劇場公開日 2024年6月28日

ルックバックのレビュー・感想・評価

全610件中、61~80件目を表示

5.0正しい事をしても報われない事もあります。

2024年8月31日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

知的

私達の生活の中でもふとした時に、あの時こうしておけば良かったと思うことがあります。

不幸な結末となりましたが、藤野さんが京本さんを連れ出してあげたのは過ちではありません。

藤野さんがそのことを悔やんだ時、私は涙が溢れました。

優しい気持ちの藤野さんだから、これからも人として漫画家として成長するのだと思います。

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5.02人でひとつ

2024年8月30日
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3.5藤野を引き立てるためだけの映画

2024年8月30日
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オニオンスープ

4.5あるがままの姿で認め合うことの素晴らしさ

2024年8月29日
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鑑賞方法:映画館

静謐で、プロ顔負けの背景画を描く京本の絵と、ダイナミックだが、絵はどこか荒削りな藤本の絵。藤本は京本に強いコンプレックスを感じ、猛烈に絵の勉強を始めるのですが、京本のレベルに達することはついに一度もなく、漫画を続けることを断念し連載を中断します。そんな藤本もやがて卒業のときを迎え、先生から欠席した京本に卒業証書を届けるように言われ、イヤイヤながら初めて会うことになるわけですが・・・・

「何故連載をやめたのですか?」実は、京本は、藤野の漫画の熱烈なファンであったことがそのとき、判明するのですが、そのことを知った藤本が、心を躍らせながら、自宅に帰るまでの描写が大変素晴らしく、世界が一気にばら色に輝いてみえるような感じが良く伝わってきて、この体験が藤本にとっても全ての原点なのだろうと思いました。

「アメリカン・ドリームは、単に物質的な豊さの夢ではない。(中略)自動車を持ち、高給取りになる夢でもない。むしろすべての男女が生来備わっている能力を使ってそれぞれが持つ最も大きな可能性を実現できる夢であり、生まれや地位によらず、あるがままの姿で他人から認められる社会の状態だ」昨日の日経に掲載されたフィナンシャルタイムスの論説では、ある米歴史家の1930年代のこの言葉を引用し、崩壊している米国中道政治の再構築のためには、今は廃れてしまっているこの考え方をいかに蘇らせるかを論議することが大切だと主張していました。翻ってみるとアメリカほどではありませんが、日本も相似形になっている現実があるように思うのです。

大ヒット漫画「チェーンソーマン」の原作者の半自伝だそうですが、45分の中編ということもあり、タイパを重視する最近の若い人に受け、回転率がよいということもあって、10億円超えの大ヒットだそうで、120分もの中心の日本の映画の製作方針に変革を迫ると報道されていました。でもそうした戦略だけでなく、「ありのままの姿で認め合う」原点回帰の要請が高まっていると思われる現代日本の深層に、よく届く中身の素晴らしさもあったのだろう。そんな風に思いました。

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pen

4.5メタ構造を超してキュビスム

2024年8月29日
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作品全体が、
メタ構造を通り越して、
もはやキュビスム。

説明しよう。

絵の中の必要な物、
ちょっと必要な物、
不要だけど無いと成立しない物、
の濃淡、太細が鮮やかだ。

解体して構築でもなく、
現実世界をそのまま写し取っているのでもなく、

作中人物の頭の中にある抽象的なイメージを視覚化している。

抽象アニメの傑作
「かぐや姫の物語」

先日公開されたフランスの
「リンダはチキンが食べたい!」

は、
あくまでもレイアウトや構成が抽象的なアニメーション作品。

本作は、
抽象画、日本画でいうと、
東山魁夷の作品を観てるようでもあるが、

抽象的レイアウトと、
ビビットではない配色、彩色との、

アンビバレントなあり得ない構造、

薄紫と薄緑、

緑とオレンジ、

濃紺と水色、

まさに色々だが、
配色は的確。

背景の、
森の木々が、
紫で、その影がまたパープル、

あり得ない、

いや、

美しすぎた。

藤野にも京本にも負けられない、

スタッフや原作者の意地だろう。

配色は配置レイアウトにも影響し、
その配置は演出や、

ストーリーとも共犯というか、
相互関係でもある。

その大胆過ぎる構成の取捨選択は、
ストーリーの構造にも影響されていて、

時間軸にも違和感がないというか素晴らしい展開だ。

そして脳内の記憶ファイルの一枚だけ一行だけ上書きキック・・・
(参考作品、タランティーノがジェシカ・テートにやってやつ)
上書きできる・・・上書きできない・・・消去・・・できない・・
できた・・・できない・・・できた・・・

