ルックバックのレビュー・感想・評価
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吉田美月喜が良い!!!
当初見る気は無かったけど時間があったので見てみた。
スマホで調べたら何気に高評価だったのもあって。。
そして、河合優実が主演の声もしてたし。
河合優実の声優は良かったと思います。
何の違和感も無かった。
それよりも、吉田美月喜さんの京本の声が良かった。
藤野(河合優実)が標準語なのに、京本(吉田美月喜)が訛っていたのに何故って思ったけど。
吉田美月喜を調べてみると、昨年のお気に入りの邦画『あつい胸さわぎ』の主演の女優さんじゃないですか!
(今は無きチネ・ラヴィータでの鑑賞でした)
そして、見に行こうと思っていた『カムイのうた』(フォーラム仙台)は時間が合わずに見れなかったんですよね。
意外なところでの再会です。
この吉田美月喜さんは良い女優さんです!
いろんな表情をみせてくれます。
NHKの朝ドラ向きだと個人的には思う。
今後に注目していきたい!
映画はチェンソーマンなどの藤本タツキの原作。
チェンソーマンはサブスクで見てました。
画の感じは嫌いじゃないです。
58分と短い映画でした。
だからなのか、ダイジェスト的に一気に時間が経過するところが何回かあった。
3回くらいあったこの演出が少し気になったかな。
原作を読んでないから分からないけど、原作通りなのかも。
時間軸でいうと中学2年生(14歳?)から20歳ぐらいまでの話です。
山形の二人の女の子が中学の時に出会って、一緒に漫画を描き始める。
高校を卒業してからは別々の道へ。
最後は突然の展開。
そして、if。。
二人の関係にどこまで感情移入できるかが評価のポイントでしょう。
良い映画だったとは思うけど、オッサンの私は最後の展開と藤野の悲しみをどう理解すべきか分からず。。
藤野先生には何の責任も無いのに、そこまでさかのぼって考えちゃう?って思った。
揺さぶられることなく
映画館での映画久しぶりになり
話題ってだけで観に行きました(チェーンソーマンも好きということもあり)
結果、心揺さぶられることはなく。
漫画家をネタにしたストーリーって、
どうやっても展開がないというか、起こしにくいというか。
絵が上手い→極めたい→自信→トラブル•挫折→
自信をなくすorやめる→転機→再起
このパターン以外にはない。
(あるとしてもそのなかに恋物語が入るぐらい)
だし、これ以外にはやれない。
なぜならリアルをやろうとすると、チェーンソーマンみたいな非リアルには出来ないから。
漫画家から別の道に、っていうやり方もあるかもしれないけど、それはそれでブレてしまいそう。
結果パターン化になってしまうのでは。
2人にスポットを当てるのであれば主人公よりも、もっと京本の深いところまでの人間性と生きてきた背景を知らないと、感情の共感も難しく入り込むのが難しかったです。
最後までそんな感じ。
あっ、終わりか。って終わり方でした。
アニメの全てが詰まってます
この短さゆえの完成度
岡田斗司夫氏が絶賛していたので見に行ってきました。アニメーションの表現を評価しているのだと思っていましたが、それより何よりストーリーがよかったです。話自体は割とシンプルなんですが、引き伸ばしたりせず潔く1時間強にまとめていたのも成功の要因だと思います。映画館でもらった漫画のネームのようなものを後で読んだら、ほぼ原作のまま映像化しているんですね。音楽も非常に効果的に使われていてグッときました。
藤本タツキ氏の作品はチェンソーマンを読んでいますが、絵に関してはすごいと思うところと下手だなあと思うところが入り混じる感じで、映画で描かれていた葛藤は作者本人の経験が投影されているのかなあと思いながら見ていました。
藤野先生
「じゃあなんで藤野ちゃんは漫画描いてるの?」
週刊少年ジャンプにて「チェンソーマン」が好評連載中である藤本タツキ先生の半自伝的長編読切漫画作品をアニメーション化。学年通信に掲載する4コマ漫画を通じて出会った二人の少女を通して、漫画愛を描く。
僕は「チェンソーマン」をちゃんと読んだことがなく、実質本作が藤本先生の作品としては最初に触れたものと言っていい。とはいえ噂は聞いており、特に「チェンソーマン」のパッケージやアニメのオープニング映像がタランティーノ作品やキューブリック作品を意識した作りになっていることを知ってから気にはなっていた。
本作の上映時間は58分、しかしこの1時間足らずの内容で何かこう重い十字架を背負わされた気がした。前半パートは恐らく藤本先生の実体験を2人の少女に分担させたのだろうと思う。問題は後半、これは今から5年前のあの件がベースにあるのだろう。僕自身もあれは許せなかったし、今でも猛烈な怒りが込み上げる時がある。実際はそうではないにせよ、当事者たちには何か連関があって結末に導かれたような気持ち(カルマと呼んだ方がいいのかもしれない)に飲み込まれる状況で、僕は何もできなかった。
妙に心に残ったのは主人公のひとり、藤野歩(声:河合優実)の部屋だ。序盤、もうひとりの主人公・京本(演:吉田美月喜)の画を見た後の部屋の床には「アマデウス」と思しきパッケージが置かれていた。そして藤野のベッドの壁の映画のポスターは季節ごとに更新されていく。「バタフライ・エフェクト」「おくりびと」「時をかける少女」…終盤に思い出して寒気がした。
起こった現実は変えられない。しかしペンが走り続ける限り紙面の上では物事を変えることができるし、その能力を持った者には行使する責務がある。
このふたりの少女が紙面の上でどのような旅を続けたのか、僕はただ想像するばかりで、それはこのふたりにしか分かりません。
きっと藤野は京本に会いたかったでしょうね...そんなことは分かっている。彼女は今、京本に会っている。
原作よりも良いと感じた作品
私にはわからない
迷うことなく観た方がいい!
