ルックバックのレビュー・感想・評価
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アニメ映画の最高傑作
まず映像美すぎる。藤本先生の絵がそのまま動いてるみたいだし、こんな作画いいことある?って終始驚いてたし、ほぼ全部手書きなのがおかしい。
柔らかな表情の描き方が好きです。あと藤野ちゃんが雨の中走るシーンが褒められて嬉しいの全身で表してて小学生のころを思い出して良かった。
二人が都会に買い物に行くシーンは幸せそうで思わず涙が出ました。
恐らく京アニ事件のオマージュらしいシーンは遺族や藤本先生の悲しみに訴えかけられてるようで辛かったです。
二人のすれ違い、だけど、少しだけど違う世界では生きてるんじゃないかという少しの希望があるかないかでこの作品への評価は大分違ったかなと思います。
めちゃめちゃ最高でした。
良くも悪くも原作を超えない
昨今の日本アニメは音楽や動きで
原作を原作以上に表現する事が求められる中
やや厳し目の点をつけざるを得ない
雨の中で主人公が飛び跳ねるシーンを始めとして、思い切り決めるベき場所でメッセージが強く伝わってこない。原作のあの衝撃がつたわってこず物足りない。全体的に原作をなぞることに手一杯といった印象
濃密な1時間、グッときた
何度もグッときた。
僕も小さいときから絵を描きつづけているから、なおさらね。
が、あんな形で京本を消すのは、ちょっと安易だなという気も。
何も殺さなくたっていいじゃないか(と思ったけど、ひょっとすると、京アニ事件に触発されてこの物語は生まれたのかな? 犠牲者への追悼でもあるのかな? どうなんでしょう)。
でも観てよかった。
余韻を残すラストシーンもよかったです。
この上映時間でこの完成度…!
前情報ほぼなく話題になっていたのは知ってたレベルで観ました。
この上映時間でこの完成度と満足感はえぐいと思います。
でも正直こういう展開になるとは思っておらず、何ならハッピーハートフルなストーリーだと勝手に思ってて、気軽な気持ちで観たのでその分倍心抉られすぎて二度と見返すことはないでしょう泣笑
泣く展開になるとは…!
本当に個人的な問題だけど悲しい展開は苦手で…!!
私が観た時は私と同じように前情報なしで気軽に見に来てた人が多かったのか、終わった後はマジでお通夜の空気感でした笑
主人公が再び描き続ける道を歩む選択をしたことが唯一の救いだけどそれじゃ浮上しきれないところまで落とされる!
火垂るの墓とはまた違った次元に落とされました。日本に住んでいる身としては戦争よりもより現実的に想像出来る悲劇だったのがごっそり抉られた要因でしょうね。
映画館を出た後私はメンタルケアの為に某アニメショップに行って無意味に店内を徘徊し、お気に入りのたい焼きを買って帰る必要がありました。。
気分が落ちやすい人には安易におすすめ出来ない映画だと思います…!
裏を返せば映画の完成度がそれだけ高いってことなんですけどね泣
願わくば、パラレルワールドでの京本さんと藤野さんがあの後コンビで漫画家デビューして二人手を取り合ってその道を歩み、決してその手を離すことなく揃って長生きしますように…!!良い子は長生きしろ〜!!!泣
2回目レビュー 幸福な1時間でした
上映終了間近と聞いたから、もう一度観に行ってきました。2回目のレビューです。58分間視聴しているその間だけは、ルックバックの世界に存在させてもらえるから。
視聴した人は皆、藤野や京本に対して自分自身の過去の姿を、これまでの生き様を重ね合わせて観るのだろうと思います。クリエイターのための映画、と評価されているけれど、もっと広いレンジの作品で。真摯に何かに取り組むことの大切さ、打算なき努力、そうした生きることへの熱に、強さに、どのような立場の人であっても打たれるんじゃないかと思います。
そしてそのような努力も、情熱も、事件が起きたり、災害が起きたりして、残酷に潰されてしまうこともあって。でもこの作品は、並行世界の希望を一瞬垣間見せてくれたあと、再び立ち上がる藤野の姿で締めくくられます。
どのようなことがあっても、人は立ち上がり、歩んでいける。その姿を、ピュアに、どこまでも優しく描いてくれるから、大好きなんだと思います。
生きることは辛く苦しいけれど、本当に尊いものなのだと、改めて感じさせてもらいました。ありがとう。本当に、見られてよかったです。
↓1回目レビュー
…………………………
本日レイトショーでみてきました。めちゃくちゃ良かったです。
最後にif世界が描かれ、でもそれは綺麗な夢のようなもので、日々は冷徹に続いていく。藤野が再び立ち上がり、歩き出し、背中を映す描写で幕は閉じていく。
原作に忠実でしたが、繊細で演出と、叙情的で心洗われる音楽によって、美しく映画作品として昇華されていました。創作し続けるのは、本当に綺麗で素晴らしいことだと感じました。
京アニの事件も下敷きにはなっていますが、作品を通して伝えたいのはその恨みや後悔ではなく、人は傷ついても立ち上がることができる。そして創作は素晴らしいことだ、と真摯に訴えかける人間讃歌なのだと感じました。
すべてのクリエイターの方に見ていただきたいです。この映画が見られて本当によかったです。
⭐︎3.8 / 5.0
描き続ける先生
法に捉われない根性
作品への愛を感じる出来
もう少し尺使ってちょっとあった方が…
作り手に刺さるんだろうと思われる映画
上映時間が約1時間の作品。タイパのご時世に習って興行的には上場らしい。
作品としても良い映画だなと思う。この作品に関しては、主役のふたりが填まっていると感じた。そういう作りを意図した作品のようなので、これは監督の目論見がうまくいった例なのだろうと思う。
作品としてはほぼ原作をそのまま踏襲しているので、原作を読んでいる人間としては、話に注目するよりも絵作りに注目するような見方になってしまう。逆にこの作品、原作のマンガを読んでいないで観たときに、すんなり腹落ちするのかなというのは少し気になるところ。途中に挟まれる、藤野と京本が出会わなかったらのIFのシーンとかは、初見だとちょっと戸惑う人もいるかもしれない。原作のマンガでもこのシーンはどういう意図なのか、というところは明確にはなっていなかったように思うし。
感想のタイトルの通り、この作品は、創作的な仕事に就いている人にこそ刺さる映画なのではないかと思う。どんな仕事にもそれなりにクリエイティブな側面はあると思うが、芸術や娯楽などの、生活や、現代社会を成り立たせるのに必要なものではないけれど、それに触れることで心を豊かにする、楽しくするような、そういうものを作っている仕事に就いている人たちには、「わかる!」と感じるような内容の映画なのだろうなと思う。
そういう事を感じさせるという意味で、監督の試みは十分に成功している映画なのではないだろうか。
素晴らしい。最高の映画
藤野は!京本の!どんだけ光なのよ…!!
光なの…!!
それはそうとして、エンディングクレジットで編集者が「原作担当プロデューサー」みたいな肩書きで流れてて、なにその表記??と思いました。「編集」じゃアカンのかったの??
編集ってほんとなんなの??
「編集」の肩書きじゃダメなら、それはなんでなの??
ちょ………っともやりました。
お互いを認め合ったかけがえのない友達との話
繊細な感情描写
作画のクオリティが素晴らしくキャラクターの表情から、背景まで作品への思い入れを感じられる作品でした👏🏻✨
久々、心が浄化されるような映画で、1時間とは思えないほどの満足感でした。
ドアを通じて別の世界線もある描写は、人によって様々な解釈も出来るのでおもしろいと思いました!
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