ルックバックのレビュー・感想・評価
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合わなくて残念だったな
微塵も刺さらなかったのは原作を知らないからなのか、それともあたしが人の心を無くしてしまったからなのか…… とっても繊細な人の気持ちの揺れ動きを捉えて上手に映画に落とし込んでいるな〜とは思ったけど、周りがワンワン号泣してたのにあたしは泣きどころがまったくわからず。 早く人間になりたい……
半分以上泣いていたかも。
漫画は未読でしたが、前情報で先の展開は何となく知っていたので。あの素晴らし過ぎる手書きのスキップのシーン以降はこれから待ち受ける運命と画のあまりの素晴らしさに延々と泣きっぱなしでした(疲れた)。 背景も含めた作画の力に本当に圧倒されました、書いている人間の気持ちが乗り移った様な画が繊細に動くその様に鳥肌立ち涙目です。 京都アニメーションでの事件の被害者の方々への鎮魂歌であり全ての表現者の方々への応援歌のような作品ですが、特に何か表現している人間では無い自分にも強く伝わる何かが確かにありました。 命かけて本気で誠実に作られた傑作です、観て良かった。
評価が難しい作品
大勢ファンの方がいる漫画だと思うが、原作未見の映画ファンの意見として書く。ストーリーの一番大事な部分は実は私は予告編を見て服装等から気づいてしまっていたが、間違いなく技術的にアニメーション表現として素晴らしく、キャラクターも非常に魅力的だった。私は実写アニメ問わず、映画におけるキャラクターという存在にあまり感情移入しない人間だと思うが、京本という人物をもっと知りたいと思うぐらい、彼女が魅力的に感じた。そのように実際の人物のような存在感がキャラクターに宿っているという事,そしてこの作品のテーマである創作における葛藤の描写だけで、もうこの作品は見る価値があるし、多くの人が共感出来ると思う。 が、それ故に映画と漫画というメディアのテンポの違い、つまり恐らくは同じストーリーを漫画で読んだときには気にならないであろうストーリーの展開の速さがもったいないなと思った。恐らくは漫画に忠実に作った結果なのだろうが、映画というメディアには最低でも90分ぐらいの時間の流れが深く物語に入り込むためには必要だと思う。もちろん作品内容にもよるが、今作のように主人公たちに感情移入する事が重要なドラマ作品なら、シンプルな物語でも、そのぐらいの尺が必要になってくると思う。前半から中盤の二人の関係をもっとゆったりと見せることが出来れば、後半に起こることとのコントラストがより深まり、更に観客の感情に深く残る作品になったのではないだろうか。 つまり、既に完成度は高いのだけど、脚色次第で映画として更に一つ上の傑作になったのでは、という伸びしろが見えるだけに、複雑な気持ちになる作品なのだ。
創作する人泣くと思う
泣いた。 漫画読んだ時も泣いたけど、 映画、もう序盤から泣きっぱなしだった。 初日に観たけど、 他にも泣いてる人達いて 「だよね〜〜〜〜〜〜‼︎‼︎わかるよぉこんなん泣いちゃうよね‼︎‼︎僕も泣いてます。くるしい」 ってなった。 自分の楽しくて沢山描いてきた記憶とか、 挫折とか、 すげぇって思う人との出会いとか、 逆にそうやって心を寄せてくれた人との出会いとか、 それがすごく楽しかった記憶とか、 ここまでいきたかったとか、 どうしようもなくなった記憶とか、 もう全部しっちゃかめっちゃかになっちゃってウワーとなった。
気になるなら絶対に見てください!その先にどう生きるか?
