ルックバックのレビュー・感想・評価
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美大に行ってたからか
小学生が描くマンガって、なんであんなに目がデカいのか…!幼い頃の自分と藤野が重なるし、自信満々だったところも重なって、山形の狭いコミュニティで親友を見つけられた幸運からの若いが故のお互いの人生の岐路の枝分かれ、不運な事件による藤野の後悔。
卒業式に藤野が京本を部屋から出しても出さなくても、2人は巡りあって、一緒に漫画を描いたんだろうね。
美術科の高校、美大受験の画塾の先生、ぜーーーーいんから「とにかく描け!!」って言われてたのでド頭でギュッと学生時代に連れ戻された。
周りは泣いたって言う人多かったけど、全然泣くタイミングない。美大生でクリエイターにならなかった人間はみんなギュッとなってしまうと思う。
この気持ちは、ハヤカワ五味さんがXで言語化してくれてた。
やっぱ天才!
感想を述べるのが無粋に感じる。
ほんとに素晴らしい映画でした!
商売的でなく
感動を押し付けられることなく、
ただ真っ白になって味わえる素晴らしい映画でした。
1時間足らず??
一瞬のようで、何日間か経っているようで、
時間の感覚が吹き飛びました。
まったく幼稚じゃない、大人向け
評判いいので観てみたけど、観て納得!
そりゃあ評判いいハズだわ!
僕みたいにアニメは…って方にも、ぜひ観て頂きたい。
まったく幼稚じゃない、むしろ大人向け。
例の事件を連想させる事も出てきます。
作画が美しくて素晴らしかったです。
ドルビーじゃなかったけど音楽がスゴく迫力ありました。
この美しさを大画面で、この迫力を音響の良い環境で、ぜひ映画館で。
ネタバレに触れないよう、何も調べずに観て下さい。
面白かったのに、コンパクトな上映時間58分が長く感じて(なぜ?)物足りなさは感じなかったです。
良かった♪
最低もう1回は観たい♪
原作も読んでみたい♪
原作への敬意が生んだ珠玉のアニメーション化
アニメーションが「映画」として評価されるようになったのは、宮崎駿氏の功績のひとつだろう。
その後も様々な優れたアニメーション作品が生み出されてきたが、『ルックバック』は、アニメーション映画の歴史に残る作品になるかもしれない。
私は原作を読んで既に感動していたので、アニメーション化されたものを観るべきかどうか迷っていたが、どうやら評判が良いようなので、おそるおそる、観に行ったのでした。
結果、想像以上に原作に忠実であり、しかも単に表面をなぞってアニメーション化したわけではなく、アニメーションだからこその表現方法で、原作の持つ空気感を増幅しているかのような、見事な作品に仕上がっていたのには、本当に驚きでした。
細かに描きこまれた背景、抑制された線、動きなど、実に丁寧に作られているのが分かる。原作に対する「敬意」が伝わるような気がしました。
特に、京本に褒められた藤野が、帰り道で踊り出す動きは、特に絶妙!そう、これこれ!漫画を読んだ時のイメージどおりの動きで、爽快でした。
そして、ラストで、藤野が、小学生の頃と同じように、机に向かって絵を描き続ける後ろ姿を映し出す。それは受け入れ難い困難な現実に立ち向かう姿であり、理不尽な世の中での「希望の光」だ。
このラストが本当に素晴らしい。藤本タツキ氏が紡いだこの光景を、しっかりとアニメーション化してくれた、押山監督に感謝したい。
映像と音楽に込められた「意味」の凄さ
映像の美麗さ、音楽の絶妙さに舌を巻く方も多そうな本作ですが、むしろ映像と音楽に込められた「意味」が圧巻で、巧妙さやリズムが心地良く、過不足の無さに感心してしまいました。
ストーリーラインの補強や心情描写が素晴らしく、オトナが観る作品として申し分無いです。Good!!
