ルックバックのレビュー・感想・評価
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優れた凝縮された詩的な傑作でした‥気になっている方は是非
(完全ネタバレですので必ず鑑賞後にお読み下さい!)
噂に違わず、凝縮された詩的な優れた傑作だったと思われました。
この映画『ルックバック』は、小学生の時から絵が上手くさらにストーリー構成が面白い主人公・藤野(声:河合優実さん)と、藤野よりもさらに絵が図抜けて上手くしかしストーリー構成は背景のみで淡々としているひきこもりだった京本(声:吉田美月喜さん)との、小学生の学級新聞の互いの4コマ漫画で出会った2人の物語だったと思われます。
その凝縮された詩的なストーリーは表現されている美しいアニメーションも含めて、私のような者が言語化するよりも映画館で体感して欲しいいとは思われています。
映画の最後の4コマ漫画への解釈については、
・さかのぼった並行世界があるならば、次こそは藤野が京本を助けるのだという決意
・ただ並行世界とは言え、殺人犯は襲って来たり、そこまで現実は変わらない
・京本が部屋から出て来て京本と出会ったからこそ藤野が漫画家として今存在している
・藤野は京本の才能を足場にして自身の作品を形成していた
・しかし京本も藤野の作品に救われていた
・最後の4コマ漫画は、京本もついに藤野との関係によってストーリー構成がしっかりした4コマ漫画を描いたことを表現していた
・藤野がなぜ漫画を描き続けたのか、それは初めは京本の画力に追いつくため、京本が部屋から出てからは最初の読者である京本の笑顔をみる為だった
・最期の4コマ漫画の、京本を助けた藤野の背中に刺さったつるはしは、そんな京本との喜びと傷を象徴し、その(想像の?)京本の4コマ漫画を仕事場に貼って、藤野が背中の喜びと傷を今後は忘れることなく前を向くラストに
と何重にも重ねられた表現になっていたと私には思われました。
この作品は1時間に満たない作品で、その点で凝縮さにおいて他の映画よりも有利さはあったと思われこの点数になりました。
しかしながら、その中では最高点に到達する、詩的で凝縮された美しくも苦みある普遍性ある作品になっていると、個人的にも僭越ながら思われました。
何故、没頭するのか?
何故、没頭するのかに明瞭な答えを与えてくれた本作。観に行った後、何かを頑張りたくなる勇気を与えてくれる作品であった。
没頭を通じて心の深い部分で通じ合う。生きる意味ですらある幸福を見事に表現していた。
また、時間の経過とそれに付随した心情変化を四季の移り変わりや空の色、鳥の群れなど様々な情景で表現する豊かさに圧倒。
一つ注目をつけるなら、葬式後?主人公が京本の部屋前で「京本、死んだの私のせいだ」と言うが、主人公や性格的にこのようなわかりやすく感情を言葉にするだろうか。その部分だけわかりやすさを先行させた気がして醒めた。
5.0 人生観を変えられる名作、宝物のような映画
4.5 何十回と見返したい傑作、何年経っても思い出せるほどの感銘を受けた映画
4.0 複数回見返したい秀作、自信を持ってお勧めできる映画
3.5 見返すほどではないがとても面白い良作、観る価値がある映画
3.0 所々ツッコミどころはあるが面白い佳作、観ても時間の無駄にはならない映画
2.5 全体として面白くはないが最後まで観れる凡作、暇であれば観る価値のある映画
2.0 頑張ってなんとか最後まで観れる駄作、観ても時間の無駄となる映画
1.5 寝てしまうほどつまらない愚作、作り手を軽蔑する映画
1.0 論外、話すに値しない映画
素直に見て良かったと思える作品
原作未読
ネットの評価が高く、気になって見てみました
最初は60分って短いのでは?と思っていましたが、
終わってみたら、それは何よりも充実していて……
最後は藤野が、また絵を書いて前進して幕引きなのですが
物語としてはあり得ないと分かっていても
あの藤野に手を引かれて笑っている京本を思い出すと
どうしても、また二人で漫画を描いて欲しいなぁ……
何日も経った後でも未だそう思ってしまうぐらいに充実した60分でした
漫画ひとつにしても役割がある
オールマイティーに作画できる人もいれば、役割分担してひとつの作品を作り上げる人もいる。
小学校の学級新聞でそんな点について誰も教えられないですよね。
漫画を描く人の喜びと苦悩がビシビシ伝わってきました。小さい頃に初めて見たジ〇リ作品のような懐かしさを作画に感じました。なんというキラキラな青春なのか。「見て良かった」という感想が多いのに納得。
一律料金が微妙な点だけです。もっと宣伝して広めて欲しいです。
ツルハシを持った人のセリフ、あれはどうやったらあんな演技ができるんでしょう。方言もそうですが、登場人物全員のセリフの言い方にもこだわりを感じました。
衝撃だった。2人の出会い方と、美大を目指したい気持ち。出会ったから...