藤野自身は上書きしない、
別名保存で再起動、
そして時々ルックバック。

キュビスムの十分条件を満たしていると言えないだろうか。

以上、

誇張しすぎているのか、

そうでないかは、
今後の作品や若い人たちが証明するだろう。

紫と緑が、

バズ・ライトイヤーを思い出した。

無限の彼方へさあいくぞ。

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蛇足軒妖瀬布

4.5原作未読者ですが

2024年8月29日
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泣ける

笑える

年齢も性別も関係なく
眩しくてたまらない背中ってありますよね。

振り返れば目を輝かせながら追いかけてきてくれる、
その存在が支えになってる人がいる。
離れていても、姿はなくても。
今日も前に進んでいこう。

物語も良いんですが、
音の使い方が上手いなぁと思いながら見てました。
抑揚で、自分の脈拍が操られてるような感覚に。

感情むき出しの走り方最高!

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ぐでやま

5.0いい映画だ!

2024年8月28日
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泣ける

楽しい

幸せ

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BURST兄さん

5.0原作を

2024年8月27日
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泣ける

笑える

悲しい

読んでてもなお心揺さぶられる作品。
「あの時こうしていれば」、「これをしていなければ」結果から逆算する時、誰しも必ず思う瞬間があるはず。
人はそれを後悔と呼ぶのかも?
藤野によって動き出す京本の人生。
さあ!順風満帆な成功物語の始まりか!と思わせて物語は意外な展開へ…
京本の人生が動き出す藤野の4コマ漫画の躍動感と最後に京本が藤野に宛てて描いた4コマ漫画の切なさにめちゃくちゃ感情が持っていかれるとっても、とっても良い作品でした。

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キチ

5.0ルックバック感想

2024年8月26日
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興奮

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ニコチン

5.0やはりアニメはいいですね

2024年8月25日
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マーマレード

現代の「君たちはどう生きるか」

2024年8月25日
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 『チェーンソーマン』の藤本タツキさんによる140頁の読み切り漫画を原作としたアニメーションです。チェーンソーマンを読んだことはないし、藤本タツキさんのお名前も知らず、原作漫画がある事も全く知りませんでしたが、この絵に惹かれる物を感じ映画館に向かいました。小学校の新聞に連載四コマ漫画の連載を持ち、周りからその実力を認められ、自分でも漫画に自信を持っていた少女・藤野が、同学年で抜群の画力を持ちながら登校拒否になっている京本の存在を知るお話です。

 近年は多くの作品で上映時間が伸びて来て、だらしなく長いと感じる作品も増えましたが、僅か58分でこんなに繊細な思いをこんなに大胆に描けるとは!「自分には何ができるの?」「私は一体何者?」と考えてしまう十代の子供達には一層響くものがあるのではないでしょうか。現代の「君たちはどう生きるか」と言っても良いと思います。

 藤野が思わず駆け出す場面と、ドアの下を往復する四コマ漫画は2024ベストシーン賞候補に早速ランクインです。今年のアニメはデデデデで決まりと思っていましたが、58分作がそれを軽々と超えて来ました。

 また、若手女優さんの中では今や圧倒的な存在感を放つ河合優実さんが、声優としても確かな魅力を放つことを知らしめて下さいました。

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La Strada

4.5言葉にできないぐらいいい映画

2024年8月25日
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くろくるりん

4.5二度と戻って来ない青春

2024年8月25日
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泣ける

悲しい

幸せ

劇場48作目

二人の運命的な出会い、一緒に夢を描いていく姿、それぞれの夢を叶えるための葛藤、全部がエモすぎてしびれました

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あきと

3.5それでも、だからこそ、描き続ける

2024年8月24日
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泣ける

知的

原作未読。

昨今の美麗な作画を追求していくトレンドとは異なり、キャラの表情と動き、情景描写を巧みに用いて、人間の情熱や羨望、後悔といった心理を深く描いた稀有な作品。

中高年に意外と受けるかも⁇

p.s. LookBack(過去を振り返る)、良いタイトルだな〜

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Riii

5.0見に行ってよかった

2024年8月24日
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◾️前提
泣ける映画は好んで見ない。原作者の短編は基本「女体や女性への興味」が強すぎて気持ち悪いと思ってしまっているので見に行くつもりはなかった。
友人知人各位にオススメされまくったので行きました