まずは気になっているならすぐに見に行きましょう! 料金は1700円と少し高く感じると思います、ですがそんな事どうでもいいと思えるほどの体験ができるはずです。 私はルックバックの前情報を全く知りませんでした、チェーンソーマンのタツキ先生の読み切りという情報くらいで何やら絵を描くのが好きな子供たちのお話かな〜くらいの想像をしていました。 ネタバレせず書くのはおそらく無理ですので、その先はご自分で確かめてください…少しだけ自分が感じた感情を描いてゆくと、こんな感じです 恐らくこの物語は大人になればなるほど共感できてしまう内容になっています、絵を描く、なんの為に、あのときどうしていたら、今何をするべきか 見た方に、これだけの感情を感じさせてくれるタツキ先生の才能に驚かされるし、漫画や絵を描く方なら嫉妬もあるでしょう 絵を描くだけじゃなく何かをするという事に対し、必ず自分より上の技術や才能を持った方に触れた時のエグい感情に溢れていきます そしてその後の選択の先に後悔をする彼女に共感せずにはいられないはずです、自分は久しぶりに映画館で泣いてしまいました… 先ほど書いた大人であればあるほどこれを感じず生きるのは不可能であり、後悔だけでなくその先にあるものを見なくてはいけないという現実にどう対峙していくのかを見なくてはいけません 絵をあまり描かない自分には、今の自分の状況に釘を差された気分も少しあります 映画館に行ったあとにパチ屋か遊びに行こうと考えていた自分をぶん殴って今やるべき事があるやろ、と再認識させられました 最後に色々な映画を見ますが、楽しい、悲しい、嬉しい、泣ける、とにかく様々なジャンルがあると思います この中でも、この先の未来に後悔しないために何かをしなければならないと思わされる映画はあまり会う機会はないと思っています このルックバックは間違いなくそうゆう自分の人生に影響を与えてくれる素晴らしい映画だと思いました もしかしたらここまで考えてる自分はお門違いの意見かもしれません、本当に絵を描く方たち向けの作品なのかもしれません ですが私にはこれほどの気持ちと影響を与えてくれました、本当に見に行って良かったと思える作品でした もし共感してもらえるならいいね、お前の意見は全然違うようでしたらコメントいただければと思います レビュー見ていただきありがとうございました
ルックバック
京本が亡くなった後、藤野はルックバック(回想)して、自分がなぜ漫画を書いているかを思い出さされた。
思い出さされた、というのは、偶然?に京本の部屋から、背中を見て(ルックバック?)と書かれた四コマが舞ってきたから…
この話の繋がりが見事でした。
京本の部屋で回想のあと、背後に机がある状態で、あえて京本がまだいるかも?と思わせながら、振り返らず(ルックバックしないで)部屋を出たのが印象的でした。
4コマを仕事机の正面に貼ったのは、漫画を描く原点を振り返られるようにかな。
でも、もともとは京本が喜ぶから書いていたんだけど…
最後、エンディングの曲は京本の冥福を祈るような、そんな曲でした。
頑張れ、藤野!
安らかに、京本…
中学生の頃を思い出す
原作読んだときにすごく感動したので、映画化の話を聞いたときに絶対に見に行こうと思ってました。 友達と二人で漫画作るのが良いんですよね。 中学生の頃、漫画好きな友達何人かで集まってみんなで書いたりしたのを思い出します。その時はそれぞれが書いてたし、ちゃんと形になった物なんて無いから、この話とは全然違うんですけどね。 やっぱり、上手い、下手があってあいつより上手く書きたいとか、あいつに追いつきたいとか有りましたね。 読み切り作品の映画化なので、コンパクトな上映時間ですが、ほぼ原作通りで上手く映像化していたと思います。 映画化の話聞いてから、映画が楽しみで読み返していないので細かいところはうろ覚えですが。 声優も本職ではない俳優の方ですが、違和感なかったですね。
感情がぐぢゃぐぢゃになる
初めて原作を読んだときの衝撃が、原作者藤本タツキ先生の絵のまま動くキャラクターと感情を揺さぶる音楽によって苦しいくらいに蘇り、映画館で嗚咽を堪えるのに必死でした。
2回目を、少し落ち着いて観れました。
主演の河合さん吉田さんの演技がとても自然体で、原作を読んだときの2人のイメージにピッタリなことに改めて感嘆しました。
音楽が、マンガでは感じることのできない映画という媒体ならではの演出で世界観に寄り添い、盛り上げ、観客の心を揺さぶってきます。本当に素晴らしい映画でした。
何度も見直したい映画です
3時間を超える映画を「長さを感じさせず、あっという間」との誉め言葉がありますが、この作品は「58分という短編なのに3時間映画をみたような満足感」でした。 遠くに山々が見える風景、マンションから見える時間と共に変わっていく空の色、どれをとっても美しく、どんなに人生が変わっていっても世界は回っているんだと語っているかのようでした。
優れた凝縮された詩的な傑作でした‥気になっている方は是非
(完全ネタバレですので必ず鑑賞後にお読み下さい!)