境遇への共感度が高い方は開始数分で涙したそうですが、さほどでは無い自分も後半は胸が痛く涙しちゃいました😢
チェーンソマン(まあまあ好き)の作者である藤本タツキの自叙伝風の作品とのことで、もじった主人公2人(藤野・京本)のマンガ人生を描写した作品なのですが、陳腐なストーリーラインになりそうで非凡な作品に仕上がったところに原作者と製作陣の有能さを感じます。
原作は結構前に読んでおり、頃良く忘れたぐらいに観れたため、新鮮に楽しめて良かったです。
私的には、藤本先生はショートの鬼才と感じているため、安心感を持って鑑賞に臨めました笑
藤本先生は映画を観て「自分の作品に対してここまで真摯に作ってもらえる事が人生でもうないのではないかと思い泣いてしまいました」と語っていたそうですが、
原作者良し(誠実さに感動)、興行良し(公開規模も拡大中)、観客良し(感動者多数)と、まるで企業の三方良し、みたいだなぁと思いました。。💦
強いて不満を挙げるとすると、通常料金2000円より安い1700円の特別興行枠だそうで、
一切の割引や株主優待が使えないみたいです。
自分は優待で見ようとしてエラーになったので、株主に優しくないって何やねん、と思いましたとさ。
私達はラストの風景を知っている
学級新聞の4コマ漫画を連載する藤野
彼女は自分が一番と信じて疑わないが、不登校の同級生 京本の圧倒的な画力の前に初めての挫折を知る
しかしそれは藤野と京本、二人で走り抜けるかけがえのない時間と、それぞれが立ち向かわなければならない離別の序章に過ぎなかった・・・
原作が話題になったとき存在だけ知って、結局未読のまま観賞したわけだけど。いやぁ〜良かった!
印象的な演出で問いかけられる
『なんで描いてるの?』というテーマ
その答えは頭で考えて色々出すこともできるけど、きっと本当の正解は誰にも言い表せないのだと思う
その昔、最初に歌ったり踊ったりし始めたどこかの誰かの気持ちを私達が正確に言い表せないように
それでも答えらしきものに近付こうと、今作は創作の輝く部分も苦しい部分も光も闇も描いていく
途中、ファンタジーな手法でifの世界が描かれる
しかし、それによって物語が改変されることはない
同じように映画も本も現実の苦痛や悩みを直接取り除いてはくれない
それでも私達は今作のラストのような風景があることを知っているはずだ
でも、だから、漫画を描き続ける
なぜ漫画を描くのか。
なぜ描き続けるのか。
ルックバック、この映画で起きた全ての意味が込められていて素晴らしいタイトルだ。
男の子が描く、女の子のバディモノって感じがした。女の子が繊細すぎる。藤野先生を前に男女もないのだが。
藤野の背中を見て絵を描き続けた京本、今度は藤野が京本を前にして描いていく。こんなん泣いちゃうじゃないか。
どの場面も愛おしい
小さい頃下手な漫画を描き、友達と交換漫画をし、そのうちに漫画書いてるなんて暗い、というイメージが怖くて描かなくなり、最近になってまたポツポツと二次創作をしている自分にはとっても刺さりまくる映画でした。どの場面も本当に泣ける。田舎の遠くの山並みもとても綺麗でそして閉鎖された狭い世界を表してる風景にも泣ける。
そして後半京アニ事件を彷彿とさせる理不尽な事件が起こり、両翼の片方がなくなってしまう…主人公の妄想で最悪な犯人に蹴りを入れてやり、それでも現実は変わらず、でももう一度自分の最初のファンである片翼の想いを感じ、またひたすら描き続ける主人公の背中に、ほんと泣いた。制作するって孤独だけど、ほんの一言の励ましや称賛でまた描くことができる。
原作の持ち味を活かした映像作品というだけでなく、アニメーション的表現を突き詰めた感のある一作
一時間弱という、劇場公開アニメーション作品としてはややコンパクトな作品ながら、物語も映像も非常に密度が濃いため、実際の時間よりも(良い意味で)長く感じる人も多いはず。
藤本タツキの原作は、情感豊かでありながら省略表現も併用した画調なのですが、本作はそんな原作の筆致を反映しつつも、細部まで非常に丹念かつ緻密に描きこまれています。部屋に貼ってあるポスターが藤野の人生に合わせて変化するところなど、思わず見入ってしまいました。
後半の一部を除いて基本的に藤野(河合優実)の視点で描いているため、ともに漫画の道を志す京本(吉田美月喜)の物語も基本的には、藤野との絡みが中心となっています。そのため、もっと京本の別の側面も見たい、と思わなくもないのですが、さすがにそうなると原作を膨らませすぎて冗長、となりかねないし、何よりも断片的なエピソードや言動の中から京本の人物像が浮かび上がる演出がなされているため、本作の描写としては十分と感じました。
もし京本視点のスピンオフなど出たら、ぜひ観たいですが!
