ルックバックのレビュー・感想・評価
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二人の少女の出会いと別れ
初見
漫画好きの友達につれられて鑑賞。
序盤めっちゃいい。ライバル心に絵の練習して参考書とスケッチブックが積み重なっていくところ。胸が熱くなった。
後半に関しても、藤野が京本に書いた四コマに合わせて話を展開していたところがすごく良かった。刺さった。
都会に行くときの電車のシーン、手を離さないシーン、良すぎる。
だけど“藤野歩”と呼ぶ人が誰もいなかったのは気になった。
オリジナルが“藤野”しか名前が無いからなんだろうけど。
でもやるんだよ
原作を
マジでブッ飛ばされた
ものを作ること。
原作未読ながら僅か1時間の物語に圧倒された
今更視聴しましたが、とにかく圧巻だった。泣けるとか興奮とかそういう感じではないんですが、とんでもなく引き込まれてしまいました。
事前情報一切なく観にきて楽しめるか不安だったんですがすぐにその不安は杞憂に終わりました。序盤の藤野の漫画が動いてるシーン。ここでこの作品が只者ではないことを理解しました。漫画的な表現の色を残したまま動かすのって中々難しいと思うんですが、この作品は見事にそれを完璧と言っていいほどのクオリティでやっています。
高まった期待を確信へと変えてくれたのは藤野と京本の4コマが並んだところです。友達がいて学校にも行きながら漫画を描いてる藤野は人間を動かすこと、つまり漫画を描くのが上手いのに対して京本は人間との関わりを避けてきた、つまり群像劇などを描く能力は全然ない代わりに一枚絵を描く能力は飛び抜けてるんですよね。
このように本作では登場人物の能力や言動にとんでもなく説得力があるんですよね。だからどんどん引き込まれていくんです。
藤野が京本の家で何気なく書いた漫画が終盤になって絡んできたのも驚きでした。その辺りは多少超展開な流れだったもののここまで徹底的に現実的な展開だったことも相まってそれすら物語のアクセントとしていい味出してました。超展開も直接的なハッピーエンドに繋がるわけではなく藤野が前を向くきっかけくらいで収まってそうなのも素晴らしい。
理解できてないとこもあるかもしれませんがそれでも最高すぎました。
影響し合う人生
「なぜ描くの?」
良作
漫画読んだことがありますが、なんとなくしか覚えていない状態で行きました。
普通に面白いです。ストーリーはもちろん。手書きのアニメーションと主人公のキャラがいいですね。
ただ短いのとレイト時間で行ったのに割引がなかったので、少し損した気分です。
面白かったので良かったですがこれで面白くなかったら・・・。
元が短編なんで仕方ないですがね。
原作の影響でしょうが、心象映像なんかも工夫していると思います。まあ引き延ばされている感がないかと言えば・・・。何かエピソード足したり、話を補完するようなものがあるとより良かったかも。これは難しいでしょうけども。
あと映画の話ではないですが、個人的には原作者の藤本タツキさん素晴らしいと思いますが、やはり短編的な作品が合いますね。キャッチ―なアイディアマンな気がします。ただ長編はやや苦手そう? 漫画も期待しています。
想像を超えました
刺さりすぎて辛い気持ちに。
原作未読で、世間の反響と予告と知人の『観に行ってよかった!』という感想で観に行くことを決めた。てっきり素敵な気分になる話かと思った。
絵が身近な職種なので感情移入し過ぎたのか、しんどい。
しかしこれほど映画に感情移入したのは初めての体験で、良い経験になった。
途中、別の世界線の話からハッピーエンドになるかと思って、そうなったらそうなったで意味わからないけど希望を持っちゃった。
自分より上手い人をみてがむしゃらに頑張れる人が成功するんだなと思って、それもしんどかった。
しんどさが刺さる美しい映画。
演出、映像の質もとても高く感じた。
上映時間自体は短い、けどカロリーが高い
しばらく映画館から足が遠のいてましたが
これは見なきゃと思い
実に5ヶ月ぶり? に行って来ました
上映作品の入れ替わりが激しく
1ヶ月もすると見られなくなってしまう事も多い中
「ルックバック」はまだまだ盛況
上映回数もコンスタントにあって
人気なのが伺えます
で、実際見てどうだったか
原作見てたので、序盤から涙が止まらず
ハンカチ1枚しか持って来なかったことを後悔しました
目まぐるしく生き生きと動く様子に
純粋で真っ直ぐな情熱と衝動
2人のかけがえのない青春の日々が感じ取れます
そしてラストに向けての展開
起こったことは悲劇だとしても
そこは不必要に長く見せず
エンドロールまで一気に駆け抜けていく
声優を務めた2人も良かった
河合優実さん、器用だなぁ……
あれぞまさしく「ザ・しょーがくせー」これぞまさしく「ザ・マンガ」!
そうそう、ああいうノリだよ、小学生は!田舎?の小学生の深層心理をうまく掴んでて、それが結果的に平成昭和の子ども感覚にも通じてるから共感する大人はいるかも。
正直ショッキングな展開ではあるけれど、そういう事実との向き合い方というかストーリーの持って行き方とかよかった。
さらに、描きたいことだけ描いて、パッと終わる。余計な尺は稼がない。イージャン!
ええ、ささりましたとも。BGMもいいよ。尖ってないけど尖った作品だった。
今年1番、かも?!
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