噂に違わず、凝縮された詩的な優れた傑作だったと思われました。
この映画『ルックバック』は、小学生の時から絵が上手くさらにストーリー構成が面白い主人公・藤野(声:河合優実さん)と、藤野よりもさらに絵が図抜けて上手くしかしストーリー構成は背景のみで淡々としているひきこもりだった京本(声:吉田美月喜さん)との、小学生の学級新聞の互いの4コマ漫画で出会った2人の物語だったと思われます。
その凝縮された詩的なストーリーは表現されている美しいアニメーションも含めて、私のような者が言語化するよりも映画館で体感して欲しいいとは思われています。
映画の最後の4コマ漫画への解釈については、
・さかのぼった並行世界があるならば、次こそは藤野が京本を助けるのだという決意
・ただ並行世界とは言え、殺人犯は襲って来たり、そこまで現実は変わらない
・京本が部屋から出て来て京本と出会ったからこそ藤野が漫画家として今存在している
・藤野は京本の才能を足場にして自身の作品を形成していた
・しかし京本も藤野の作品に救われていた
・最後の4コマ漫画は、京本もついに藤野との関係によってストーリー構成がしっかりした4コマ漫画を描いたことを表現していた
・藤野がなぜ漫画を描き続けたのか、それは初めは京本の画力に追いつくため、京本が部屋から出てからは最初の読者である京本の笑顔をみる為だった
・最期の4コマ漫画の、京本を助けた藤野の背中に刺さったつるはしは、そんな京本との喜びと傷を象徴し、その(想像の?)京本の4コマ漫画を仕事場に貼って、藤野が背中の喜びと傷を今後は忘れることなく前を向くラストに
と何重にも重ねられた表現になっていたと私には思われました。
この作品は1時間に満たない作品で、その点で凝縮さにおいて他の映画よりも有利さはあったと思われこの点数になりました。
しかしながら、その中では最高点に到達する、詩的で凝縮された美しくも苦みある普遍性ある作品になっていると、個人的にも僭越ながら思われました。
何故、没頭するのか?
何故、没頭するのかに明瞭な答えを与えてくれた本作。観に行った後、何かを頑張りたくなる勇気を与えてくれる作品であった。 没頭を通じて心の深い部分で通じ合う。生きる意味ですらある幸福を見事に表現していた。 また、時間の経過とそれに付随した心情変化を四季の移り変わりや空の色、鳥の群れなど様々な情景で表現する豊かさに圧倒。 一つ注目をつけるなら、葬式後?主人公が京本の部屋前で「京本、死んだの私のせいだ」と言うが、主人公や性格的にこのようなわかりやすく感情を言葉にするだろうか。その部分だけわかりやすさを先行させた気がして醒めた。 5.0 人生観を変えられる名作、宝物のような映画 4.5 何十回と見返したい傑作、何年経っても思い出せるほどの感銘を受けた映画 4.0 複数回見返したい秀作、自信を持ってお勧めできる映画 3.5 見返すほどではないがとても面白い良作、観る価値がある映画 3.0 所々ツッコミどころはあるが面白い佳作、観ても時間の無駄にはならない映画 2.5 全体として面白くはないが最後まで観れる凡作、暇であれば観る価値のある映画 2.0 頑張ってなんとか最後まで観れる駄作、観ても時間の無駄となる映画 1.5 寝てしまうほどつまらない愚作、作り手を軽蔑する映画 1.0 論外、話すに値しない映画
素直に見て良かったと思える作品
原作未読
ネットの評価が高く、気になって見てみました
最初は60分って短いのでは?と思っていましたが、
終わってみたら、それは何よりも充実していて……
最後は藤野が、また絵を書いて前進して幕引きなのですが
物語としてはあり得ないと分かっていても
あの藤野に手を引かれて笑っている京本を思い出すと
どうしても、また二人で漫画を描いて欲しいなぁ……
何日も経った後でも未だそう思ってしまうぐらいに充実した60分でした
漫画ひとつにしても役割がある
オールマイティーに作画できる人もいれば、役割分担してひとつの作品を作り上げる人もいる。
小学校の学級新聞でそんな点について誰も教えられないですよね。
漫画を描く人の喜びと苦悩がビシビシ伝わってきました。小さい頃に初めて見たジ〇リ作品のような懐かしさを作画に感じました。なんというキラキラな青春なのか。「見て良かった」という感想が多いのに納得。
一律料金が微妙な点だけです。もっと宣伝して広めて欲しいです。
ツルハシを持った人のセリフ、あれはどうやったらあんな演技ができるんでしょう。方言もそうですが、登場人物全員のセリフの言い方にもこだわりを感じました。
衝撃だった。2人の出会い方と、美大を目指したい気持ち。出会ったから...
