どちらともつかず、言葉にできないもの悲しさが余韻として今も残っている。
見終わった後の心地いい切なさや悲しさとノスタルジー。いい作品でした。
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