衝撃だった。2人の出会い方と、美大を目指したい気持ち。出会ったからこそ描けた人生と出会わず助けれた人生。
四コマ漫画を書いていた時【あ、この子には勝てないな】と思った心情が表されてる主人公
うん。面白かったと感じる映画だった
才能を見抜いたのもすごい事
原作未読です
気になっていたので視聴。
時間が短いのはある意味拘束時間も短いのでトイレ行きたい問題とか考えると安心して視聴できて個人的には悪くないと思います。まあ、没入しすぎて買ったドリンク全然飲みきれませんでしたが…( ˊᵕˋ ;)
また特別料金に気圧されつつ…水曜のサービス料金や会員ポイントの無料視聴は使えなさそうでした。
京本さんの写実的な絵の4コマと藤野先生のギャグ漫画となら、小学生には後者の方が需要はありそうな気はしたのですが…絵の上手さにだけ注目されてしまったのは、ちょっと天狗になってた藤野先生に対する当てつけだったのでしょうか。
小学生から絵を描く事に心配されdisられるのも肝が冷えました。周りが陽キャばかりだとそんな感じなのかな、と思うと同時に京本さんが引きこもりになった理由がこの環境なら当然の流れだったのかもと思えます…
仲良くなった2人が順風満帆なまま終わるわけないよなと思っていたら1番最悪なパターンで展開されたのは辛かったです
京アニの事件を思い出させられるような痛ましさと、犯人とまるで会話が噛み合わないまま命を害される恐怖…
そのtake2?の展開が救いでありつつも、現実は甘くないままエンディングへ…
短編として良い作品だと思いました。スタッフロールが黒1色じゃないのもありがたい。
諸々の心情やシチュエーションにあまりピンと来ない人には評価は低めかも知れませんが、観やすい長さでまとまっているので良いと思います。
前評判で泣く人が多く騒がしいと聞きましたが、自分の回では特にそういう事はありませんでした。自分も普通に泣きはしましたが…
あと、藤野先生のペンネームのキョウは京本さんの京から来ているといいななどと思いつつ…
1700円の価値はある
大きな誇張はなく、漫画に色と動きがついた作品。
特に音楽が素敵です。そして声がとても合っており、2人の空気感や会話に終始にやけてしまう。
最後は人とゆうのは本当にあっけない終わりなんだと感じたのと、アニメ、漫画だからこそ世界線を変えて回収できる思いがあるのだと思いました。
本当に素敵な作品で2回観に行きました。あっとゆうまの1時間です。是非映画館で。
原作の空気感が損なわれず、 素晴らしかった、息吹が吹き込まれていた...
原作の空気感が損なわれず、
素晴らしかった、息吹が吹き込まれていた。
嬉しいのと悔しさと手のひら返した自分とそれがどうでも良くなるくらいの自信と伸びた道。
自分でもからくり人形みたいになってるのはわかってるんだけど体が浮いたみたいに軽い。
決してあるあるではないこの経験の心の臓を握られマッサージされてしまった。(泣いた)
毎度いい映画を観ると余韻と寄り道がセットだけれど、俺は何なんだ何をしているんだという卑下ももれなくプレゼントで付いてくる。
そうかこれが向上心か。
熱心なファンが人を動かす
あらすじを知らずに観ました。
ライバルと思い込んでた同級生の京本ちゃんが、まさかの自分のファン。やがてその京本ちゃんと漫画を作って、トントン拍子に上手くいく。
ここまでは、上手くいきすぎだなーって思いつつも、良かったねという気持ちも強まり、感情移入してました。
まさか京本ちゃんが死ぬとは思ってませんでした。しかもかなり残酷な方法で…。藤野ちゃんはどうやって立ち直るんだろうかと思ってたら、昔の思い出の四コマを読んで、また歩みを進めた。
ストーリー自体は割と王道ですが、ルックバックというタイトルの伏線回収が丁寧でした。
創作者応援映画と聞いてましたが、あまりそういう印象は抱きませんでした。創作とは何たるかではなく、二人の友情が話のメインだと思います。
何かを頑張る時、たった一人でも尊敬して応援してくれる人がいるって凄いことですよね。でも藤野ちゃんは美大に行きたいって言った京本ちゃんを素直に応援できなかった。そういう後悔や、楽しかった思い出や、今まで言えなかった事とかが、漫画を描き続ける推進力になったんじゃないかと解釈しました。
面白いが、、、評価されすぎな気も…
1時間の映画で、そもそもが原作を読んでいて、藤本タツキ先生のことが好きなファンが見に来る印象です。だからこそ評価が高すぎる気も…
