ルックバックのレビュー・感想・評価
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読んだ時の事を思い出した
当時、ジャンププラスでルックバックが掲載された日、何気ない1日のはじまりがとんでもない衝撃でスタートしたのを覚えている。 掲載日、SNSの漫画界隈はずっと色めき立っていた。 とんでもねえ漫画だった。 原作をよんでいるからストーリーは知っている けれど 淡々と流れるシーンにひたすら惹き込まれて、ニヤニヤしたりほっこりしたりして、気がついたら泣いていた。 この話は主役の2人以外のシーンはほとんどない。 なのに一切退屈しないし、どうか終わらないでくれと 顛末を知ってしまっている人間は願わずにはいられなかった。 原作の完成度が高すぎて正直、原作を超えることは出来なかったと思いますが、原作の余白を埋めるための演出は蛇足なく見事に表現されていたと思います。
四コマ漫画
押し出される強さと 勢いを感じる"画"が素晴らしい そこに… 四コマ漫画がうまく取り入れて おもしろさが際立引き込まれていく …音楽も感動系 一時間という長さがよかったのか 読みきった感がある 友情系のお話 漫画をこよなく愛し 描くことへの情熱を背中を 通して訴えてくる 最後は驚きの展開だったが いままでとは違ったタイプの ちょっと新しい画期的なアニメだった
自分が変なんだろうか
自分が捻くれすぎているのだろうか… 高評価だし1700円必ず取るし期待してたら…どのあたりを褒めたらいいのかわからない作品だった。貶す要素もなく、褒める要素もないっていう感じの何も残らなかった。
よく1時間にまとめた
学生新聞で4コマ漫画を連載し、クラスメイトからも称賛されている小学4年生の藤野。そんなある日、先生から、同学年の不登校の生徒・京本の描いた4コマ漫画を新聞に載せたいと告げられる。 自分の才能に自信を抱く藤野と、引きこもりで学校にも来られない京本。正反対な2人の少女は、漫画へのひたむきな思いでつながっていく。しかし、ある時、すべてを打ち砕く出来事が起こる。(解説より) 全体の話はまさに解説の通り。 これに付け加えると、核心に触れるネタバレになってしまうため自重。 予告編で気になっており、出だしの評価も高かったため久しぶりに映画館にて鑑賞。 正直、そこまで刺さらなかった。 1時間の中にこのストーリーをまとめたことはすごいと思うが、「すべてを打ち砕く出来事」とその後の結びがそこまで意外な結果にならなかったなと… 映像はとてもきれいであったし、決してつまらなかったわけではないが(というかおもしろかったです、普通に)もうひとひねり欲しかった… 期待値が高すぎてしまった。
無慈悲に死が訪れるのは事実
見た時は、大事な人の死で涙誘うのはいつもの映画の手だよね。と思ってだけど、僕らは突然無慈悲に大事な人が亡くなるのをたくさん見てきた事に気がついた。その人達のことを忘れないようにしようと思った。2日経ってもガンガンしている。これから漫画を買おう。
思う事。繋ぐ事。
想像は楽しい。創造は苦しい。「好き」は自分の中のものも、人から向けられたものでも力になる。時間は戻らない。だからそれも力に変える。あの日飛び出してきた"京本"。物語上でアレ以上の正解はないだろう。「違国日記」と並べて観て頂きたい作品でした。
なんとも
評価の高さが気になり原作は全く知らないまま鑑賞。正直言えば物足りない。原作がどうなのか気になり無料で読める分だけよみましたが、そのままのよう。漫画の描写では良かったものが映画では表現しきれていないのでは。原作がわからないままみると期待はずれかも。
まさにルックバック
振り返ることはできても戻ることはできないまさにルックバック。
情緒豊かな2人によって繰り広げられるストーリーはみるみるうちに観客を引き込みラストには感情が爆発し泣かれる方も。
個人的には空の演出が印象に残り夜から始まり夜に終わる、そんなところに一生の儚さや尊さを覚えました。錯誤する運命に元気づけられ前を向き先へと進む藤野。思い出してももう振り返らない。短い映画ながら全面に良さがでていると感じました。
自分が進む理由
2人で漫画を描いた少女の話
四コマで知り合った2人は高卒後にそれぞれの道を歩み美術大学行ったひとりが亡くなる。生き残りは後悔するが背中をみてまた歩みを進める。
どうみても京アニ事件。
背中がポイント。
映画は長ければいいという訳ではないことを教えてくれる映画だった。
タイトルなし
割引券を使うために渋谷を訪れた所、1700円均一で使えないという深い悲しみ。内容はほぼそれを癒してくれる素晴らしい出来。ルックバックがオアシスの曲名を元に考えられている、「悪い思い出にしないで」というのは原作読んでないけど知っている。絵も良い出来で、話の筋がとても映画的なので、たまにアニメアニメし過ぎかもな、映画映画した方が良いかも、と思ったけど、強いて言えばって感じです。 で、あまり汚い言葉で言いたくないんだけど、どうしても言及せざるを得ない部分がある。 音楽が厳しい、酷い。ここでこう感じてここで感動しなさい、このタイミングで音楽が始まるので盛り上がるところですよ、クライマックスですよ、と。聞いていて辟易。音楽無しの方が自分は感動すると思う。ここまで浅はかさと承認欲求が剥き出しの音楽も久々に遭遇したので驚きました。控えめに言って…やめとこ。まあこれぐらい露骨露骨露骨でやらないと客がわからないかもしれないけど。でも劇場でみた映画だから。テレビで偶然見たんなら何も思わないんだけど。