作中の重要な小道具の手触りを感じさせるパンフレットは、押山清高監督と原作者藤本タツキの対談など、こちらも充実した内容です。ただかなりの品薄らしいので、もし劇場に在庫があれば、購入をおすすめ!
読んだ時の事を思い出した
当時、ジャンププラスでルックバックが掲載された日、何気ない1日のはじまりがとんでもない衝撃でスタートしたのを覚えている。
掲載日、SNSの漫画界隈はずっと色めき立っていた。
とんでもねえ漫画だった。
原作をよんでいるからストーリーは知っている
けれど
淡々と流れるシーンにひたすら惹き込まれて、ニヤニヤしたりほっこりしたりして、気がついたら泣いていた。
この話は主役の2人以外のシーンはほとんどない。
なのに一切退屈しないし、どうか終わらないでくれと
顛末を知ってしまっている人間は願わずにはいられなかった。
原作の完成度が高すぎて正直、原作を超えることは出来なかったと思いますが、原作の余白を埋めるための演出は蛇足なく見事に表現されていたと思います。
四コマ漫画
押し出される強さと
勢いを感じる"画"が素晴らしい
そこに…
四コマ漫画がうまく取り入れて
おもしろさが際立引き込まれていく
…音楽も感動系
一時間という長さがよかったのか
読みきった感がある
友情系のお話
漫画をこよなく愛し
描くことへの情熱を背中を
通して訴えてくる
最後は驚きの展開だったが
いままでとは違ったタイプの
ちょっと新しい画期的なアニメだった
自分が変なんだろうか
自分が捻くれすぎているのだろうか…
高評価だし1700円必ず取るし期待してたら…どのあたりを褒めたらいいのかわからない作品だった。貶す要素もなく、褒める要素もないっていう感じの何も残らなかった。
よく1時間にまとめた
学生新聞で4コマ漫画を連載し、クラスメイトからも称賛されている小学4年生の藤野。そんなある日、先生から、同学年の不登校の生徒・京本の描いた4コマ漫画を新聞に載せたいと告げられる。
自分の才能に自信を抱く藤野と、引きこもりで学校にも来られない京本。正反対な2人の少女は、漫画へのひたむきな思いでつながっていく。しかし、ある時、すべてを打ち砕く出来事が起こる。(解説より)
全体の話はまさに解説の通り。
これに付け加えると、核心に触れるネタバレになってしまうため自重。
予告編で気になっており、出だしの評価も高かったため久しぶりに映画館にて鑑賞。
正直、そこまで刺さらなかった。
1時間の中にこのストーリーをまとめたことはすごいと思うが、「すべてを打ち砕く出来事」とその後の結びがそこまで意外な結果にならなかったなと…
映像はとてもきれいであったし、決してつまらなかったわけではないが(というかおもしろかったです、普通に)もうひとひねり欲しかった…
期待値が高すぎてしまった。
思う事。繋ぐ事。
想像は楽しい。創造は苦しい。「好き」は自分の中のものも、人から向けられたものでも力になる。時間は戻らない。だからそれも力に変える。あの日飛び出してきた"京本"。物語上でアレ以上の正解はないだろう。「違国日記」と並べて観て頂きたい作品でした。
なんとも
評価の高さが気になり原作は全く知らないまま鑑賞。正直言えば物足りない。原作がどうなのか気になり無料で読める分だけよみましたが、そのままのよう。漫画の描写では良かったものが映画では表現しきれていないのでは。原作がわからないままみると期待はずれかも。
タイトルなし