衝撃だった。2人の出会い方と、美大を目指したい気持ち。出会ったからこそ描けた人生と出会わず助けれた人生。 四コマ漫画を書いていた時【あ、この子には勝てないな】と思った心情が表されてる主人公 うん。面白かったと感じる映画だった
才能を見抜いたのもすごい事
原作未読です
気になっていたので視聴。
時間が短いのはある意味拘束時間も短いのでトイレ行きたい問題とか考えると安心して視聴できて個人的には悪くないと思います。まあ、没入しすぎて買ったドリンク全然飲みきれませんでしたが…( ˊᵕˋ ;)
また特別料金に気圧されつつ…水曜のサービス料金や会員ポイントの無料視聴は使えなさそうでした。
京本さんの写実的な絵の4コマと藤野先生のギャグ漫画となら、小学生には後者の方が需要はありそうな気はしたのですが…絵の上手さにだけ注目されてしまったのは、ちょっと天狗になってた藤野先生に対する当てつけだったのでしょうか。
小学生から絵を描く事に心配されdisられるのも肝が冷えました。周りが陽キャばかりだとそんな感じなのかな、と思うと同時に京本さんが引きこもりになった理由がこの環境なら当然の流れだったのかもと思えます…
仲良くなった2人が順風満帆なまま終わるわけないよなと思っていたら1番最悪なパターンで展開されたのは辛かったです
京アニの事件を思い出させられるような痛ましさと、犯人とまるで会話が噛み合わないまま命を害される恐怖…
そのtake2?の展開が救いでありつつも、現実は甘くないままエンディングへ…
短編として良い作品だと思いました。スタッフロールが黒1色じゃないのもありがたい。
諸々の心情やシチュエーションにあまりピンと来ない人には評価は低めかも知れませんが、観やすい長さでまとまっているので良いと思います。
前評判で泣く人が多く騒がしいと聞きましたが、自分の回では特にそういう事はありませんでした。自分も普通に泣きはしましたが…
あと、藤野先生のペンネームのキョウは京本さんの京から来ているといいななどと思いつつ…
1700円の価値はある
大きな誇張はなく、漫画に色と動きがついた作品。
特に音楽が素敵です。そして声がとても合っており、2人の空気感や会話に終始にやけてしまう。
最後は人とゆうのは本当にあっけない終わりなんだと感じたのと、アニメ、漫画だからこそ世界線を変えて回収できる思いがあるのだと思いました。
本当に素敵な作品で2回観に行きました。あっとゆうまの1時間です。是非映画館で。
原作の空気感が損なわれず、 素晴らしかった、息吹が吹き込まれていた...
原作の空気感が損なわれず、 素晴らしかった、息吹が吹き込まれていた。 嬉しいのと悔しさと手のひら返した自分とそれがどうでも良くなるくらいの自信と伸びた道。 自分でもからくり人形みたいになってるのはわかってるんだけど体が浮いたみたいに軽い。 決してあるあるではないこの経験の心の臓を握られマッサージされてしまった。(泣いた) 毎度いい映画を観ると余韻と寄り道がセットだけれど、俺は何なんだ何をしているんだという卑下ももれなくプレゼントで付いてくる。 そうかこれが向上心か。
原作越え
前半のシークエンス、 主人公が思わず走り出す、 まず、そこで涙がこぼれました。 原作はもちろん漫画としてガッツリ伝わりましたが その場面のアニメーション表現に身震いしました。 凄い、すごい映画、
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