没頭できるものと友と出会える幸せ
原作発表時に一度読みました。少し感動。 それからの映画化。正直観に行く予定はありませんでしたが、友人から声をかけられて行くことに。 それ故、前情報などを入れず、極めてフラットに見ました。 涙は出なかったですが、心揺さぶられました。 何だろう? 漫画(原作)の足りない部分を完全に補完しているからかと。 特に音楽が特に良い感じ。そして声優さんも素晴しいお仕事でした。 ドラマ放送終了後の最近「不適切にもほどがある」をみたので、藤野役が河合優実さんだと知っていても、全然彼女の顔が思い浮かばないほどの名演技でした。 監督さんが原作リスペクトであることがしっかり伝わってくると感じました。 原作が既に絶対的な熱量を持っているのでしょうね。老若男女で劇場内9割ほどの混雑が、この作品の人気を物語っているなぁと思いました。 たぶん、俺がこの物語の二人のように没頭できる何かに出会えなかったのが、涙が流れなかった原因かと思います。 そして50歳オーバーには漫画や映画、ドラマ、アニメなどで「キャラクターの死」に対して耐性がついてしまって、驚くことはあってもあまり心動かされることが少なくなってしまうのですが、京本の死とそれにまつわる演出には久し振りにぐっと胸が詰まらせられました。 自分の今現在までの人生は、自分自身で幸せだと思ってはいるのですが、先にも書いたとおり「没頭できるもの」とは出会えていない、もしかしたら、これから出会えるのかもしれないのだけれど、「同じ夢を、同じ熱量で追い続ける友」とは流石にもう巡り会うことはないので、若者の熱い情熱は素晴しく羨ましいと思いました。 友人に誘われて、この作品をスクリーンで見られて良かったと思いました。 8/2 二度目の鑑賞。感動は全く色褪せない。原作の物語とキャラクターがしっかりとしているので、小説でも十分感動が出来るのだろうなと。更に画がついて漫画としてのクオリティーが素晴しいところへ映画関係者のチームワークとリスペクトががっしりと組み合っているのだと感じます。 劇場約6割くらいの入り。まだまだ熱量は続いていますね。 思ったのですが、この作品漫画を書くために四六時中二人は一緒に作業をして、LINEのやりとりなどは出てこないのですが、今はそういう付き合い方(距離感)を嫌がる若い世代が多いような気がするのですが、20代前後の方達はその辺りどう感じているのか気になりました。
アート作品のような映画
前半は「才能と努力」をテーマに青春を描き 後半は「生きていく」をテーマに大人になる過程の不条理な葛藤を描いている 芸術やアートのような映画だなと感じました。
珠玉の青春ドラマ
才能のある者とそうでない者の友情は、描き方次第では酷く残酷な物語にもなり得るが、原作掲載が少年誌の「ジャンプ+」ということもあろう。リリシズム溢れるタッチで清々しく描かれており、藤野と京本のやり取りを微笑ましく観ることが出来た。ネガティヴなコンプレックスを跳ね返すようなサクセスストーリーにも爽快感が湧く。このあたりは同じ集英社で連載されていた漫画「バクマン。」を連想した。 しかし中盤で、ある衝撃的な事件が起こり、映画はシビアなトーンに切り替わっていく。物語の文脈上、やや唐突に映るが、その意外性も含めてドラマが一気に跳ね上がったという印象を持った。 そして、終盤にかけてのスリリングな展開も良い。甘ったるい妄想の世界に堕することなく、きっちりと現実を見据えた結末に好感が持てる。 映画は藤野の後ろ姿で始まり後ろ姿で終わる。この構成もタイトルの意味が反芻され印象深い。思えば、本作には藤野や京本の後ろ姿のカットが印象的に反復されていることに気付かされる。 例えば、手を繋いで走る町のシーンでは京本から見た藤野の後ろ姿が、二人が出会うシーンでは藤野から見た京本の後ろ姿が描かれている。そしてこれらのシーンは終盤で再びニュアンスを変えて反復されるのだ。 コンビで漫画を描く藤野と京本は並び立つ存在とも言えるが、実は小学生の頃からずっとお互いに背中を追いかけていた関係なのかもしれない。そう思うと、ラストカットの藤野の後ろ姿には、それを見守る京本の存在を意識せずにはいられない。 アニメーションとしてのクオリティも中々に高い。ポップで洗練された流行の絵とは一線を画したリアル寄りなタッチが物語に生々しい息吹を与えている。 また、本来であれば3DCGで表現して然るべきところを、手描き風なタッチで仕上げており、このあたりは原作のイメージを損なわないようにした製作陣のこだわりが感じられる。 