割引券を使うために渋谷を訪れた所、1700円均一で使えないという深い悲しみ。内容はほぼそれを癒してくれる素晴らしい出来。ルックバックがオアシスの曲名を元に考えられている、「悪い思い出にしないで」というのは原作読んでないけど知っている。絵も良い出来で、話の筋がとても映画的なので、たまにアニメアニメし過ぎかもな、映画映画した方が良いかも、と思ったけど、強いて言えばって感じです。
で、あまり汚い言葉で言いたくないんだけど、どうしても言及せざるを得ない部分がある。
音楽が厳しい、酷い。ここでこう感じてここで感動しなさい、このタイミングで音楽が始まるので盛り上がるところですよ、クライマックスですよ、と。聞いていて辟易。音楽無しの方が自分は感動すると思う。ここまで浅はかさと承認欲求が剥き出しの音楽も久々に遭遇したので驚きました。控えめに言って…やめとこ。まあこれぐらい露骨露骨露骨でやらないと客がわからないかもしれないけど。でも劇場でみた映画だから。テレビで偶然見たんなら何も思わないんだけど。
没頭できるものと友と出会える幸せ
原作発表時に一度読みました。少し感動。
それからの映画化。正直観に行く予定はありませんでしたが、友人から声をかけられて行くことに。
それ故、前情報などを入れず、極めてフラットに見ました。
涙は出なかったですが、心揺さぶられました。
何だろう? 漫画(原作)の足りない部分を完全に補完しているからかと。
特に音楽が特に良い感じ。そして声優さんも素晴しいお仕事でした。
ドラマ放送終了後の最近「不適切にもほどがある」をみたので、藤野役が河合優実さんだと知っていても、全然彼女の顔が思い浮かばないほどの名演技でした。
監督さんが原作リスペクトであることがしっかり伝わってくると感じました。
原作が既に絶対的な熱量を持っているのでしょうね。老若男女で劇場内9割ほどの混雑が、この作品の人気を物語っているなぁと思いました。
たぶん、俺がこの物語の二人のように没頭できる何かに出会えなかったのが、涙が流れなかった原因かと思います。
そして50歳オーバーには漫画や映画、ドラマ、アニメなどで「キャラクターの死」に対して耐性がついてしまって、驚くことはあってもあまり心動かされることが少なくなってしまうのですが、京本の死とそれにまつわる演出には久し振りにぐっと胸が詰まらせられました。
自分の今現在までの人生は、自分自身で幸せだと思ってはいるのですが、先にも書いたとおり「没頭できるもの」とは出会えていない、もしかしたら、これから出会えるのかもしれないのだけれど、「同じ夢を、同じ熱量で追い続ける友」とは流石にもう巡り会うことはないので、若者の熱い情熱は素晴しく羨ましいと思いました。
友人に誘われて、この作品をスクリーンで見られて良かったと思いました。
8/2 二度目の鑑賞。感動は全く色褪せない。原作の物語とキャラクターがしっかりとしているので、小説でも十分感動が出来るのだろうなと。更に画がついて漫画としてのクオリティーが素晴しいところへ映画関係者のチームワークとリスペクトががっしりと組み合っているのだと感じます。
劇場約6割くらいの入り。まだまだ熱量は続いていますね。
思ったのですが、この作品漫画を書くために四六時中二人は一緒に作業をして、LINEのやりとりなどは出てこないのですが、今はそういう付き合い方(距離感)を嫌がる若い世代が多いような気がするのですが、20代前後の方達はその辺りどう感じているのか気になりました。
アート作品のような映画
前半は「才能と努力」をテーマに青春を描き
後半は「生きていく」をテーマに大人になる過程の不条理な葛藤を描いている
芸術やアートのような映画だなと感じました。
全438件中、221~240件目を表示