多分、一生忘れられない作品。
深夜のラジオ番組で、DJさんが凄く「面白かった」と言いながらも、「この面白さをどう伝えたらいいかわからない、
映画館を出た後も喫茶店でコーヒー飲みながら、この映画のことをずっとずっと考えてんだけど、ただただ自分の気持ちの整理がつかない」と言っていたのが気になっていて、原作は未読で観てきました。
で、鑑賞後ですが僕自身も「この気持ちはなんだ?」と言う問いに色んな言葉が浮かんでは、目の前を通り過ぎてゆく、ただそんな時間ばかりが過ぎています。
作品の全て、背景や音や声がすべてあるべきところにあり、先品の中の要素一つ一つが尊重しあい、そこに存在するよう、各パートのスタッフが作っているのが伝わってくる世界観に浸れる喜び、流れるように進むストーリーに身を任せる心地良さ。
好きなことを突き詰める苦しさも楽しさも、みんなみんな詰まった2人の時間は、やがて、ある事件へ加速していくのですが、過ぎてゆく時間だけがその痛みに寄り添い、癒していく、その描写があまりにも切なくて、優しくて、自分も「明日を生きよう」と背中を押されてました。
河合優実さん、吉田美月喜さんも本当に素晴らしい。
特に自分が好きなのは、河合優実さん演じる藤野が
担当さんとアシスタントの事で電話で話してるシーンで
そうそう、仕事の話って、電話で話とこう言う声のトーンになるよね、凄いリアル。
河合優実さんって、やっぱり天才!?
返画
滲み出る、若々しい苦悩、、、そんな絵と話。
あっという間にレビュー300超えですよ。
原作超えた数少ない漫画アニメ作品だと思います。
走ってるシーンとか動きにしか表現出来ない感情表現ってあるんだなぁ、と動画作画の素晴らしさは言うまでもなく、CGじゃない手描き動画背景とか、押山さんのこだわりの原作世界観です。
話も多分藤本たつき自身の漫画経験、目線が根本にあるからシンプルだが太い。
実は自分も高校あたりから漫画描き始めて美大行った口なんで色々ざわざわ来るものがあります。結局私は別な仕事を選んだがプロになった仲間も決して皆んな成功した訳ではなくまだまだ人生は続くんだわさ。
主役の河野は当然だが、京本の吉田美月喜がぶっちぎりで素晴らしかった。
しかし京アニ事件はこの路線、沿線の若い人達にはかなり大きなインパクト残したんだなと再確認した。世間に背を向けて自分を追い詰め磨くことにより製作物という物を介して世界に認められたいという、物を作る人が必ず通る光と影が悲しい形でパッケージされた事件であり、諸行無常感半端ない。南無。
月と月。裏と裏。影と影。そんな二人。
予備知識0ですが話題になっているので行ってみました。もう、めちゃくちゃ良かった!夢と希望と葛藤と嫉妬心。そして何かを成し遂げる為の決意をたった58分で描いた傑作アニメです。
絵を描くこと、漫画を描くことに懸ける若い二人。これ一見、藤野が才能ある京本に嫉妬する話のように見えて実は才能も実力も藤野の方が圧倒的に上回っている。そのある種の残酷さがとても沁みる。
実力不足を感じる京本と自身の実力をしっかり把握できていない藤野のアンバランスさ。そしてなるべくして離れる二人。それは別れとなりそこからまた新たな想いが生まれる。
藤野はこの連載漫画を最高のクライマックスを持って締めくくるはず。その最初の読者はきっと京本に違いない。窓の外の景色。たった一人机に向かううしろ姿の構図がとても印象的だった。
58分1700円。でも高くない。
できる子と言われた小学校時代
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