藤野役の河合優実、京本役の吉田美月喜もリアル寄りな世界観に寄せた演技で良かったと思う。特に吉田は東北の訛りを自然に入れながら、引きこもりのコミュ障という難役を上手に表現していたと思う。 本作で唯一残念だったのは、ドラマに余り広がりが感じられないことだろうか。京本のバックストーリーが希薄だったり、二人の交流がダイジェスト風にしか表現されていない等、物足りなさも覚えた。原作は単行本1冊分しかないので、本作も約60分の中編となっている。この辺りは仕方がないといった感じである。 尚、後半で描かれる”ある事件”については、一部で言われているように自分も京アニ事件を連想させられた。原作者の藤本氏が意識していたかどうかは分からないが、少なくとも本作は漫画に限らずアニメや小説、映画、美術といったクリエイティブな職業に就く人々にエールを送るドラマだと捉えているので、こうした連想を抱くのは仕方がないことなのかもしれない。
日本アニメと青春の懐かしい感動
あまりインプット無しに観ましたが感動しました。1時間で1700円でも大満足。
冒頭は凝ったカメラワークで格好だけの映画ではないかと不安になりましたが、全くそんな事はありませんでした。
途中の畦道を走るシーンなんて溢れ出る感情が画面いっぱいに伝わってきて、生き生きとした動きに日本アニメの真髄を観ました。
引き合いに出すのも失礼かもしれませんが、ジブリが鳴りを潜めてから、日本のアニメは人の心の機微を描けない不自然なアニメが増えたように感じてましたが、ルックバックはそれを払拭してくれました。
得意げな気持ちを堪えても口の端から漏れてしまう子どもの笑みの魅力的なこと、
二人だけの世界で音が鳴り止み、聞こえない笑い声が聞こえること、
澄んだ空気、何気なく美しい日本の景色や時間の移ろい、
若く直向きで不器用で混じり気のない青春とそれを絵で表現するしかない衝動に感動しました。
不幸な事件も参考にしてリアリティを出したのであろう場面もありますが、最後も安易なハッピーエンドにせず、しっかりと現実と向き合ったストーリーには好感を持ちました。
今時の漫画を原作にしながら、日本アニメの良さをしっかりと受け継いだ素晴らしい映画だと思います。
1時間で期待以上の感動を味わえます
まとめサイトで読み切りがオススメされていて当時、面白いなーと思いながら気づいたらアニメーション映画となっていました。 うろ覚えでしたが、良い作品という記憶を辿りに鑑賞しました。素晴らしかったです。 原作が読み切りでそこまで長い作品ではないですが、1時間という短い枠の中でうまくまとまっています。 1点気になったのは特徴的な目、鼻、口の原作デザインから主人公と友人(モブ)が主人公と似ており、うまく描きわけられてないなと感じました。 個人的には、原作を知らない方がシナリオを楽しめるのではないかと思います。 1時間ほどで終わるのでサッと感動を味わうにはもってこいの作品だと思います。 時間があれば隙間時間にでもぜひ!オススメです。
容赦なく、心をエグる、𝐋𝐎𝐎𝐊 𝐁𝐀𝐂𝐊!! !!
主人公の性格が悪い為、死地に追いやった事のみならず、もっと優しく素直に接すれば良かったというルックバックが際立ちます。よって映画体験、読者体験の為に、このようなキャラに設定したのだと思います。鑑賞後は重苦しさをダイレクトに味わう事になる為、死を扱った良くある一般作品と一線を画していると思いますし、また流行っているから観てみようと足を踏み入れると、観客の心に一生の傷跡を残してしまうでしょう。京本の訛りがきついのは、純朴さを表していると思います。卒業証書はプリントと違って重要書類なので、やはり先生が直接手渡しするべきだったと思います。また特別料金で子供でも1700円ですし、1700円はやり過ぎだと感じました。繰り返し観たいという方もいるでしょう。一人でも多くの方が本作を観て、悔いのない人生を歩む手がかりになれば良いと思います。それが創作や映画の役割なのだと改めて感じました。
なんか惹き込まれるストーリー、現実的。
まったく内容知らずに視聴。
主人公の挫折や成功、葛藤とかとかを綺麗に描いている。ストーリーも比較的サクサクと進んで行くので見やすい。大きな感動や笑いとかはなかったけれど、グッと心にくるものがあり、訴えかけてくる印象。
2人の感情がしっかりと伝わってきてとても良い。終わり方も変に語ったりせず、凄くいい。
1時間短いなぁとか思ってたけれど、見てみてこれでいいって思える。通しで見たいとこではあったし、これより長くても短くても嫌になってたかもしれない。
1度見てみて欲しい作品ではあるかな。
創作者必見の一作
心に響くharuka nakamuraさんの音楽、美しい背景、素晴らしい作画…キャラクターの心情が伝わってくる動き、どれをとっても素晴らしく胸を打たれました。原作既読ですが、観に行く価値があります。鑑賞後、その場で少し余韻に浸りました。 創作経験のある方、特に絵を懸命に描いた経験のある人間にとってかなり心響くストーリーと思います。 素晴らしい作品を、ありがとうございました。
全720件中、441~460件目を表示