◾️感想
見に行ってよかった〜〜〜〜!!!
演出も表現も演技も音楽も全部素晴らしい。
感情の没入感がすごい。展開を知っているためか、京本に会いに行くシーンからずっと涙が止まらず。
感情の波幅は
1共感性周知
2努力する姿に号泣
3努力しても壁に敵わないことを自覚した姿に号泣
4不法侵入に恐怖
5好きと言われ高揚する姿に号泣
6主人公の頑張りに号泣
7青春に号泣
8ジャンプ本社に過去の己を思い出す
9アニオリに関心
10号泣
11号泣
12号泣
13嗚咽→放心
みたいな感じでした。
割と序盤から感情のパラメーターが振り切れています。

声優さんがたの演技がアニメ独特の声の出し方じゃなくて自然体なのもすごくよかったです。映画オリジナル展開も、原作の補完になっていてよかったです。

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🐙たこ🐙

5.0生き生きとした描写

2024年8月24日
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泣ける

悲しい

幸せ

それぞれのキャラクターの表現が生き生きして印象的だった。58分という長さの中で凝縮されたストーリーと、繊細な描写。あの時こうしていれば、こうだったかもしれない、って誰しも思うことがあるから切ない。
漫画制作を通して成長していく2人の姿には素直に感動した。制作陣のレベルの高さが窺える。

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つむり

5.0深淵な58分間

2024年8月23日
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鑑賞方法:映画館

事前情報ゼロだったので、冒頭のヘタウマな感じのアニメからぐいぐい引き込まれ、「なんだこれは!」と驚きました。新海監督のアニメもとても写実的で鮮やかな美しさがありますが、それとはまた違ったテイストで、とても身近な生活感のある描写に引き込まれました。天候が晴れから曇り、雨から雪へと変化に富んでいたり、朝、昼、夜という時間経過が風景の変化として丁寧に表現されていて、時の流れが無意識のうちに伝わってきたように思えます。そうそう、「となりのトトロ」(88)のあらゆるシーンがいきいきと描かれている感じとも似ている気がしました。劇中に主人公の藤野(河合優実)と京本(吉田美月喜)が描く四コマ漫画が出てくるせいか、それを描いている二人の世界がリアルに感じられました。構成に全く無駄がなく、緩急のバランスも絶妙で、58分間とは思えない濃密で深遠な映画体験でした。台詞もよく考えられていてハッとさせられるものが随所にあり、声の演技も「声優」とは違うトーンが作品の雰囲気を独特なものにしているように感じました。音楽も彼女たちの心情にしっくりくるものばかりで、あらゆるシーンが心の奥深くに染みてきました。先の展開が全く読めなかったのもよかったです。アニメ史に残る名作ではないでしょうか。

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赤ヒゲ

4.0映画って、

2024年8月23日
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実はこのくらいの尺が丁度いいかも。

最初は1hで1700円?と思ったけど、鑑賞後の満足感やらはなんら120min超の作品と変わらない。

究極のタイパ映画。

このくらいの長さの作品、もっと世に出てほしい。

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ヒビノミライ

4.0夢なら良かった。

2024年8月23日
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原作の空気感まで再現スゴい。
動画の描写が切な愛しい。
ちょっと短いが大満足泣ける

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ムロン

3.5濃い内容なんだけど物足りなかった

2024年8月23日
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鑑賞方法:映画館

ノーマークな作品だったんですが、たまたまテレビでおススメされているのを見て、尚且つこちらの評判も良いので遅ればせながら鑑賞しました。
小学校の学級新聞で4コマ漫画をそれぞれで担当していた藤野と京本が、合作で漫画を描きながら仲良くなっていきます。
冒頭、あっ苦手かも…と思ったのもののストーリーにどんどん引き込まれていきました。不登校の引きこもりだった京本を藤野が街に連れ出すシーンはキラキラで幸せに満ちていて、なぜか逆にウルウルしてしまったのは私の親心だったのかも?
保護者気分に勝手になったせいか、2人の後半シーンを物足りなく感じてしまいました。
現実の世界で起こった事件を思い出すようなセリフは悲しすぎです。
幸せが凝縮している人生か穏やかに長生きする人生か?答えは出ないけど考えちゃいます。

原作、読んでみたら終わった後の気持ちを消化できるのかな。

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たかな