内容は凄く良かったです。特に表情の機微や動きが細かく表現されていて漫画以上にキャラクターの感情が伝わりやすく感情移入しやすいです。
ただ短い!58分は映画として短い!!!おー感動してきたなと思ったらいつの間にか終わってる
年ワースト暫定。その理由。
非支持。
凡庸、想定内、ご都合主義。
劇伴の大音量で泣かそうとする回数多過ぎ。
結果、登場人物が物語を進める為の装置の域を出ない。
画が綺麗ゆえ、ぽい、けども。
これは駄目だ。要はツマラン。
2度目の鑑賞
58分という時間なのに、とてつもなく凝縮された想いと濃密な時間✨
長く感じて飽きたとかではなくてストーリーが濃密!それなのに、あっという間💦なんとも不思議な作品🤔
誰しも経験した事あるような思春期の思い出をとても共感性のあるストーリーで綴りつつも、ある展開からびっくりしたが、その着地も見事。とんでもない事を描いて、ともすれば批判されかねない内容をちゃんと誠実に描いた。大好きな作品です( *˙-˙* )
美大に行ってたからか
小学生が描くマンガって、なんであんなに目がデカいのか…!幼い頃の自分と藤野が重なるし、自信満々だったところも重なって、山形の狭いコミュニティで親友を見つけられた幸運からの若いが故のお互いの人生の岐路の枝分かれ、不運な事件による藤野の後悔。
卒業式に藤野が京本を部屋から出しても出さなくても、2人は巡りあって、一緒に漫画を描いたんだろうね。
美術科の高校、美大受験の画塾の先生、ぜーーーーいんから「とにかく描け!!」って言われてたのでド頭でギュッと学生時代に連れ戻された。
周りは泣いたって言う人多かったけど、全然泣くタイミングない。美大生でクリエイターにならなかった人間はみんなギュッとなってしまうと思う。
この気持ちは、ハヤカワ五味さんがXで言語化してくれてた。
原作不読で、原作者藤本タツキや「チェンソーマン」さえ知らないのに・・・
映画を選ぶ基準に口コミの評価っていうのはけっこう参考にする。予告編などで面白そうだなって思っても、よほどの事がない限り、評価が3.5くらいだと、観に行く気持ちが失せるし、逆に評価が4.0を超えていると、行くつもりがなかったのに、行かなくちゃと思ったりする・・・そう、私は極めてミーハーなのである。
で、本作だが、どこのサイトでもすこぶる評価が高い。うちの子ども3人も観に行っていて、口を揃えて、「良かった」と言っていた。普段、シルバー割の1300円で観ている私には、58分の上映で一律1700円という価格は少々高い気はしたが・・。
でもまあ、みなが勧めるし、原作不読で原作者藤本タツキさんのベストセラー作品「チェンソーマン」さえ知らないのに、思い切って観てきた。私の評価は、★4.3っていうほどではないにしろ、やはり京アニへの鎮魂を含めて、ドキっとさせられたり、京本との思わぬ死別には涙も出た。絵も革新的で、★3.9をあげてもよいと思う。入場者特典のオマケの原作本もお得でした。
号泣したってレビューもたくさんあり、もっと泣くかなと思ったわりには、それほどは泣けなかった。それって、もしかすると私が老けたせいで、青春映画のみずみずしさに反応しなくなったからなのかなと思ったりもしている・・・(笑)。
やっぱ天才!
感想を述べるのが無粋に感じる。
ほんとに素晴らしい映画でした!
商売的でなく
感動を押し付けられることなく、
ただ真っ白になって味わえる素晴らしい映画でした。
1時間足らず??
一瞬のようで、何日間か経っているようで、
時間の感覚が吹き飛びました。
まったく幼稚じゃない、大人向け
評判いいので観てみたけど、観て納得!
そりゃあ評判いいハズだわ!
僕みたいにアニメは…って方にも、ぜひ観て頂きたい。
まったく幼稚じゃない、むしろ大人向け。
例の事件を連想させる事も出てきます。
作画が美しくて素晴らしかったです。
ドルビーじゃなかったけど音楽がスゴく迫力ありました。
この美しさを大画面で、この迫力を音響の良い環境で、ぜひ映画館で。
ネタバレに触れないよう、何も調べずに観て下さい。
面白かったのに、コンパクトな上映時間58分が長く感じて(なぜ?)物足りなさは感じなかったです。
良かった♪
最低もう1回は観たい♪
原作も読んでみたい♪
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